六月の輝き の商品レビュー
図書館より 不思議な力を持った女の子を友達やその母親など様々な人の視点から描いた小説。 子供が持つ理不尽に人に当たってしまう感情やそれを自分でも嫌だ、と思ってしまう微妙な気持ち、それを当事者の視点からも、第三者からの視点からでもきちんと描かれているように感じました。 序盤は重...
図書館より 不思議な力を持った女の子を友達やその母親など様々な人の視点から描いた小説。 子供が持つ理不尽に人に当たってしまう感情やそれを自分でも嫌だ、と思ってしまう微妙な気持ち、それを当事者の視点からも、第三者からの視点からでもきちんと描かれているように感じました。 序盤は重い気分になる話が続きますが、徐々に明かりがさしこんでくるように読み進めて感じました。それが決して予定調和な感じではなくて、きちんとなるべくしてこうなったんだな、と思わせてくれるあたりは構成の巧さなのかなと思います。 女子同士の友情って男子が思う友情と少し違うところがあると思うのですが、これは女子の友情をきちんと男性側にも伝えられる作品だと思います。 せつなくて悲しい話ですが、タイトル通り少しだけ輝きの感じることもできるラストでした。
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半分まで読み進んでも、つらくて、放置すること3週間。 いい加減、返却期限もきることだし、半分以上は読んでるわけだからー と、思って読みきった。 最後まで読んでよかった。 つらかったし、誰の思いも報われなくてイヤだったけど、救われたよ! 数人の登場人物の視点から、話はなる。...
半分まで読み進んでも、つらくて、放置すること3週間。 いい加減、返却期限もきることだし、半分以上は読んでるわけだからー と、思って読みきった。 最後まで読んでよかった。 つらかったし、誰の思いも報われなくてイヤだったけど、救われたよ! 数人の登場人物の視点から、話はなる。 あることをきっかけに、2人の女の子の関係が崩れる。この子たちが主だ。 決して、ハッピーエンドではない。 ?ある意味、ハッピーエンドなのかもしれない。 涙をこらえるのが、きつかった。 途中、読むのがつらくなっても、最後まで読んでほしい。 読み終わった景色は違うはず。
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幼なじみの美奈子と美耶。 11歳の夏、美耶の「時間を戻す」という力で美奈子の父親を助けられなかったことで二人に亀裂が走る。 なんていう単純な解釈はできず、奥深い、それでいてせつない「絆」の物語。
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子供特有の、 多感さがわかりやすく描かれていて、 想像を膨らます材料がたくさん散りばめられていて、 読んでいて本当に飽きない。 微妙なタイミングのズレで、ここまで関係がこじれるのかと思いながら、読んだ作品。
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不思議な力を持った少女の話。 大きく飛躍した能力でもないし、 舞台は普通にこの現実世界。 それでも、ありえない力をメインに その力に関わる人々の話。 なんとも言い難い話もあったり 読了後、切なさが残る作品でした。 オチ、というかラストが更に何とも言えないです。 時間があれば...
不思議な力を持った少女の話。 大きく飛躍した能力でもないし、 舞台は普通にこの現実世界。 それでも、ありえない力をメインに その力に関わる人々の話。 なんとも言い難い話もあったり 読了後、切なさが残る作品でした。 オチ、というかラストが更に何とも言えないです。 時間があれば、また再読したいです。
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「幼馴染み」温かくて懐かしくて、見えない繋がりを感じさせる言葉だと思います。でもこの作品での二人の関係は、そんな言葉すら色あせて感じました。 自然の描写はもちろん、綴られているそれぞれのシーンもとてもイメージしやすく、それを想像しながら読む私にはとても楽しめます。 ...
「幼馴染み」温かくて懐かしくて、見えない繋がりを感じさせる言葉だと思います。でもこの作品での二人の関係は、そんな言葉すら色あせて感じました。 自然の描写はもちろん、綴られているそれぞれのシーンもとてもイメージしやすく、それを想像しながら読む私にはとても楽しめます。 この六作目は、グロテスクな描写はまったくなかったのに、「夏光」を読んだ時の新鮮な驚きが蘇ってきました。 とても素敵な作品でした。
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突き放して、つらいことを妥協せずに描いているからこそ、最後が生きる。 決してハッピーエンドではないけれど、深い救いのある小説。
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最後はまた心が通じ合って良かったです。肉体というこの世の縛りがなくなった美耶は自由になっただろう、そして平田君も。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
乾ルカさん作品で既読した中では一番良かった。 僕が、というより誰もがとっても大事にしていると思う「友情」について、丹念に描いた秀作です(男性が思う友情とはちょっと違う、女性ならではの目線の友情感だと思うけど)。 少女が使えたちょっとした「魔法」はきっと、僕らが誰かに与えたり共有している「時間」の替わりだと思います。 登場人物のほとんどが亡くなってしまう所が必要不可欠だとは思えなかったので、その分だけ☆ひとつマイナスで。
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ずっと、産まれたときから友達だった、美奈子と美耶。ある日の事件をきっかけにし、美耶に特殊な力があることが発覚する。神の子、と囃されるなか、疎遠に、や、仲違いするふたり。本書では美奈子の目線から、美奈子の親、美耶の親、クラスメイトなどからの目線で語られる。 とても切ないお話。第三章...
ずっと、産まれたときから友達だった、美奈子と美耶。ある日の事件をきっかけにし、美耶に特殊な力があることが発覚する。神の子、と囃されるなか、疎遠に、や、仲違いするふたり。本書では美奈子の目線から、美奈子の親、美耶の親、クラスメイトなどからの目線で語られる。 とても切ないお話。第三章は愛犬家なら号泣必死。 特殊能力、か。 とてもやさしいおはなしでした。
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