上司取扱説明書 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
入社数年たつと、周りから上司の愚痴をよくきく。私も、自分が理想としていた"上司"と現実の上司のギャップに絶望し愚痴をこぼしていたけど、実は上司が必ずしもそのポジションを希望していたわけではないということ。現状を嘆き愚痴る前に試してみようと思う。
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先輩社員との人間関係に悩んでいて出会った本。 悩んでいたこともあるのだろうが、本当にためになった。 本の半分ぐらいのページの端を折って読んでしまい、 どのページを読み返せばいいかわからんくなったほど。 この本は、ボスマネジメントについて書かれている。 MBAの科目にあるぐらい欧...
先輩社員との人間関係に悩んでいて出会った本。 悩んでいたこともあるのだろうが、本当にためになった。 本の半分ぐらいのページの端を折って読んでしまい、 どのページを読み返せばいいかわからんくなったほど。 この本は、ボスマネジメントについて書かれている。 MBAの科目にあるぐらい欧米ではボスマネジメントという 考え方が一般的らしい。 日本では上の言うことには従うという考え方が浸透していて、 上司をどうコントロールするかはあまり考えない文化だが、 とても重要な考え方だと思う。 ボスマネジメントの基本的な考え方として、自分や上司を変え ようとするのではなく、自分と上司の関係を変えるというべき というものがある。 なぜなら、人を変えるのは、他人であっても、自分であっても 難しいからだ。 では、どうやって変えるか。そのヒントがこの本の中身。 まず、上司の何が期待外れなのかを認識する。 誰でも、自分の期待と違うときに、イライラしたりがっかりしたり する。だから、何を期待して、何をしてくれないかを認識すること が第一ステップ。 第二ステップは、そこから上司のタイプを知ること。 この本には6種類の上司のタイプが書いてあって、それぞれ、 どういうことを考えている人なのか、どう取り扱えばいいのか がわかりやすく書いてある。 そして、自分は理想の部下であるかを考える。 理想の部下とは、以下に上司のやりやすいやり方で仕事を するかということ。 上司のスタイルにいかに合わせることができる部下なのか。 といういうこと。 また、この本で述べられているのは、いかにうまく上司から 承認をもらえるような仕事のやり方ができるかということが 重要だということ。 そして、そこで一番重要なのが、上司のスタイルにいかに 合わせることができるか。 この本で一番勉強になったのは、ここ。 実際、上司に対して、1時間後の予定でも社内スケジューラー に予定を入れてから話すとか、毎日ちょっとしか進捗がなくても 資料を見せるとか、スタイルを変えた途端、すごくスムーズに 仕事が進むようになった。 この本がおもしろいのは、それでもだめなら、反面教師にして、 その人のことはあきらめようと書いてあること。 逃げのようだが、とても正しいと思う。 仕事上の人間関係に悩んでいる人には、5章だけでもいいから、 ぜひ読んでほしい。 ----------- 藤野祐美さんのブログ http://www.ysorder.com/blog/
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