ゴルゴ13 SPECIAL EDITION 厳寒の激闘(文庫版) の商品レビュー
- ネタバレ
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中国政府に弾圧されるチベットを舞台にした『白龍昇り立つ』という作品が素晴らしい。 チョモランマを越えながらという極限状態の中、ダパンチェン・ラマの生まれ変わりとされるラモンという少年を連れての登山術・サバイバル術、追手の山岳部隊隊長との息詰まる攻防など読みどころが多い。 読んでるこっちも緊張しっぱなし。 ゴルゴとラモンの再会のシーンにとても感動した。 死の可能性がありながらもゴルゴを信じ待ち続けたラモンの清らかさと、ゴルゴの滅多に見せることのない人間らしい表情が胸を打つ。 殺伐としてるだけでない、こういう話もあるんだなぁ。
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