「ワタクシハ」 の商品レビュー
高校時代にギターコンテストで優勝、バンドデビューを飾り一瞬の一世風靡した経験を持つ太郎<TARO>も 友達に合わせて就活を開始。バンドはメンバの麻薬騒動、脱退等で空中分解中。「わたくしは御社の・・・」と 言うような、厳しい就活を経験しながらバンドも地味ながら復活を果たす。 W...
高校時代にギターコンテストで優勝、バンドデビューを飾り一瞬の一世風靡した経験を持つ太郎<TARO>も 友達に合わせて就活を開始。バンドはメンバの麻薬騒動、脱退等で空中分解中。「わたくしは御社の・・・」と 言うような、厳しい就活を経験しながらバンドも地味ながら復活を果たす。 Webにて片っ端からエントリーし、数をこなす就活。落ちれば人生の、変身できる選択肢が減る。自分が経験 したバブル時代の就活とは全然違う世界に驚くばかりだった。
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一番就活の流れがわかる小説かと。 最初名前の知っている会社を受け、だんだん中小に目を向けていく。 そんな中内定をもらっても最早志望企業ではないので、辞め時が分からない。 主人公はCDデビューしている位の過去、特技があるのにそれを活かしきれない。 毎日ギター3時間の練習を欠かさず、就活を始めてからは毎朝SPI対応をして筆記が受かり、何より中学受験をしているのだから素質はあるのだが。。。 将来就職する者がほとんどなのだから、いっそ大学カリキュラムに 1年、企業研究・自己分析 2年、自己PR・履歴書 3年、面接練習 とか必須科目としてしまえばいいのに。。。 兄弟の拙い履歴書文章を添削して、そりゃ入学時から準備してきた人には負けるな、と思った。
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この方の経歴を読むと、恐らく高校生の時に作家デビューを済ましていらっしゃるので、就職活動はしていないと思われるのだけれど、かなりのリアルさ。 父親からのコネの打診を受けて、父親を同じような人生を生きるのかと悩んだり、生き生きしていた姉が仕事から帰ってきて、すでに就職数年で疲れ果...
この方の経歴を読むと、恐らく高校生の時に作家デビューを済ましていらっしゃるので、就職活動はしていないと思われるのだけれど、かなりのリアルさ。 父親からのコネの打診を受けて、父親を同じような人生を生きるのかと悩んだり、生き生きしていた姉が仕事から帰ってきて、すでに就職数年で疲れ果てているのを見ておびえたり。 若干、普段からの自分の、バカじゃないのと思ってる流されやすいミーハーな若者の悪口を主人公の口を借りていっているだけの様な気もするけど(笑) 私と考えが似てるかもと思える思考の主人公。 流行に流されやすい世間をなんでだろう??と思っているひとなら必ず共感できると思う。 それほど素敵な仕事だと思わないけど、なぜ女子アナや天気予報士が人気なのか。ただの空中ウェイトレスなのに、なぜスチュワーデスになりたがるのかとか。 それに、人物設定がうまい。若いころに有名になって、その後普通の人になってしまった人はその後どうやって生きていくのかという皆が疑問に思っているだろう存在をついてくる。 シュウカツは、引用の一言に集約されると思う。「努力、だけしか通用しない世界で生きたかった」。。。シュウカツってか、私は世界の仕組みそのものがそうである社会に逃げ込みたい(笑) 不満なとこと言えば、最後がぼやけてる。 ま、そこが混とんとした現代の実情なのかもだけど。
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人生賭けたい夢がある。 でも、内定は欲しい。 かつて、高校生でギタリストデビューを果たした山木太郎。 しかし栄光も束の間、バンドは解散。 すっかり燻り、大学三年の秋を迎えた太郎の周囲は「シューカツ」に向けて慌しく動き出していた。 その“一発逆転システム”に魅せられ、就活戦線に身を...
人生賭けたい夢がある。 でも、内定は欲しい。 かつて、高校生でギタリストデビューを果たした山木太郎。 しかし栄光も束の間、バンドは解散。 すっかり燻り、大学三年の秋を迎えた太郎の周囲は「シューカツ」に向けて慌しく動き出していた。 その“一発逆転システム”に魅せられ、就活戦線に身を投じる決意をする太郎。 「元有名人」枠で楽々内定を勝ち取れると思っていたのだが―。 就職氷河期「以下」の今に問いかける、書き下ろし最新長篇。
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題材は『シューカツ』だけれど、直面も対してしていない私は、そちらの方向よりは、『ワタクシハ』というタイトルに隠される、人がともすれば転げ落ちそうになる灰色の世界にぞくっとした。 この、没個性的な、画一的な、無味無臭な?何と言ったらいいのかよくわからない変な安心感のある世界が怖い。...
題材は『シューカツ』だけれど、直面も対してしていない私は、そちらの方向よりは、『ワタクシハ』というタイトルに隠される、人がともすれば転げ落ちそうになる灰色の世界にぞくっとした。 この、没個性的な、画一的な、無味無臭な?何と言ったらいいのかよくわからない変な安心感のある世界が怖い。 30代の10年をどう生きるか考えている時期に、いろいろ考えさせられる本であった。
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現代の就活が大変な事が良くわかる。しかし皆乗り遅れまいと必死に行動してるんだね。 大学生 浪人の子供に読ませたい。
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+++ 人生賭けたい夢がある。でも、内定は欲しい。かつて、高校生でギタリストデビューを果たした山木太郎。しかし栄光も束の間、バンドは解散。すっかり燻り、大学三年の秋を迎えた太郎の周囲は「シューカツ」に向けて慌しく動き出していた。その“一発逆転システム”に魅せられ、就活戦線に身を投...
+++ 人生賭けたい夢がある。でも、内定は欲しい。かつて、高校生でギタリストデビューを果たした山木太郎。しかし栄光も束の間、バンドは解散。すっかり燻り、大学三年の秋を迎えた太郎の周囲は「シューカツ」に向けて慌しく動き出していた。その“一発逆転システム”に魅せられ、就活戦線に身を投じる決意をする太郎。「元有名人」枠で楽々内定を勝ち取れると思っていたのだが―。就職氷河期「以下」の今に問いかける、書き下ろし最新長篇。 +++ 17歳でギタリストとしての腕を見出されてデビューし、一時世間を騒がせた山木太郎が主人公の大学生活後半物語である。大学三年にして、早くも過去の栄光にしがみついているとも言える現状は、客観的に見れば、学生にもギタリストにもなり切れないどっちつかずにしか見えない。同級生たちが黒づくめで奔走する就活も、初めは横目で見ているだけだったが、人生勉強と自分に言い訳しつつ、ある意味甘く見て臨むのだったが……。就活に向き合うことが自分と向き合うことになり、恋人や友人たちと向き合うことにもなり、少しずつ成長していく姿は、応援したくもなるのだが、就活の在り方自体に対する疑問や不信感は増すばかりである。自分の人生を掴み取るために奔走する学生たちの賢明さは評価しながらも、(言い過ぎかもしれないが)どこか滑稽にも見えてしまうのはわたしだけだろうか。大学の存在意義までも考えさせられてしまう。ラストの後日譚があまりに平穏なのも、ちょっとなぁ、という感じである。いろいろ考えさせられる一冊であったことは間違いない。
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つまらなかった 高校生でギタリストとしてメジャーデビューした大木太郎さんはその後泣かず飛ばずで、大学生になり就職活動を始める 何となく中途半端な作品でした 同じことの繰り返して途中で飽きてきます 就活している方には良いかもしれませんが、関係のない世代にはあまり共感できるもの...
つまらなかった 高校生でギタリストとしてメジャーデビューした大木太郎さんはその後泣かず飛ばずで、大学生になり就職活動を始める 何となく中途半端な作品でした 同じことの繰り返して途中で飽きてきます 就活している方には良いかもしれませんが、関係のない世代にはあまり共感できるものがなかったです
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”シューカツ”について、実際にやっていて感じたそのシステムの奇妙さを上手く物語風にあらわされている本。シューカツをやっていない人に今現在の就職活動がどのようなものか、またそこに向かう学生たちの気持ちはどういうものかを知ってもらう意味でも読んでほしい。
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高校生のときにオーディション番組で選ばれて「クレイジーメテオ」のギタリストとしてデビューした大学生山木太郎は,バンドも活動停止状態になり貯金が減っていく現実を見て就職活動をはじめる。 アナウンサー志望の彼女や大学の友達だけでなく,実家の父と姉,すでに就職や結婚している地元の友達...
高校生のときにオーディション番組で選ばれて「クレイジーメテオ」のギタリストとしてデビューした大学生山木太郎は,バンドも活動停止状態になり貯金が減っていく現実を見て就職活動をはじめる。 アナウンサー志望の彼女や大学の友達だけでなく,実家の父と姉,すでに就職や結婚している地元の友達やまだ売れないバンドのメンバーなど,すでに社会人になっている人にも目を向けられ,新卒の就職活動の厳しさといいかげんさに翻弄される大学生の描写がいい。
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