宇宙で暮らす! の商品レビュー
タイトル通り宇宙で生活するためのマニュアル。発行が2000年頃なので、記述内容がやや古く、取り上げた事例もスペースシャトル時代のものだ。とは言え、基本的な部分は今も変わっていないと思うので、一般読者の知識としては充分使えるものだと思う。宇宙の生活は過酷なもので、地上の生活とは比べ...
タイトル通り宇宙で生活するためのマニュアル。発行が2000年頃なので、記述内容がやや古く、取り上げた事例もスペースシャトル時代のものだ。とは言え、基本的な部分は今も変わっていないと思うので、一般読者の知識としては充分使えるものだと思う。宇宙の生活は過酷なもので、地上の生活とは比べられないほど神経を使う。 夢の宇宙旅行は本当に夢のような気がしてきた。宇宙旅行は楽しめるものなのか。 宇宙食についての記述は面白かった。食料は、どんなに気を使ってもリスクはつきもの。全く安全な食材は無いのだから、ある程度のリスクは容認して摂る必要があるという。これは地上の生活と何も変わらない。
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少しだけタイトルに語弊があるかもしれない。 「宇宙で暮らす」よりも「人間はどこまで宇宙で耐えられるか」が近いか。 本書は全米ロケット協会創始者にして執筆家、G・ハリー・スタインが静かに語る、人間の物語。人は薄い空気や寒さにどこまで耐えられるのか?それらから身を守る宇宙服はどうい...
少しだけタイトルに語弊があるかもしれない。 「宇宙で暮らす」よりも「人間はどこまで宇宙で耐えられるか」が近いか。 本書は全米ロケット協会創始者にして執筆家、G・ハリー・スタインが静かに語る、人間の物語。人は薄い空気や寒さにどこまで耐えられるのか?それらから身を守る宇宙服はどういう構造で人体を守るのか? 宇宙の食べ物から娯楽、果ては宇宙でのセックスまでと話の幅は広い。 全体を通して「人間の体は~な性質を持っていて、このような限界がある。さて宇宙では…」という展開。宇宙空間の分かりやすい話よりもその前段階が(やや冗長なほど)大きく占めている。 なるほど、回りくどくやや読みづらい感はあるが、豆知識として覚えておきたいことも沢山ある。少なくとも、そう思わせてくれるだけの話が載っている。(放射線の話にも結構なページを割いていた) 宇宙、人体、工学の広範な知識に触れることが出来る。 最終章のスペースコロニーにおける文化と組織の項目は、是非読んで欲しい。どちらかというと夢見がちだったスペースコロニーに対する価値観が、揺らいだ。
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新聞広告によると 《睡眠、食事、洗濯、怪我、トイレ、宇宙酔い、放射線被曝、加速度対応から、無重力下でのスポーツやセックスまで。 将来、普通の人が快適な宇宙ライフをおくるためにしっておかなくてはならないことを、全米ロケット協会の創設者が書き下ろした。》 宇宙ライフのシミュレーシ...
新聞広告によると 《睡眠、食事、洗濯、怪我、トイレ、宇宙酔い、放射線被曝、加速度対応から、無重力下でのスポーツやセックスまで。 将来、普通の人が快適な宇宙ライフをおくるためにしっておかなくてはならないことを、全米ロケット協会の創設者が書き下ろした。》 宇宙ライフのシミュレーションという感じでしょうか。 むかし「宇宙で暮らす時代のための69の基礎知識」という本を読んだことがありますが。そんな感じ?
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