グローバル時代の半導体産業論 の商品レビュー
積読終了 半導体業界に「入る前」に読む本。 エレクトロニクス業界の歴史、半導体メーカーの現状、流通業界の現状を扱ってるが、チップワンストップの賛美で終わってた。 実際の半導体業界はちと違う。 (20代 半導体商社営業 男性)
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半導体業界の状況を概観するにはまあいい本だと思う。 要所を押さえていて分かりやすい。 業界入門編というところか。 欲を言えば、今後の業界予測をもう少し突っ込んでほしかった。 終盤がチップワンの宣伝めいたものに終始していたところは 「おいおい」って感じだったな。 そこは予想通りでは...
半導体業界の状況を概観するにはまあいい本だと思う。 要所を押さえていて分かりやすい。 業界入門編というところか。 欲を言えば、今後の業界予測をもう少し突っ込んでほしかった。 終盤がチップワンの宣伝めいたものに終始していたところは 「おいおい」って感じだったな。 そこは予想通りではあったけど。
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これからますます国際競争が激しくなるだろうな。 台湾とか韓国以外にも半導体メーカーがたくさん出てくるはずだ。 日本勢にがんばってもらいたい。 産業論というタイトルほど学問的ではない。
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半導体の商社を起業された著者による。日本の半導体の課題について論じている。まず市場に関しては、米国、欧州、日本の市場は今後も横ばいなのに対し、その他の国が伸びる事をデータで示す。すなわち半導体産業自体は今後も伸びることを示す。パソコン市場、携帯市場(スマートフォン含む)、車市場も...
半導体の商社を起業された著者による。日本の半導体の課題について論じている。まず市場に関しては、米国、欧州、日本の市場は今後も横ばいなのに対し、その他の国が伸びる事をデータで示す。すなわち半導体産業自体は今後も伸びることを示す。パソコン市場、携帯市場(スマートフォン含む)、車市場も先進国では伸びないと分析する。(車市場は電子化率の上昇はあるが)。半導体業界の勝者と敗者の分析では、百貨店と専門店になぞらえ、専業メーカが元気だと説く。すなわち専門性を磨くことが重要だとする。微細化製品は設計力の差が勝負とする。コピー出来ない価値を持つことが重要だとする。その後は商社の話となり、半導体技術者の私にはピンとこない内容が続く。 セミナーのオマケでいただいた本ではあるが、新たな課題の提起がないのが残念である。どれも色々なところで言われている既知の課題である。 (ただし、それを知りながら解決出来ない日本の半導体業界にさらにがっかりするが) 専業化、真似の出来ないものを確立する。(日本企業は最近金がないので、昔よりスピードが遅く、簡単なものだとすぐ追いつかれるから)、顧客視点に立つ、という事が重要か。
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