愛と偽りの結婚式 の商品レビュー

シェリルホルト【著】,藤倉詩音【訳】

2011/02/21

『エロティックロマンスの女王』だし、あらすじから見て軽ーい内容と考えてたら、見事にうっちゃりをかけられました。
前作「愛とためらい…」でいやな女だったぺネロぺが、けなげで情熱的…ほろりと泣かされたりして読み応えがありました。
それに比べて父親と、特にヒーローのルーカスにはイライラです。
優柔不断で不器用、そこが魅力的？、私は尻を蹴飛ばしたくなりました。後半にぺネロぺに捨てられて苦しむ処は自業自得です。
まあ、最後はがんばったし、エロティック場面もいいし、侍女のコレットや子供たち、登場人物も個性的で作品は花丸です。
シェリル・ホルトの作品にはいつもいい意味で肩透かしですね。