パラダイス・クローズド THANATOS の商品レビュー
汀(みぎわ)こるものさん著『パラダイス・クローズド』の概要と感想になります。THANATOS(タナトス)シリーズ1作目にしてメフィスト賞受賞作。 概要です。 双子の高校生美少年、美樹と真樹は死神と名探偵。異様な二人と共に孤島へ同行する高槻刑事。孤島に降り立った死神と名探偵、警察...
汀(みぎわ)こるものさん著『パラダイス・クローズド』の概要と感想になります。THANATOS(タナトス)シリーズ1作目にしてメフィスト賞受賞作。 概要です。 双子の高校生美少年、美樹と真樹は死神と名探偵。異様な二人と共に孤島へ同行する高槻刑事。孤島に降り立った死神と名探偵、警察と愉快なミステリ作家たちという顔触れなら、密室殺人事件は起こり得るものだろう。 感想です。 賛否は分かれるかもしれない作風ですが、個性的な双子の美少年は青崎有吾さんの裏染天馬に匹敵するほどのヲタクですね。ただ知識のひけらかしが多すぎて、密室殺人事件のトリック解明の場面が頭に入ってこない始末。何を読んでいるのか分からなくなってくる序盤と終盤でしたが、シリーズ作とあらば続編をいつか手に取るかもです♪
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一卵性双生児の美樹と真樹。個人的にこんな賢い若者は大好きだ。でも、難しい。セリフが全部、論文かと思うくらい。それでも、又この双子に会いたくて次のシリーズも読んでみたい。
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文章が軽くてサクサク読めるのに反して、内容はがっつり本格派ミステリ、という印象。 設定なのか、それとも軽さゆえなのか、どことなく今まで読んできたミステリーとは雰囲気がだいぶ違ってびっくりしたけれど、新鮮で面白かった。 魚とかあんまり詳しくないんですけど読んでて興味出てきますね。 この双子すごく気になります。 二人にしかわからない領域があるんですかね?これからの話で明かされていくのかと思うと楽しみです。 それにしても美樹の覚醒モードは本当に怖かった。
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THANATOSシリーズ1作目。第37回メフィスト賞受賞作。 個人的印象は、さすがメフィスト賞、という感じ。 海洋生物への愛に溢れている、溢れ過ぎている。 本格ミステリーのようで、アンチミステリーのような。 人によって合う、合わないがはっきり別れそう。
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最初はやたらめったら出てくる蘊蓄が鼻につき、キャラを立たせる為に、度を越えて人命を軽んじるような言動を双子に放たせているように思えて、不快に感じたりもしたのだけれど、最後まで読み終えて、(ミステリを、というよりかは、双子に何があったのか、というミーハーな?好奇心から)続きも読んで...
最初はやたらめったら出てくる蘊蓄が鼻につき、キャラを立たせる為に、度を越えて人命を軽んじるような言動を双子に放たせているように思えて、不快に感じたりもしたのだけれど、最後まで読み終えて、(ミステリを、というよりかは、双子に何があったのか、というミーハーな?好奇心から)続きも読んでみたいという気持ちが湧いてきたのでした。
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『ヴァン・ダインの二十則』や『ノックスの十戒』など、ミステリーのあらゆる『決まり事』をぶち壊した推理部分は驚愕ものでしたが、根本的に本格ミステリーをおちょくっている感じで癪に障りました。 また、密室や双子トリックはアンフェア気味。魚や自然に関する蘊蓄は本筋にはあまり関係がなく、苦...
『ヴァン・ダインの二十則』や『ノックスの十戒』など、ミステリーのあらゆる『決まり事』をぶち壊した推理部分は驚愕ものでしたが、根本的に本格ミステリーをおちょくっている感じで癪に障りました。 また、密室や双子トリックはアンフェア気味。魚や自然に関する蘊蓄は本筋にはあまり関係がなく、苦読する値打ちがありませんでした。 何だか著者が楽しんで書いたという感じのイタイ作品でした。
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メフィスト賞受賞作だそうだ。 当時の書評で「本格ミステリーを真っ向からぶっつぶすミステリー」みたいな評価をされたそうだが(文面のとおりではない)そんな感じ。 本編と関係ないうんちく(まったく関係なくはないけど)部分が長い小説が苦手な人はあんまり好きではないんではないかな~と感じる...
メフィスト賞受賞作だそうだ。 当時の書評で「本格ミステリーを真っ向からぶっつぶすミステリー」みたいな評価をされたそうだが(文面のとおりではない)そんな感じ。 本編と関係ないうんちく(まったく関係なくはないけど)部分が長い小説が苦手な人はあんまり好きではないんではないかな~と感じる。
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メフィスト賞受賞作だそうだ。 当時の書評で「本格ミステリーを真っ向からぶっつぶすミステリー」みたいな評価をされたそうだが(文面のとおりではない)そんな感じ。 本編と関係ないうんちく(まったく関係なくはないけど)部分が長い小説が苦手な人はあんまり好きではないんではないかな〜と感じる...
メフィスト賞受賞作だそうだ。 当時の書評で「本格ミステリーを真っ向からぶっつぶすミステリー」みたいな評価をされたそうだが(文面のとおりではない)そんな感じ。 本編と関係ないうんちく(まったく関係なくはないけど)部分が長い小説が苦手な人はあんまり好きではないんではないかな〜と感じる。
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また騙された…いつも双子もの読んで騙されているのに… 密室トリックも生物云々も(私にとって)難しかったが全体としては面白かった。こるもの作品は初めて。 次も読もうか、検討中。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「完全犯罪研究部」を読んでからのこちら。 先に読んでいたらあっちにはまた違う楽しみ方があったのだろうと思わせる(十分面白かったけども) やっぱりいろいろぶっ飛んでるという印象ですが、やっぱり嫌いじゃない。 以前は、「登場人物に共感が持てないと面白くない」という考えがあったんですが、その概念は覆されました。面白いものは面白いんだなぁ。 双子のキャラも好きですが、高槻も極めちゃってる感じが好きです。シリーズ楽しみ。
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