まおゆう魔王勇者(2) の商品レビュー
人間界における経済戦と戦争の前半と、魔界で氏族同士の思惑が交差する忽鄰塔(クリルタイ)の会議戦の後半。登場人物の深掘りが進んで関係性も交差して面白さが加速する。三子弟の活躍も良い。特2巻後半から3巻にかけての魔族サイドの信頼が紡がれていく辺りは見所の一つ。
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第2巻は小麦を巡る話と、魔王軍の各種種族をまとめる話が中心。前者は経済の話を持ち込んでおり、後者はいわゆる会議ものであり、どちらもファンタジーではあまりない話なので面白いなぁ、と感じました。その要素が物語にきちんと合致しているのも良いです。 巻末の対談を読むと、この物語を作りに...
第2巻は小麦を巡る話と、魔王軍の各種種族をまとめる話が中心。前者は経済の話を持ち込んでおり、後者はいわゆる会議ものであり、どちらもファンタジーではあまりない話なので面白いなぁ、と感じました。その要素が物語にきちんと合致しているのも良いです。 巻末の対談を読むと、この物語を作りにあたって作者が考えている事が分かって興味深かったです。 続きも楽しみながら読み進めたいです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
前巻の最後で南部3か国は聖王国を中心とする中央諸国と袂を分かつことになり、更にはこの巻の序盤で宣戦布告される状況にまで発展します。 一方南部側は魔王不在の状況でこれに対処しなくてはならず、そこで冬越し村で魔王から教育を受けた子弟達が南部3か国で重要な役割を果たしていくのですが、彼らが魔王から教えられた知識だけでなく、それぞれ独自の上積みを重ねて成長していく所が立派でした。 勇者達サイドの方でもかつての勇者パーティーのメンバー、女魔法使いが登場して、その桁外れの魔法もさることながら、周りのペースを崩しまくる不思議ちゃんぶりで勇者達の中に入り込んできます。 そして今回最もストーリーで大きな役回りを果たしたと言えるのが青年商人で、先物取引システムなどを駆使しつつ小麦を買いあさって小麦の価格を操作し、国々の物流や、中央諸国による南部侵攻などに多大な影響を与えるというスケールの大きさを見せてくれます。
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魔王に想定外のピンチが‼? 台本形式のこの作品は話の進みが早く感じる。とても良いところで終わるなで次巻も期待!
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商人のしたたかさが光っていた気がする 師弟トリオもしっかり一人立ちしてるし 主人公たち以外がすごく活躍していて嬉しい
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前巻では、経済という武器を使い、魔王と勇者は南部諸王国を変えていこうと試みていました。 第二巻では、その活動はさらに広まり、青年商人の活躍もあり人間界全体を巻き込むほどの勢いです。 さらに、舞台は魔界へと広がり、魔族の八大氏族長を迎えての忽鄰塔(クリルタイ)へと展開します。 ...
前巻では、経済という武器を使い、魔王と勇者は南部諸王国を変えていこうと試みていました。 第二巻では、その活動はさらに広まり、青年商人の活躍もあり人間界全体を巻き込むほどの勢いです。 さらに、舞台は魔界へと広がり、魔族の八大氏族長を迎えての忽鄰塔(クリルタイ)へと展開します。 前巻にも増しての怒涛の展開に、目が離せません!
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いよいよ本格的に経済戦争の様相を呈してきたな~ しかし、やばい。 特に魔王が放置しちゃったアレの存在がやばい! あれは戦争を一変させる可能性を持っているけど、いったいどうなることやら… 今回も見事な引きを見せてくれました。 第3巻が楽しみです。
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1巻でまかれた種が着実に成長する2巻。 政治・経済・戦争とあらゆる情勢が複雑さを増すが登場人物の扱いがうまく、テンポがいいとは言えないが着実明快に物語が進行する。 鉄国少尉や従僕、辣腕会計といった相方ポジションの重要さが身にしみる作品。会話相手がいないからロビイストの影が薄いんや...
1巻でまかれた種が着実に成長する2巻。 政治・経済・戦争とあらゆる情勢が複雑さを増すが登場人物の扱いがうまく、テンポがいいとは言えないが着実明快に物語が進行する。 鉄国少尉や従僕、辣腕会計といった相方ポジションの重要さが身にしみる作品。会話相手がいないからロビイストの影が薄いんや。
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誤植、と言うほどでもないのだが・・・ 頁219下段一行目の 「ゲート後に開いた大穴」 の部分。 「ゲート後」→「ゲート跡」の方がしっくりくるのではー? 手元の本は6刷り。
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※このレビューにはネタバレを含みます
魔王,魔界の族長たちを緊急招集. モテモテ勇者に第三の女が. 青年商人の仕掛けるマネーゲーム. そして魔界の秘密が…. 面白かったよ. 経済関係の本って言ったほうがいい話だよね. 魔王とか勇者とか言ってるけど.
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