スピリチュアリティの宗教史(上巻) の商品レビュー
スピリチュアリティ(スピリチュアリズム)という単語が、今までどのような分野で用いられ考察されてきたのか、それを俯瞰視するという意味で非常に勉強になる。 今までスピリチュアリティと言えば現代という印象があり、その領域ばかり着目していたのだけど、それ以外の範囲の存在について多少なり...
スピリチュアリティ(スピリチュアリズム)という単語が、今までどのような分野で用いられ考察されてきたのか、それを俯瞰視するという意味で非常に勉強になる。 今までスピリチュアリティと言えば現代という印象があり、その領域ばかり着目していたのだけど、それ以外の範囲の存在について多少なりとも把握することは、現代のスピリチュアリティの立ち位置をより正確に理解する上で必須だと思うため、現代のことだけに興味がある人でも読んでみる価値は充分ある。 とはいえ、収録されている論文の中で最も面白かったのは現代を扱っている堀江先生の輪廻転生論だったので、結局のところ自分の関心は現代から離れることはないのを再確認した次第。
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