告発の虚塔 の商品レビュー
2015.08.24 巨大銀行の合併に伴いその利権争いの犠牲となって潰されてしまう企業に対して、内部の人間が銀行本来の目的を取り戻すためにトップの刷新に向けて戦っていく。久しぶりの江上剛の作品。面白かった。
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3行が合併して誕生した、ミズナミフィナンシャルグループだが、派閥争いにより、上手くまわってない。美人TV記者が、身体を張ってスキャンダルを招く。そこには復讐があった。ドロドロとした銀行の派閥争い、大手メガバンクにも今でも色々とシコリがあるのだろう。最後は3社長が退任ではなく、相談...
3行が合併して誕生した、ミズナミフィナンシャルグループだが、派閥争いにより、上手くまわってない。美人TV記者が、身体を張ってスキャンダルを招く。そこには復讐があった。ドロドロとした銀行の派閥争い、大手メガバンクにも今でも色々とシコリがあるのだろう。最後は3社長が退任ではなく、相談役に収まって終結したのだが、まあ、実際もこんなものなのかもしれない。
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「組織への忠誠と信の経営改革の狭間で揺れる、若き広報部員を、前代未聞の頭取のスキャンダルが襲う。それを期に泥沼化する派閥抗争の果てに、彼が見たものは。欲望、嫉妬、裏切りが渦巻く企業小説。」 政治とか、経済とか苦手なくせに、池井戸潤にはまってからは、その系統ばかり読んでいる(笑)派...
「組織への忠誠と信の経営改革の狭間で揺れる、若き広報部員を、前代未聞の頭取のスキャンダルが襲う。それを期に泥沼化する派閥抗争の果てに、彼が見たものは。欲望、嫉妬、裏切りが渦巻く企業小説。」 政治とか、経済とか苦手なくせに、池井戸潤にはまってからは、その系統ばかり読んでいる(笑)派閥抗争とか、企業、銀行、登場人物どおしの関係、マスコミとの関係とか、全体的なストーリーは、面白い。しかし、登場人物の性格の描き方が、「ん?」という感じ。「途中でキャラ変わってない?」とか、「本当にあんたは、こいつを敵視してるの?」と、思った場面があった。最後は、「すっきり爽快」とはいかなかったけど、そこがまた、変に現実的というか、説得力があるというか…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【告発の虚塔】 江上剛さん 興産銀行、扶桑銀行、大洋栄和銀行の三つの銀行が 各々の生き残りをかけて選んだ方法がが三行合併という 手段だった。ココにメガバンク・ミズホフィナンシャル グループが誕生した。 金融グローバル化の波を乗り切るために誕生した MFGであるが、カラーの違う三行の統合は、内部に 各行の権力争いという火種を抱えての発進だった。 社長と頭取の派閥争いで行内改革は一向に進まない。 そして、派閥争いの余波は融資先の企業にまで及び ついには自殺未遂者まで出るコトになった。 ミズホフィナンシャルグループ広報部員・関口裕也は 行内の現状を憂い、ついに自らが積極的に行内改革へ かかわっていく決意をする。 ☆ 銀行を題材にした作品はこの手の物語が多いですが 現実にもこういうコトはよくあるコトなのだろうかと いつも思いながら読んでます。 強引で野心家の頭取と、頭取を追い落とす策謀を めぐらす社長、銀行の都合で貸し渋り、貸しはがしに 遭い前期最高利益を出したにもかかわらず黒字倒産を 余儀なくされた若手実業家、そして実業家である兄の 敵討ちを決意する美人のテレビ記者。 最後まで面白く読み進められました。まる。
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貸し渋り・貸しはがし。密告者探し。情報操作…。欲望、嫉妬、裏切りが渦巻く世界が企業のリアルだとするのならばこういう人間たちが『エリート』として社会を牽引している事に違和感を覚えるのは僕だけでしょうか? 僕は前々から江上剛さんの本は気になっていたので、これがいい機会だなと思ったの...
貸し渋り・貸しはがし。密告者探し。情報操作…。欲望、嫉妬、裏切りが渦巻く世界が企業のリアルだとするのならばこういう人間たちが『エリート』として社会を牽引している事に違和感を覚えるのは僕だけでしょうか? 僕は前々から江上剛さんの本は気になっていたので、これがいい機会だなと思ったので読んでみることにしました。一読して思ったことはエリート社会っていうのはやることが陰険だなぁ、ということでした。これがいわゆるガテン系の会社だと当事者同士の殴り合いの喧嘩で収まるような派閥争いが、あらゆる権謀術数を尽くして展開される姿に唖然とせざるを得ませんでした。 帯では『超リアル企業小説』というコピーが銘打たれておりますけれど、残念ながら僕はこういう大企業には勤めたことがないので、実際のところはどうなのかは知る由がないんですけれど、もし仮にそうだとするのならば、おそろしいなぁと、読んでいて非常に空恐ろしくなりました。そして、男が抱く『嫉妬』という感情の醜さにも執拗に書かえており、名誉欲や男女のことに関するそれが自分の中にもあり、いかに強い負の感情であるかがわかりすぎるくらいにわかっているので、それを陰険この上ない態度で表に出す登場人物が余計に憎らしかったです。 肝心の内容ですが、『ハメたつもりがハメられた』という話を地でいくもので、企業同士の話の中にある男女のことや復讐…。そういった要素が強い小説でした。日ごろ見ることができないものを見させてもらったという点では面白かったのです、しかしここではあんまり言及しませんが、ラストがすんなりいってしまったことが唯一不満といえば不満なところです。
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・みずほ銀行っぽい巨大銀行が出てきて何告発するんだろワクワクするな、と思ったけど読んでみると超くだらない内容。微妙に貸し剥がしとかのネタは出てくるけど、結局は派閥抗争と年寄りの不倫と復讐のために敵に抱かれる女とか陳腐な事柄ばっかり。ラストもがっかりしたなあ。 ・市民センター図書室...
・みずほ銀行っぽい巨大銀行が出てきて何告発するんだろワクワクするな、と思ったけど読んでみると超くだらない内容。微妙に貸し剥がしとかのネタは出てくるけど、結局は派閥抗争と年寄りの不倫と復讐のために敵に抱かれる女とか陳腐な事柄ばっかり。ラストもがっかりしたなあ。 ・市民センター図書室で最後に借りた一冊。。。
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モデルは「みずほ銀行」。 合併銀行の人事抗争と、頭取のスキャンダル。 主人公は若手広報部員、これに貸し渋り貸しはがしで倒産した兄の復讐を図る女性テレビ記者が絡む。
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みずほコーポ銀の頭取スキャンダル(そう言えばありましたね)と製紙会社のTBOを題材にした小説。 底が浅い。登場人物もありきたりで深みが無い(わざと?)。ある意味読者を馬鹿にしているのでは?と思わせるほど、登場人物が馬鹿(こんな部長が大勢いるなんでお伽噺か?)。という訳で、実際の話...
みずほコーポ銀の頭取スキャンダル(そう言えばありましたね)と製紙会社のTBOを題材にした小説。 底が浅い。登場人物もありきたりで深みが無い(わざと?)。ある意味読者を馬鹿にしているのでは?と思わせるほど、登場人物が馬鹿(こんな部長が大勢いるなんでお伽噺か?)。という訳で、実際の話を題材にしているのに現実感が希薄。
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三行合併による派閥闘争、その一つの銀行頭取に復讐に燃える一人の美人記者。その元恋人が派閥闘争に終止符をうとうと行動を起こす! 数々の流布により、錯綜される姿が描きだされている。
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