空気の教育 の商品レビュー
直接の指導ではなく、雰囲気で教える。 それを文化と名付ける彼の言葉選びにグッと来ます。 人の親として、当たり前に学ぶ空気を家庭に作る責任を感じました。
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「思考の生理学」の方の書かれた本。 確かに、とても勉強になる。 とくに、こどもと関わる職業の方なら一読の価値あり。 しかしちょっとおじいちゃんめいてんなと感じる部分もあった。こう、性別役割分担的なところがね。 それは、あのね、個人的にやだったな。 子育ては「ハハオヤ」が1人でする...
「思考の生理学」の方の書かれた本。 確かに、とても勉強になる。 とくに、こどもと関わる職業の方なら一読の価値あり。 しかしちょっとおじいちゃんめいてんなと感じる部分もあった。こう、性別役割分担的なところがね。 それは、あのね、個人的にやだったな。 子育ては「ハハオヤ」が1人でするものではない、出来るものでもない、その、地域で、みんなでするべきものだよなぁと感じているから。 そう書かれていたのかもしれないが。読み込み不足? 逆に、おじいちゃんだから語れる(マラソン、とか、汗の大切さ、とか)こともあり、これは改めて見直す必要ある有益な視点だよなぁと思ったりもした。
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2019/7/28 外山滋比古さんの本は本当に面白くて、その考え方はとても参考になるものが多いです。 この本では、教師としての外山滋比古さんの経験をもとにして1983年に書かれたものを、2011年版に色々と古くなったものは除きながら再編集したものだそうです。学校での教育に関するこ...
2019/7/28 外山滋比古さんの本は本当に面白くて、その考え方はとても参考になるものが多いです。 この本では、教師としての外山滋比古さんの経験をもとにして1983年に書かれたものを、2011年版に色々と古くなったものは除きながら再編集したものだそうです。学校での教育に関すること、教師としてのあり方や心がけていくこと、保護者の変化について現代の社会の変化にも触れながら、どうして保護者にも変化が起きているのだろうということを考えるきっかけを与えてくれているように感じます。 書かれた時期が古いので、若干、今の時代の感覚では合わないんじゃないかなと思うところもありましたが、話の大筋の観念はやはりブレないし、現代にもかなり通じるもの、むしろ現代だからこそ考えていかなきゃいけないことのヒントがあるように思います。
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名著「思考の整理学」の著者である外山滋比古の教育論1983年初版発行なので,若干の古臭さは否めないが,本質は未だ変わらない. 点数にこだわる.成績に目の色を変えるはペンキ教育に過ぎない.ペンキを塗ればきれいに見える,しかし中はなんら変わらない.ペンキ教育ではなく,空気の教育が必...
名著「思考の整理学」の著者である外山滋比古の教育論1983年初版発行なので,若干の古臭さは否めないが,本質は未だ変わらない. 点数にこだわる.成績に目の色を変えるはペンキ教育に過ぎない.ペンキを塗ればきれいに見える,しかし中はなんら変わらない.ペンキ教育ではなく,空気の教育が必要.空気とは形式×繰り返し×時間によってできる.学校の空気,家庭の空気,どのような空気で子供を育てるのかが大事.特に家庭の空気.すなわち家庭ごとに文化がそなわっていないといけない.
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教育に必要なのは、人との距離を保つこと、言うより行動で示すこと、空気(気風)に包むこと、…様々挙げられているが、特に印象に残ったのは、労を惜しまないことだった。 労を買ってでも引き受けた先に、体力、人間関係の作り方などが身につくのだという。 2015年12月6日付朝日新聞グローブ...
教育に必要なのは、人との距離を保つこと、言うより行動で示すこと、空気(気風)に包むこと、…様々挙げられているが、特に印象に残ったのは、労を惜しまないことだった。 労を買ってでも引き受けた先に、体力、人間関係の作り方などが身につくのだという。 2015年12月6日付朝日新聞グローブで、家事のビジネス化が特集されていた。エヴァン・セリンジャー氏は、「家事を外注すれば、確かに楽しくないことをやらずにすむ。ただ、外注することによって、面倒臭さいことに反応して腹をたてるとか、不機嫌になるといった経験まで、我々は避けることになる」。そして、ハーバーマスの「生活世界の植民地化」を想起させる現象だと危惧する。 外山は、古くて新しい問題を提起していると言えよう。
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p-172「親が子供のためにということの少なくとも半分は親自身の虚栄心を満たすためである・・・子供は成長の苦しみを存分に味わっているのだから・・・大人の夢を押し付けるような残酷なことはしない・・・」 p-184「理想を掲げる。それに向かって走らせる。転んでも立ち上がればいい。道...
p-172「親が子供のためにということの少なくとも半分は親自身の虚栄心を満たすためである・・・子供は成長の苦しみを存分に味わっているのだから・・・大人の夢を押し付けるような残酷なことはしない・・・」 p-184「理想を掲げる。それに向かって走らせる。転んでも立ち上がればいい。道を間違えてもやり直せばいいい」 p-189「褒めるのは陰で、叱るのは本人だけにそっと。」 p-203「こどもにやる気を起こさせるにはホウビという勲章をやらなくてはならない。」「ケチケチすることはないが、賞がインフレを起こしてもいけない。」 等、為になる言葉がいくつもある。
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いまから約30年前に刊行された本の文庫版です。 しかしなぜでしょう?色あせてません。それどころか納得するばかり。人は変わらないのでしょうかねぇ~ 最近は少子かもあってか(小生も親になったせいか)、教育関関係の話題が多い気がします。次々と新しいものが出ていますが人か変わらないものな...
いまから約30年前に刊行された本の文庫版です。 しかしなぜでしょう?色あせてません。それどころか納得するばかり。人は変わらないのでしょうかねぇ~ 最近は少子かもあってか(小生も親になったせいか)、教育関関係の話題が多い気がします。次々と新しいものが出ていますが人か変わらないものなのです。過去のものにもいいものがあります。しかもこんな手ごろに! 小生はこれ一冊でも十分な気もします。 方法論的なことはありませんが、親として教育者として考えるべきものが書いてあると思います。 どこまで出来るかわかりませんが、外山さんが言いたい事はわかってます。あとは実践あるのみ! あとがきにも「この本は、消えたその風をとりもどしたいと考えて書いた・・・」とあります。 小生も子どもたちに良い風をとりもどしたい思います
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家には家風が、学校には校風がある。人はこの風によって四六時中教育される。親やら先生やらは、よい風を身に纏うべし。
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著者のエッセイにはいつもちがう視点があり感嘆してしまいます。 「教育のことを薫陶という」 なるほどそれが「空気」につながるわけだ。 知的好奇心が満たされますね。
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『上っ面のしつけやペンキのようにすぐ剥げてしまう教育を行う家庭、学校が増えた。 教育は薫陶という。 これは空気による育成である。 家風、校風、社風。 空気は一日二日でできるものではない。 昨日「いただきます」と言った。今日も言った。明日もあさっても言うだろう。そうやってできていく...
『上っ面のしつけやペンキのようにすぐ剥げてしまう教育を行う家庭、学校が増えた。 教育は薫陶という。 これは空気による育成である。 家風、校風、社風。 空気は一日二日でできるものではない。 昨日「いただきます」と言った。今日も言った。明日もあさっても言うだろう。そうやってできていくものだ。 子どもに苦労させないようにする親が増えた。 大人になって苦労するだけ。』 教育ってなんだろう。しつけってなんだろう。 たぶん、あれこれ手出ししすぎるもんじゃないんだな。 習い事や塾に通わせるよりも もっと大事なことがあるんだろな。
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