魔女たちの長い眠り の商品レビュー
明示されてはいないが、「魔女たちのたそがれ」の続編。 狂気に支配される恐怖、みたいなものがテーマだと思っていたのだが、 それが「吸血鬼」という半ばファンタジー的要素に落とし込まれたので、 急にお話が絵空事のように思えてきた。 終盤、誘拐という事案が発生するのだが、 「いや、その...
明示されてはいないが、「魔女たちのたそがれ」の続編。 狂気に支配される恐怖、みたいなものがテーマだと思っていたのだが、 それが「吸血鬼」という半ばファンタジー的要素に落とし込まれたので、 急にお話が絵空事のように思えてきた。 終盤、誘拐という事案が発生するのだが、 「いや、その相性では長距離移動はできななくない?」 「っていうか、そんな都合よく『切り札』が登場するか?」 みたいな、前作同様行き当たりばったりな展開がチラホラ。 モヤモヤさすだけで、詳しいことは有耶無耶にしとこ、みたいな。 なんだか続編を示唆する終わり方だが、 最後もそうやってモヤモヤさせるだけの最後。 すっきりしないなぁ。
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スーパーファミコン、プレイステーションのサウンドノベルゲームの原作として有名な『魔女たちのたそがれ』の続編です。 前作程の興奮はありませんが、上手くまとめてもらえました。 最期に土の中に埋まっていたのは誰なのか? 洋子の行方は? 気になるところを残してくれるのは流石でした。
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魔女たちのたそがれのあと、この作品を読むこと!これにつきます。赤川次郎さんの作品は読まやすくて、特に過去の作品はなつかしいし、ついつい読んじゃいます。吸血鬼という非現実的な内容でもハラハラします!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
魔女たちのたそがれに比べてこちらはヒーローものの雰囲気が満載な作品。 前作の小西警部の孫、千晶が特殊能力で敵を次々にやっつけていくのだ! 前作に引き続いて登場人物の描写も弱いので、新しい人物は登場してはすぐに死んでいくし、急ピッチで話が進んでいき、もう終わり?という感じは否めないけど、読みやすいのは間違いないかと。 正直、前作の登場人物をもう少したくさん出して欲しかった。河村巡査とか最後しか出番なかったね。
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『魔女たちのたそがれ』の続編的作品。純粋なオカルトミステリーとしてはそれなりに楽しめるものの、少々描写が雑でご都合主義な感は否めない。警部が私用と称しながら拳銃を持ち歩いてたり、深く切った足首よろしくダッシュできたり、千晶がなぜそういう特殊能力があるか一切説明なかった。また会話形...
『魔女たちのたそがれ』の続編的作品。純粋なオカルトミステリーとしてはそれなりに楽しめるものの、少々描写が雑でご都合主義な感は否めない。警部が私用と称しながら拳銃を持ち歩いてたり、深く切った足首よろしくダッシュできたり、千晶がなぜそういう特殊能力があるか一切説明なかった。また会話形式でテンポよく進むものの、場面切り替えがわかりにくい。 むかし赤川次郎氏の三毛猫ホームズシリーズは大好きだったし、本作も決して悪くない作品ではあるが、小説というよりはラノベのような作品かもしれない。
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「時間外まで仕事かい」 と、三木が言った。「ご苦労様だな。しかし、気の毒だがね、その結果は出ないよ。永久にね」 2015/06/01-06/05
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