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賢い芸人が焼き肉屋を始める理由 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2011/03/31

パッと見はまるで副業のススメの様なタイトル 実際は芸人は売れている間に将来の生活の備えをしている つまり働いている間に退職後の準備をしておく資産運用のススメである 実は今回の東日本大震災を海外メディアが被災地レポートをしていて誰もが口にしていて外国人が一番驚いた言葉が「しょうが...

パッと見はまるで副業のススメの様なタイトル 実際は芸人は売れている間に将来の生活の備えをしている つまり働いている間に退職後の準備をしておく資産運用のススメである 実は今回の東日本大震災を海外メディアが被災地レポートをしていて誰もが口にしていて外国人が一番驚いた言葉が「しょうがない」 P.93「日本人のメンタリティを考える」でもまったく同じ「しょうがない」について触れていた その時にこの本で紹介されている投資法は投資嫌いな日本人でも唯一受け入れられる手段なのだろうと感じた 文中では目標〇〇億円や利回り〇〇%などとハデな言葉は登場しません おそらく著者の目的は有り余るカネで「お金持ち」になることではなく将来の不安を取り除き「しあわせ持ち」になることを願っているのでしょう

Posted byブクログ

2011/03/09
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コツコツと行う積立投資(インデックス投資)の本。 将来のための投資の大切さと、 この投資方法が日本人に合った「和風」投資法であることを説明。「安く売って高く売る」という方法だけが投資ではない。 長期投資こそ日本人に合った方法で 積立の方法をとれば、市場の下落はむしろ安く買い込めるチャンス。 同時にお金についての哲学というべきか、 日本人のお金嫌いを払拭すべく、世の中とお金のかかわりを語る。 大事なのはお金持ちになることではなく、 「しあわせ持ち」になること。 お金はそのための手段にすぎない。

Posted byブクログ

2011/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

賢い芸人が焼き肉屋を始める理由 サラリーマンの芸能人化(収入が途絶えるかわからない、安定とは言えなくなった)に伴って副業を始めましょう、その中で「株式による分散長期投資」をしましょう、という本です。副収入の面は自分も大事だと思っています。主たる収入(大抵の人は仕事)がメインであることは間違いありませんが、多少なりともヘッジの意味を込めて、別の収入源を確保することは大事だと思っています。 先にちょっと気になった点です。投機と投資の違いについてこのように書かれています。 「株価が高ければ投資に失敗する確率が高くなるでしょうし、非常に安ければ成功する確率が高いと言えるのです。」(P32) うーん、株価が非常に安いのはそれなりの理由があるべきで、そこから上がるかどうかは五分五分なのだと思います。また、株価の上限の決まりはないため、どこが高いか? というのは後ろを振り返ってみてわかるもののような気がしました。 その他、他の著書で言われているようなモノですがつらつらっと。 長期投資で株価のブレが少なくなる(P37) →逆に大きくなると思っています。将来の方が「わからない」と思います。 預貯金でインフレリスクをヘッジ出来るのは間違い(P42) →普通預金なら、ジリ貧ながらも金利が上がるはずです。また、株式がインフレに強いのか? と言われるとちょっと疑問だったり... 投資に対する一般の人のイメージ(怖い・難しいなど)については全くその通りだと思います。例えば、短期トレードの説明について。 「企業を買うのではなくて、あくまでも株価を買うことになります。」(P34) 全くその通りだと思います。一般の人は株式=売買で利益を上げるものというイメージが強すぎるかと。トレードがあることは良いのですが、トレードしかないと思うのは違うでしょうね。同時に、考えないことによる投機の危険性も触れています。 「無意識の投機が一番危険」(P35) 自分の周りでもこういう人がいます。ただ、考えない人は「これが正しいんだよ」と言っても、良し悪しを考えないので、変なアドバイザーの「正しい」も鵜呑みにしがち。なので、考えない人はあえて株式投資に手を出さなくても良いと思ったりしています(投資に限らず、考えない人は失敗すると思います) 中盤~後半からは、日本人のメンタルとお金についてのイメージ、そして長期積立の考え方について載っています。 「投資・お金について考えることは悪いことだ」というイメージは確かに根強いです。これは少しずつ変えて行ったほうが良いと考えてます。何も考えずただ使って、無くなったから「国が・金持ちが~」となる流れは感心出来ないので。本当に辛い人はともかく、準備できる人はあらかじめ準備をしておくべきと思います。 投資を非常に良い方面から見ているため、読み終わった後にやや頭を冷やす本(山崎元氏、吉本佳生氏)を読むとまろやかになるかもしれません

Posted byブクログ