「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか の商品レビュー
ちょっとよくわかんなかった。評論? 舞城王太郎ファンなら楽しめる部分もあり、よかった。 「文楽」やらせろ。っていう舞城氏の主張は納得。 「音楽」はなんだか日常の生活に根付いている気はするが、「文学」は乖離してるような気が僕もするな。 「学」が「楽」に(表記上のいみだけで...
ちょっとよくわかんなかった。評論? 舞城王太郎ファンなら楽しめる部分もあり、よかった。 「文楽」やらせろ。っていう舞城氏の主張は納得。 「音楽」はなんだか日常の生活に根付いている気はするが、「文学」は乖離してるような気が僕もするな。 「学」が「楽」に(表記上のいみだけでなく)変わるためにはなにが必要なんだろう? もっと小説とかそれらに関わるものすべて、もっとごちゃごちゃになるべきで、整然としたジャンル分けとか意味ないよーってことかな。
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冒頭の現代の小説は豊穣であるという出だしから、近代文学=青春文学をどうやって解体して行くかにまで論をぐいぐい進めて行く流れは大胆に見えながら文学の時流(あるいはその上にある文学史)をしっかり把握した上で書かれていていちいち首肯した。 そして、その手法を用いて舞城王太郎が小説を書き...
冒頭の現代の小説は豊穣であるという出だしから、近代文学=青春文学をどうやって解体して行くかにまで論をぐいぐい進めて行く流れは大胆に見えながら文学の時流(あるいはその上にある文学史)をしっかり把握した上で書かれていていちいち首肯した。 そして、その手法を用いて舞城王太郎が小説を書き、それを再び仲俣氏が評論すると言う構成は非常に面白く、それが一冊の本に収録されていることが実に興味深い。 正直、吉本隆明については基礎知識が不足していたためにその時代性とかはよく分からなかったけど、現代の小説評論は(特に古川日出男については)かなり押さえやすかった。 こうした本がもっと読みたい。
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舞城王太郎と愛媛川十三の作品のみよんだ。 愛媛川十三と名乗っていても、舞城王太郎節さくれつで面白かった。 「音楽」と比べて「文楽」の門の狭きことが分かった。
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群像での企画が別の出版社から単行本化!舞城王太郎と愛媛川十三(まあ同一人物なのはおわかりでしょうが)の特別寄稿あり。
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舞城目当てで。仲俣暁生のは最初の方のだけ読んだ。 いーから皆密室本とかJDCとか書いてみろって。が非常に面白かった。舞城好きならオススメ
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舞城王太郎の単行本未収録作品が掲載されている本作は、評論部分も含めて面白く、もし書店に並んでいるのであれば購入しておいて損はないと思われます。
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近代の文学から現代の小説へって話は納得できるし、大まかな見取り図も面白いと思う。ただ、キャッチーなんだけどイマイチ響かないのは何故だろう。古川日出男を「動き」で捉えるのは何か凡庸で、古川のスピードを「前へ」の志向じゃなくて「上へ」の要約的視座への志向だって群像で書いてた石川忠司の...
近代の文学から現代の小説へって話は納得できるし、大まかな見取り図も面白いと思う。ただ、キャッチーなんだけどイマイチ響かないのは何故だろう。古川日出男を「動き」で捉えるのは何か凡庸で、古川のスピードを「前へ」の志向じゃなくて「上へ」の要約的視座への志向だって群像で書いてた石川忠司の方が読んでて面白い。
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