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スピノザの方法 の商品レビュー

4.5

5件のお客様レビュー

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2021/09/29

普段、古典を読んでいて適当なんじゃないかと済ませてしまうような記述(その典型だと思っていたスピノザの本)を、丹念に読みときスピノザの考えというか、忘れ去られたパラダイムの一端を覗き込むような記述が続きます。 信仰のない個人としては、デカルト的なひとに布教する必要がある信仰の対象...

普段、古典を読んでいて適当なんじゃないかと済ませてしまうような記述(その典型だと思っていたスピノザの本)を、丹念に読みときスピノザの考えというか、忘れ去られたパラダイムの一端を覗き込むような記述が続きます。 信仰のない個人としては、デカルト的なひとに布教する必要がある信仰の対象としての神ではなく、スピノザ的な存在としての神ということをあまり考えたことがなかったことに思い当たりました。

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2019/10/05

何箇所か読み飛ばしたものの、読了。 読んでるうちに、スピノザって、デカルト辿ったことから始めたんだなーと改めて思ってたら、そこの連続性が最後のほうに出てくる。 デカルトを学びデカルトへの違和感を深く考えることから始めたにしても、暫定的なものから始め、学び、コギトへ至り、そこか...

何箇所か読み飛ばしたものの、読了。 読んでるうちに、スピノザって、デカルト辿ったことから始めたんだなーと改めて思ってたら、そこの連続性が最後のほうに出てくる。 デカルトを学びデカルトへの違和感を深く考えることから始めたにしても、暫定的なものから始め、学び、コギトへ至り、そこから全てを証明していく、というデカルトの方法。 それがあったうえで、説得ではなくて状態描写としてスピノザがその方法を書き換え、そのうえで、与えられた真の観念という入り口から神の観念に至り、そこから全てが出てくる、というスピノザの方法が出てくる なんかそういう意味ではネオプラトニズム的でもある。 てか、禅的でもあるよね 本当のことがわかるまで本当のことをどうやったらわかるのかはわからん 即、な感じ 臨済の公案のかわりにエチカがある

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2013/01/06

やっと読了。 「水のないところでは泳ぎを学ぶことは出来ない。水に飛び込み、みずから困難を切り抜けなければならない。」 ふぅ〜。

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2011/04/25

【目次】 凡例 序論 方法という問題 第一部 ふたつの逆説  第一章 方法の三つの形象Ⅰ   1. 道具 ──哲学におけるソフィズムの問題   2. 標識 ──哲学における説得の問題  第二章 方法の三つの形象Ⅱ   1. 道 ──方法の逆説   2. 道 ──方法論の逆説...

【目次】 凡例 序論 方法という問題 第一部 ふたつの逆説  第一章 方法の三つの形象Ⅰ   1. 道具 ──哲学におけるソフィズムの問題   2. 標識 ──哲学における説得の問題  第二章 方法の三つの形象Ⅱ   1. 道 ──方法の逆説   2. 道 ──方法論の逆説  第一部の総括 第二部 逆説の起源  第三章 スピノザのデカルト読解Ⅰ   1. 「スピノザの思想」、「デカルトの思想」   2. コギト   3. 循環  第四章 スピノザのデカルト読解Ⅱ   1. 四つの操作   2. 規則と順序   3. 並べ替えの意味   4. 観念と実存  第五章 スピノザのデカルト読解Ⅲ   1. 分析と総合   2. 第二のア・ポステリオリな証明   3. 第一のア・ポステリオリな証明   4. ア・プリオリな証明  第二部の総括 第三部 逆接の解決  第六章 スピノザの観念的思想   1. 道について、ふたたび ──方法の逆接の解決   2. 方法書簡 ──方法論の逆接の解決   3. 「与えられた新の観念」   4. 定義、十分な観念、虚構  第七章 スピノザの方法   1. 『エチカ』という書物   2. 定義と公理   3. 冒頭緒定理の証明手続き   4. 冒頭緒定理の証明対象   5. 神の存在証明   6. 系譜学、観念の構築、状態の描写 ──『エチカ』と『デカルトの哲学原理』  第三部の総括 結論 スピノザの方法からスピノザの教育へ あとがき *****

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2014/04/08

【目次】 凡例 序論 方法という問題 第一部 ふたつの逆説  第一章 方法の三つの形象?   1. 道具 ──哲学におけるソフィズムの問題   2. 標識 ──哲学における説得の問題  第二章 方法の三つの形象?   1. 道 ──方法の逆説   2. 道 ──方法論の逆説...

【目次】 凡例 序論 方法という問題 第一部 ふたつの逆説  第一章 方法の三つの形象?   1. 道具 ──哲学におけるソフィズムの問題   2. 標識 ──哲学における説得の問題  第二章 方法の三つの形象?   1. 道 ──方法の逆説   2. 道 ──方法論の逆説  第一部の総括 第二部 逆説の起源  第三章 スピノザのデカルト読解?   1. 「スピノザの思想」、「デカルトの思想」   2. コギト   3. 循環  第四章 スピノザのデカルト読解?   1. 四つの操作   2. 規則と順序   3. 並べ替えの意味   4. 観念と実存  第五章 スピノザのデカルト読解?   1. 分析と総合   2. 第二のア・ポステリオリな証明   3. 第一のア・ポステリオリな証明   4. ア・プリオリな証明  第二部の総括 第三部 逆接の解決  第六章 スピノザの観念的思想   1. 道について、ふたたび ──方法の逆接の解決   2. 方法書簡 ──方法論の逆接の解決   3. 「与えられた新の観念」   4. 定義、十分な観念、虚構  第七章 スピノザの方法   1. 『エチカ』という書物   2. 定義と公理   3. 冒頭緒定理の証明手続き   4. 冒頭緒定理の証明対象   5. 神の存在証明   6. 系譜学、観念の構築、状態の描写 ──『エチカ』と『デカルトの哲学原理』  第三部の総括 結論 スピノザの方法からスピノザの教育へ あとがき *****

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