まことの人々 の商品レビュー
著者は大森兄弟とのことでなんと兄弟での共著との事。本業なのか興味がわくところ。どうやって食うつなぐのだろう? 内容は犯罪がおこらないサスペンスとでもいうのだろうか。彼女が演劇部に所属していてエドモンド軍曹役を『まことの人々』というタイトルの劇で演ずる。彼女がエドモンド軍曹に見えて...
著者は大森兄弟とのことでなんと兄弟での共著との事。本業なのか興味がわくところ。どうやって食うつなぐのだろう? 内容は犯罪がおこらないサスペンスとでもいうのだろうか。彼女が演劇部に所属していてエドモンド軍曹役を『まことの人々』というタイトルの劇で演ずる。彼女がエドモンド軍曹に見えて来るなか、彼女の周りの人たちが変になってきているように感じ始める。その後の展開が面白いとは思えず、作者の意図が組む事が正直できなかった。次作に期待と行ったところか。帯みて買うとはずれはありますね。
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兄弟で、原稿を100枚ずつ書き足しながら、交換していくのだそう。 不穏さと不安がどんどん積もっていって、どうなっちゃうんだ⁉ というクライマックスに持っていくのが上手い。結局、どうとはならないんだけど。
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変な話ーと思いながら読み終わった 知能がたりないからか 何が言いたいのかわかりませんでした でもなんか気になったので もう1冊くらい読んでみようかな 星はギリギリ3つ いや2つでもいいかも・・・
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僕の彼女は女子大の演劇サークルで、エドモン軍曹という悪役を演じることになっていた。 近所の赤いスポーツカーに乗っていて パン屋のグリムの店長は、偶然、雰囲気がエドモン軍曹にそっくりだった。 醜悪で、自己中心的、肥満で不潔、生まれつき人間のくず。 これ以上ないくらいの悪役を演じることになった彼女の 奇怪な行動に翻弄され困惑する僕。 結局なに? 老婆から買ったマカロニを茹でてスポーツカーのフロントガラスに貼りつけたり グリムのところで買ったフランスパンをワイパーに刺したりは面白いね。 悪役がいてこその英雄で 英雄が成り立つのは悪役がいてこそなわけで。。。 無事に演劇は終了したね)^o^(
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大森兄弟さん、以前新聞かなにかで兄弟で執筆をされているとゆーのを 読んだことがあった。 結構おもしろかった。 表紙のファンタジックな感じは、作内で彼女が演じる劇の作品世界。 そこにでてくるエドモン軍曹ってゆーなんだかとってもイヤーな奴と なんとなくそいつに似ている雰囲気のパン屋の店長。 なにか不穏な空気をどんどん増していく彼女の様子に これはどこに着地するんだろうか、とずっと思って読んだ。 クライマックスはやはり舞台の本番なのだろう。 結局は彼女の演技力がすごすぎってこと? ちょっと不気味なほど。でも終わってみると案外さらりとしてて、 グリムさんも意外といい人っぽい感じに落ち着いてて、 あれ?あのバイトに対するちょーイヤな感じはなんだったの、ぐらいな。 まあ、あれですかね。 つまるところ、実生活のなんだか消化しきれないもののストレスと、 演じることに対する執着と、いろんなもんが彼女のなかで ぐっちゃぐっちゃになってた、とゆーとこでしょうか。 読後感、最悪な作品にしようと思えばできたのかもしれないけど、 そこまでどろどろにしてくれなくてよかったです。 でもなんだろ、なんか登場人物がみんな中途半端に変な感じかな。 デルくん、いてもいなくてもいい感じですが、 いてくれてよかったと思う。
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この小説は面白い!! 著者は兄弟で小説を書いていて、一昨年下期の芥川賞候補にも選ばれていた人達です。(別作品で) 内容は大学生カップルの彼女の方が、劇団のサークルでエドモン軍曹を演じる事になり、彼女や僕(彼氏)の生活がどんどんとエドモン軍曹に侵されていくというお話です。突拍子もない話だけど、読んでいるとズルズルと自分もエドモン軍曹に染まっていきそうになる(笑) ちなみにエドモン軍曹はゴミの様に最低な軍人です!(文中より)
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どことなく不穏で不可解で非現実的な物語が日常的なタッチで綴られる。 クライマックスの演劇のシーンではいったいそこで何が行われるのか手に汗握って読み進めることに。 前作はイマイチと感じたのだが、この兄弟、タダ者じゃないな。 個人的にはかなり面白かった。
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トヨザキ社長がほめてたので読んでみた。なるほどなるほど、「ぬるい正義感や善意を垂れ流す”まっとうな”自分が大好きな人に、無理矢理にでも読ませたい」という気持ちがよくわかった。 近頃の、わかりやすさやおさまりの良さを求める空気は、もう暴力的なほどに思える。多くの人に了解されやすい...
トヨザキ社長がほめてたので読んでみた。なるほどなるほど、「ぬるい正義感や善意を垂れ流す”まっとうな”自分が大好きな人に、無理矢理にでも読ませたい」という気持ちがよくわかった。 近頃の、わかりやすさやおさまりの良さを求める空気は、もう暴力的なほどに思える。多くの人に了解されやすい定型にすべてを流し込んでいくのが当たり前になっている。人を「キャラ」としてとらえるのなんかが典型的だ。物語としての定型や、架空の「キャラクター」はもちろん必要なものだ。すべてのことが脈絡もなく目の前に放り出されていたらとても生きていけない。現実を了解可能な形に咀嚼するのに「おきまりの形」は欠かせない。そうではあるけれど、世の中の空気はあまりにも気持ち悪い。違和感をもたらすものは許されない感じが漂う。 この小説では、主人公の感じる違和感が終始不穏な不協和音を奏でている。そうだ、そんなに簡単に人のことってわからないものだよなあ、実はこうでした、ってケリがついたりせずに物事が続いていくこともままあるものだし。読み終わってそんなことを感じた。 ただ正直に言うと、豊崎さんの評抜きだったら「ヘンな話」という感想しかもてなかったかもしれない。よくわからないけど。
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彼女が役の人物にのめり込み、そんな彼女を心配したり嫉妬したり。友達“デル”他の登場人物も個性的で良かった。
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普通の女子大生が劇の役柄にのめり込むうちにだんだんと奇妙な行動をとるようになって…彼女のことを「普通」とは言っているものの家庭環境が多少複雑であったり普通であるハズの主人公の行動(バイト先での鉄板をこする動きや人との交わり方)も奇妙で、幽霊が見える友人やマカロニの首飾りの老婆など...
普通の女子大生が劇の役柄にのめり込むうちにだんだんと奇妙な行動をとるようになって…彼女のことを「普通」とは言っているものの家庭環境が多少複雑であったり普通であるハズの主人公の行動(バイト先での鉄板をこする動きや人との交わり方)も奇妙で、幽霊が見える友人やマカロニの首飾りの老婆などどこか普通ではない人たちの物語。静かな不気味さが後をひく。芝居が終わった後も実はエドモン軍曹がいる気がしてならない。
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