相対性理論への数学的第一歩 の商品レビュー

多田知記【著】

2020/03/10

一般相対性理論を学ぶための補助教材。
他の教科書と比べると、必ず例を出しながら、式展開も丁寧に書かれている。
ところどころ他書とあえて変えながら、説明している。それでわかる人もいるだろうが、私は慣れもあってかかえって考え込んでしまう場合もあった。

2019/11/28

曲がった空間の平行移動の具体例で解いてくれていて、どうしてその公式になるのか、はっきりさせてくれる
この一冊に助けられた。

タイトルの目標は達成している

一般相対性理論の一部について詳しく書かれている

2013/09/07

一般相対性理論を勉強しようとしたもののその道具立てであるリーマン幾何学がわからず挫折した人向けの本です。
内容は直交・斜交座標についてから始まり、反変・共変ベクトルなる概念の意義、計量テンソル、接続係数（クリストッフェル記号）、反変・共変ベクトルの微分、共変テンソルの微分で本は終わります。
とっても薄い本であるのにもかかわらず、内容はしっかりとしていて、しかも解りやすい。他書では端折ってあるようなテンソル計算の途中式もキチッと載っているところが好感を持てます。
良書です。相対論で挫折した方は是非一度、手にとってみてください。
今まで何だかよくわからなかった反変ベクトル・共変ベクトル・計量テンソル・接続係数Γが見知った存在になるでしょう。そして、なぜアインシュタイン方程式が共変テンソルで書かれているのかが納得できるようになるはずです。