グループアイドル進化論 の商品レビュー
前回に引き続きアイドルもの 日本における女性アイドルの変遷をたどり、今のブームを考察した本です。(ちなみに日本における最初のアイドルは1971年デビューの南沙織だそうです。) 歌アイドル→CMアイドル→映画女優型アイドルの流れなど、テレビなどメディアの需要に応じてアイドルもそ...
前回に引き続きアイドルもの 日本における女性アイドルの変遷をたどり、今のブームを考察した本です。(ちなみに日本における最初のアイドルは1971年デビューの南沙織だそうです。) 歌アイドル→CMアイドル→映画女優型アイドルの流れなど、テレビなどメディアの需要に応じてアイドルもそれに適合しており、ダーウィンの「進化とは適応である」を彷彿させる。 AKBもかつてそうだが、メジャーデビューしておらず、ライブ活動を続ける「地下アイドル」がたくさんいることに驚いた。 多くのアイドルが紹介されており、Youtubeで確かめながらの読書となりました。 CD不況から、ライブへのシフトする音楽業界ですが、ポストAKBとなるアイドルにの要件は何なのか?を考える基礎情報が多く面白かった。 こういう視点でアイドルを見たことはなかったので、自分には新鮮でした。 自分の知らなかったアイドル ももいろクローバー、SUPER☆GIRLS、Dream5、ぱすぽ☆、bump・y、9nine、THE ぽっしぼー、JK21、しず風、星のオトメ歌劇団、Starmarrieなど他 スマイレージ、アイドリングどころの騒ぎじゃなかったんですね… おまけ AKBのじゃんけん大会の曲「チャンスの順番」ですが、この機会で初めてメディアに出てくるメンバーもたくさんいたようです。 そんな彼女達は他の人気あるメンバーの誰とも負けずとも劣らないようなパフォーマンス(歌・ダンス)を発揮しています。 人気メンバーに劣らない輝きを出しているように感じました。 たとえ機会に恵まれてなくてもそのための下積みは欠かさない。 だからこそ、機会が巡った時にそれを逃さない、最大限に活かすことができる。 これは見習わなくてはならないなと強く思います。たかが、アイドルかもしれないが、彼女達に負けないくらい努力をしているのか今一度、自身に問う良い機会となった気がしてます。
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一言でいえば、ビジネスモデルとしての女性アイドルの変遷について書いた本。 南沙織からAKBやK-POPアイドル、ももクロ、スマイレージなどのアイドル戦国時代と言われる現代までのアイドル文化を解説しているので、個人的にも70年代~80年代のアイドルについて知ることができてよかった。 ファン側の変化について、もう少し知りたかったかなと個人的に思う。
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