神に愛された国・日本 日本人に生まれて良かった！ の商品レビュー

久保有政(著者)

2017/01/01

2016年4月にフォトリーディング。

高速大量回転で12月30日に再読：

情報量が多いが、深くはなかった。メールマガジンがもとになっているらしいのでなるほどと感じた。娯楽的読書としてよいが、資料としては軽さがあると思った。

下記に付箋を貼った個所の要約を載せる：

22-24：ロシア革命時シベリアにポーランド人が残され窮地に立たされた。日本赤十字社と陸軍が彼らの子どもたちを助けた。
75年後の阪神淡路大震災の時、維持たちをポーランドに招き励ました。

26-27：イスラエル建国の英雄トランペヌドールは、日露戦争で捕虜となり大阪の収容所に送られる。そこでユダヤ人もロシア人も、宗教の違いも差別なく人間的に扱われて感動。日本をユダヤ人国家の手本としたいと手記に記した。

38：持統天皇は国の危機を自らを奴隷として売って仲間を日本に帰したおおともべはかまに対して、愛国の思いを賞賛したと、日本書紀に記されている。愛国という言葉がはじめて記された逸話。

52-53：日本人であることを捨てたようなクリスチャンがいることを著者は嘆く。むしろ国が滅んでも哀歌やエレミヤ書をしるし、後世のエステルやダニエルにまで励ましになった預言者エレミヤの信仰と国を愛する態度を見本とするように訴える。

54-55：ジャーナリスト高木一臣（かずおみ）さんの思い出。スペインの日本人学校にて敗戦に際し、「日本は日出ずる国ではなくなった」という声に対し、恩師は「敗戦だろうが日本が日出ずる国である価値は変わらない」と。実際アジアを独立させたのは敗戦国日本。

87：国家宗教であるユダヤ教とユダヤ人のように、国家宗教である神道と日本人はにた関係。しかし極東アジアに日本のように国家宗教を持つ国はない。

125-126：東京裁判史観。溥儀の偽証により満州国把握の産物になっている。

164-166：インパール作戦によりインド人も戦った。それゆえにイギリスは戦後引き締め見せしめにしようとしたが、民衆の反発を食らう。独立運動が以後活発になる。