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猫の一年 の商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2019/08/18

初めの方はとにかくサッカーのことしか書いていなく、ちょっと読むのが辛かった。 途中からはいつも通り、面白く読めました。 生活の変化のことは書かれていないんだけど、著者には馴染みのなかった筈の、テレビ的な言説(サッカー以外)が書かれるようになって、ああ、色々あったんだよなあ、と思い...

初めの方はとにかくサッカーのことしか書いていなく、ちょっと読むのが辛かった。 途中からはいつも通り、面白く読めました。 生活の変化のことは書かれていないんだけど、著者には馴染みのなかった筈の、テレビ的な言説(サッカー以外)が書かれるようになって、ああ、色々あったんだよなあ、と思いを巡らせる。 しばらくテレビっ子だったから忘れていたけれど、本作のお陰?で少し距離を取れるようになったかなあ。

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2014/06/16

時々、無性に読みたくなる文章というのはあるもので、そういう作家が何人かいるのだが、そのうちの1人がこの金井美恵子。小説の新作はご無沙汰だが……。 本作は数年前に刊行されたエッセイ集だが、タイミング良く(?)、サッカーの話題がメインだった。とは言えそこは金井美恵子のエッセイだけに一...

時々、無性に読みたくなる文章というのはあるもので、そういう作家が何人かいるのだが、そのうちの1人がこの金井美恵子。小説の新作はご無沙汰だが……。 本作は数年前に刊行されたエッセイ集だが、タイミング良く(?)、サッカーの話題がメインだった。とは言えそこは金井美恵子のエッセイだけに一筋縄では行かないのだがw タイトルが『猫の一年』だけに、トラーの話題がもう少し多いかなと思っていたが、そうでもなかった。『目白雑録』と一部のネタが被っているのが残念。

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2012/12/18

確か若い時のエッセイかな、そういうものに コント55号が面白いんだよ みたいなこと書いていた気がするんだけど この本には欽ちゃんがキライ(違う言い方だけど)って書いてある。 まあどうでもいいけどことなんだけどどうでもいい事が延々と書かれてる本だからそこが気になった。 もう年だし何...

確か若い時のエッセイかな、そういうものに コント55号が面白いんだよ みたいなこと書いていた気がするんだけど この本には欽ちゃんがキライ(違う言い方だけど)って書いてある。 まあどうでもいいけどことなんだけどどうでもいい事が延々と書かれてる本だからそこが気になった。 もう年だし何十年もこの仕事してる訳だし変わって当然だし欽ちゃんが変わったのかもしれないしもしかしたら若いときに書いていたのはコント55号のもう一人の方についてかもしれないし、一貫性なんて頭にないだろうから本当にどうでもいいんだ。 どうってことないことで作家に対する不要で迷惑この上ない幻想の様なものが消えたことはいい事じゃない?

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2011/05/11

猫の話もちょっとあるが、サッカー論。 特にナカタ論ともいうべきか。 言葉遊び的なところが面白い。 斜めに見ているところが、潔くもあり、 これだけスカッと言ってくれると気持ちよい。

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2011/03/21

相変わらずの毒舌が心地よい。 メディアを通じて感じていたモヤモヤしたものが、少し晴れる。 ちょっとサッカーの話が多い気がするが。

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2011/10/27

冒頭いきなり「日本の男の子達のグループの歌声はキャンキャン、ニャンニャン、ヒィヒィ、という甘ったれた鼻声」「子犬と子猫と子ども(それも全員が少し音痴)が一緒にはしゃいで大騒ぎしているように聞こえる」だって!最初から大笑い。 こんな風に悪口が言えるようになりたいが、金井さんのよう...

冒頭いきなり「日本の男の子達のグループの歌声はキャンキャン、ニャンニャン、ヒィヒィ、という甘ったれた鼻声」「子犬と子猫と子ども(それも全員が少し音痴)が一緒にはしゃいで大騒ぎしているように聞こえる」だって!最初から大笑い。 こんな風に悪口が言えるようになりたいが、金井さんのような見識も覚悟もない身には絶対に無理。本書でもまあ見事な悪口が出てくる出てくる。自分もフン!と思う人(中田英寿・村上龍)がバッサリやられてるのが小気味いいのはまあ当然として、結構好きな人(ジュリー・田村正和)への悪口を読んでも笑っちゃうのが不思議だなあ。 金井さんの「天敵」ヒデさんについては、ご自身もお書きになっている通り「ほっておけばいい」んじゃないかなあ。最後の方は食傷気味。確かに前々から、なんでマスコミ業界の男性達はそんなに中田が好きなのか疑問だったけど。辻仁成とどっちが上かというナルシストぶりがなぜバッシングの対象にならないのかなあ、と。金井さんが中田を情緒的に賛美するある種の人たちを「オトメチック・マッチョ」と呼んでいて、なるほど!これには膝を打ちました。それにしても、もうヒデさんのことはいいです。 それより何より、表紙を見たとたん「トラーだ!トラーだよ!」と声を出してしまった。「ペット・ロス」などという言い方は歯牙にもかけない金井さんだが、文章から生きていたトラーの気配が立ち上ってきてちょっと胸が詰まる。

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2011/07/19

金井さんのエッセイ。とても楽しみにしていました。サッカーのことを中心に今の日本を斬る、斬る!「天敵の」ナカタさん、(でも、さんが付くんだよね、(*^_^*))のところでは笑うしかないのだけど、まぁ、なんとも言いたい放題で、今更ながらにこの人に怖いものはないのだ!と実感。ただ、私の...

金井さんのエッセイ。とても楽しみにしていました。サッカーのことを中心に今の日本を斬る、斬る!「天敵の」ナカタさん、(でも、さんが付くんだよね、(*^_^*))のところでは笑うしかないのだけど、まぁ、なんとも言いたい放題で、今更ながらにこの人に怖いものはないのだ!と実感。ただ、私の目的は、亡きトラーのことが読みたい、とそのことが最優先。豊富に入る、トラーを描いた姉・恵美子さんの優しくも個性的な絵がとても素敵だし、生きていたころの思い出、闘病生活、トラーを亡くしたお二人の生活。ペットロス症候群なんてバカらしいもの、と言われるだけあって、いかにも金井さんらしい、べたべた感ゼロなのにたっぷりと注がれていた愛情の表現が嬉しい。ふふっと声を出して笑ったり、うちの猫の死に際を思い出して涙ぐんだり、残った猫とどう生きるか、まで考え始めたり。とは言え・・・とても失礼ながら、金井美恵子、老いたか・・?と思わせられる一冊でもあった。大好きでたまらない作家さんだからなおさら目についてしまうのだろうけど、同じ表現があまり間を置かずして出てきたり、悪口の方向がこれまでよりはステレオタイプだったり。ジュリーに関しては、どんなに悪口を言われても、むしろ彼を称賛しているねじめ正一さんの文の抜粋が非常に面白く、また微笑ましかったから、まぁ、金井さんの好みではないということね、とあっさり読めたのだけど、マイケル・ジャクソンのページだと、そのニュースソースがいわゆるワイドショー的。といった感じで、悪口を言うなら言うで、もっと下地を固めてから言ってほしいなぁ、なんてね。もちろん、金井流の辛口の角度は他の追随を許さない独自のもので十分読ませられてしまうのだけど、ファンとしては要求が高くなってしまう、ということなのでしょう。

Posted byブクログ