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藤原鎌足、時空をかける の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2015/04/13

藤原鎌足受容史。ところどころのエピソードを現代のカルチャーと結びつけたりして、読者に感心を持ってもらおうという気概を感じる。でもなんか思ったほど印象に残らなかったな……。パターンがわりとお決まりだからかな、それは伝承について語る以上避けられない道で、著者のせいではないんだけれども...

藤原鎌足受容史。ところどころのエピソードを現代のカルチャーと結びつけたりして、読者に感心を持ってもらおうという気概を感じる。でもなんか思ったほど印象に残らなかったな……。パターンがわりとお決まりだからかな、それは伝承について語る以上避けられない道で、著者のせいではないんだけれども。語り口に変化があればとも思ったが別に文学作品じゃないしなこれ。 取り敢えず何、髻に仏しまっとくの流行りだったの?(笑)

Posted byブクログ

2011/02/01

藤原鎌足の伝記ではなく、いかに鎌足が"語られ"てきたのか、という新しい視点で描かれています。 鎌足がどういうイメージを持たれてきたのか。 こういう視点は面白いと思います。 その時代時代で、人々がどのように捉えようとしたか、伝えようとしたか、というのは、その時代...

藤原鎌足の伝記ではなく、いかに鎌足が"語られ"てきたのか、という新しい視点で描かれています。 鎌足がどういうイメージを持たれてきたのか。 こういう視点は面白いと思います。 その時代時代で、人々がどのように捉えようとしたか、伝えようとしたか、というのは、その時代を知るのに必要な視点だと思います。

Posted byブクログ

2011/01/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

メモ 藤原摂関家の祖鎌足(大織冠)。タケミカズチの子孫。 貴種生誕の逸話あり。大和、常陸に出生地。藤が松(天皇家)に絡みつく。 観音の化身(慈円)。九条兼実は鎌足の生まれ変わり(玉葉)。 藤原氏は世界にたぐいまれな1400年の王家補佐の血族。 中世、近衛家と九条家の正嫡争いで鎌足からの由緒を持ち出す。 幸若舞曲のストーリー。鎌足と蛇、竜王。タコと戦う海女。 中大兄皇子との法興寺の出会い。朝鮮にも似た話あり。『シンデレラ』と同じ意味合い?蹴鞠と靴の話の現代までの推移。 蘇我入鹿殺害、生首の意味。 鎌足が殺害に使ったという「鎌」。=鎌足は勝軍地蔵の化身。 鎌倉=鎌足が埋めた鎌に由来。摂家将軍の正当性に鎌足を。 維摩居士、新羅明神、豊臣秀長。 多武峯山の鳴動、破裂する像。 神格化、豊臣秀吉と徳川家康の例。 全国で崇敬される。 歴史的イメージのまとめ ①始祖としての存在 ②王権補佐者 ③仏教者の理想 ④武威の象徴 ⑤神にまつられた人

Posted byブクログ