わたしのなかの子ども の商品レビュー
絵本作家シビルウェッタシンハが幼い頃に育ったスリランカの思い出を描く。ウェッタシンハの豊かな絵はこういうところから来てるのだと分かる、豊かな豊かな子ども時代の情景。鮮やかにスリランカの自然と匂い立つ生活が浮かびます。素敵な本と出逢いました。こういう子ども時代は本当にかけがえなく、...
絵本作家シビルウェッタシンハが幼い頃に育ったスリランカの思い出を描く。ウェッタシンハの豊かな絵はこういうところから来てるのだと分かる、豊かな豊かな子ども時代の情景。鮮やかにスリランカの自然と匂い立つ生活が浮かびます。素敵な本と出逢いました。こういう子ども時代は本当にかけがえなく、溢れる宝石のような時間を感じながら読みました。
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シビルさんが6歳まで過ごした故郷をおもいだして書いた子供時代の話。 食べ物などはわからないことが多くて、どんなものか想像するのが難しかったけど、それを補っても余りある人々の様子だったり、作者の子どもの頃の様子だった。 景色が目に浮かんで、私自身も幸せになったし、自分の子供時代を思...
シビルさんが6歳まで過ごした故郷をおもいだして書いた子供時代の話。 食べ物などはわからないことが多くて、どんなものか想像するのが難しかったけど、それを補っても余りある人々の様子だったり、作者の子どもの頃の様子だった。 景色が目に浮かんで、私自身も幸せになったし、自分の子供時代を思い出させてもらった。
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「きつねのホイティ」や「にげだしたひげ」などの絵本を書いたシビル・ウェッタシンハさんの子ども時代の回想録。スリランカの小さな村での記憶が心の中に生き続けていると信じている著者。大人になっても子どもの心を持ち続けることは難しいが、著者はそんな心を持ち、だから多くの子どもに愛される絵...
「きつねのホイティ」や「にげだしたひげ」などの絵本を書いたシビル・ウェッタシンハさんの子ども時代の回想録。スリランカの小さな村での記憶が心の中に生き続けていると信じている著者。大人になっても子どもの心を持ち続けることは難しいが、著者はそんな心を持ち、だから多くの子どもに愛される絵本が書けるのだと感じた。
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スリランカの絵本作家ウェッタシンハさんの子ども時代を綴った本。絵本がとても明るく楽しくおおらかなのは、子どもの頃に過ごした小さな村の日々があったからなのかな。挿絵も素敵です。
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スリランカの絵本作家、ウェッタシンハさんの子どもの頃の記憶。6歳まで住んでいた村の田舎の景色。何もないけどワクワクするほど豊かな暮らし。読んでいて穏やかな気持ちになりました。本人による挿絵がとてもきれいで可愛らしい。オレンジの光いっぱいの絵にしばらく見とれていました。こんなにも生...
スリランカの絵本作家、ウェッタシンハさんの子どもの頃の記憶。6歳まで住んでいた村の田舎の景色。何もないけどワクワクするほど豊かな暮らし。読んでいて穏やかな気持ちになりました。本人による挿絵がとてもきれいで可愛らしい。オレンジの光いっぱいの絵にしばらく見とれていました。こんなにも生き生きと子ども時代の風景を描けることに驚きました。読むうちに私の中のこどもも生き生きと蘇るような気がしました。
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鮮やかな色使いなのに、柔らかさがあってどことなくユーモラスな、そんな魅力的な挿絵がたっぷり。 “一生のうちでいちばん幸せだった”という、スリランカの緑溢れる小さな村で過ごした子ども時代の思い出が、細やかに慈しむようにして語られていく。 そこで語られる風景や食べ物や風習には、まっ...
鮮やかな色使いなのに、柔らかさがあってどことなくユーモラスな、そんな魅力的な挿絵がたっぷり。 “一生のうちでいちばん幸せだった”という、スリランカの緑溢れる小さな村で過ごした子ども時代の思い出が、細やかに慈しむようにして語られていく。 そこで語られる風景や食べ物や風習には、まったくなじみはないのだが、 快活な父親や不思議な物語を語るのが上手な母親、寡婦である物静かなおばたちから大切にされ、恵まれた生活を送る少女の楽しげな姿はまざまざと思い浮かべることができる。 大人の目から見れば取るに足らないような事物、些細なことが大切だったり喜びだったりした子ども時代の気持ちの動き。 “だれのなかにも”“ふしぎな子ども”は住んでいるかもしれないが、その存在に気づくこと、めざめさせることは、誰にもできる、というわけではないのかもしれない。 Child in Me by Sybil Wettasinghe
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『きつねのホイティ』『ねこのくにのおきゃくさま』『かさどろぼう』など、読み聞かせに子ども達を惹きつける絵本を描いたスリランカの絵本作家、シビル・ウェッタシンハさんが70歳直前に書いたエッセイ。6歳でコロンボに移るまでの、スリランカ南部の都市ゴールから内陸に入ったギントタという村で...
『きつねのホイティ』『ねこのくにのおきゃくさま』『かさどろぼう』など、読み聞かせに子ども達を惹きつける絵本を描いたスリランカの絵本作家、シビル・ウェッタシンハさんが70歳直前に書いたエッセイ。6歳でコロンボに移るまでの、スリランカ南部の都市ゴールから内陸に入ったギントタという村での生活を回顧して書いたエッセイなのですが、小さな時に過ごした村の自然や、大家族での生活のこまごまとした部分が、色鮮やかな挿絵とともに丁寧に描かれ、「三つ子の魂百まで」ということわざのとおり、シビルさんの幼少期に感じたこと、見たものが、その後の創作活動の原点であり、アイディアの源泉であったことがわかります。 「この喜びは、その後もわたしの心のなかに、たえることなく生きつづけてきたと、わたしは信じています。そうです。ですから、今日までずうっとわたしのなかにある子どもが、わたしの道をみちびく光でありつづけたのです。わたしのなかの子どもは、たえずわたしに、幼い子供の空想世界の謎と魅力、魔法のふしぎを思い出させてくれます。」 幼い時の経験が、一生を支えるのだとしたら、今を生きる子ども達にかかわる仕事をするものが、何をどう整えていくべきなのか、おのずと道を指し示してくれていると感じました。 そして私もこの本を読んでいて、幼い時を過ごした瀬戸内に面した小さな町での、のびやかな幼少期を愛おしく思い出したのでした。
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