音楽で人は輝く の商品レビュー
実際にあったブラームス派とワーグナー派の対立、それぞれの派に属する、あるいは見なされた、あるいは著者がそう見なした作曲家たちの思想と女性観・女性遍歴をばっさりと割り切って書き綴ったものだ。形式の中に崇高なものをなんとか描き出そうとし、一途に女性を思い続けるブラームス派。神の喪失、...
実際にあったブラームス派とワーグナー派の対立、それぞれの派に属する、あるいは見なされた、あるいは著者がそう見なした作曲家たちの思想と女性観・女性遍歴をばっさりと割り切って書き綴ったものだ。形式の中に崇高なものをなんとか描き出そうとし、一途に女性を思い続けるブラームス派。神の喪失、統一の喪失という時代の状況の中で、なんとか神に代わるものを探し出そうとあがき、女性に対しても一人では安心しきれなかったワーグナー派。人間というものが単純ではないように、この考え方では割り切れないもの、はみ出してくるものがあるだろうと思う。クラシックの歴史の流れを理解する一つの方法ではあろう。
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対立のきざし(共通の基盤ベートーヴェン;前期ロマン派の時代―ブラームスにつながる作曲家たち;前期ロマン派の時代―ワーグナーにつながる作曲家たち;シューマンの愛と夢想の音楽)◆ブラームス派の巨人たち(ブラームス;ドヴォルザーク;シュトラウス・ファミリー)◆ワーグナー派の巨人たち(ワーグナー;ブルックナー;リヒャルト・シュトラウス;マーラー;フーゴー・ヴォルフ;新ウィーン学派)◆結論にかえて◆ラ・フォル・ジュルネで、後期ロマン派がテーマになる! 著者:樋口裕一(1951-、大分県、作家)
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ベートーヴェンから後期ロマン派を経て、さらに現代音楽へとつながる新ウィーン学派までの潮流を、ブラームスとワーグナーの対立という軸を中心に、わかりやすく解説している本です。 著者は、ベートーヴェンの交響曲第五番と第九番に、彼の音楽の二つの異なる側面が示されていると述べ、かたやシュ...
ベートーヴェンから後期ロマン派を経て、さらに現代音楽へとつながる新ウィーン学派までの潮流を、ブラームスとワーグナーの対立という軸を中心に、わかりやすく解説している本です。 著者は、ベートーヴェンの交響曲第五番と第九番に、彼の音楽の二つの異なる側面が示されていると述べ、かたやシューベルト、メンデルスゾーンを経てブラームスに、もう一方ではベルリオーズ、リストを経てワーグナーに引き継がれることになったと整理しています。さらに、ブラームスとワーグナーの対立が、ドヴォルザークやブルックナーといった、彼らにつづく世代の音楽家たちにも、かたちを変えながら引き継がれていったことが解説されています。 ロマン主義の芸術観は、現代でもある意味では常識的な「芸術」「アート」についての考え方を支えているところがあり、そこに焦点をあてて近代のクラシック音楽の歴史を明快に整理しています。また、さまざまな作曲家の人物像や女性関係についても説明がなされており、読者に親しみをいだかせる内容になっているように思います。
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[ 内容 ] 後期ロマン派の作曲家は、今日世界中で愛され、不朽の輝きを放っている。 ブラームス、ワーグナー、ブルックナー、ドヴォルザーク、マーラー、R・シュトラウス、ヴォルフ…。 この巨人たちの偉大な作品群を、どう楽しめば良いのだろう。 その手がかりが、「ブラームス派とワーグナー...
[ 内容 ] 後期ロマン派の作曲家は、今日世界中で愛され、不朽の輝きを放っている。 ブラームス、ワーグナー、ブルックナー、ドヴォルザーク、マーラー、R・シュトラウス、ヴォルフ…。 この巨人たちの偉大な作品群を、どう楽しめば良いのだろう。 その手がかりが、「ブラームス派とワーグナー派の対立」だ。 この軸を理解すると、その崇高な音楽がさらに深みを増す。 また、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン、ベルリオーズ、リスト、シューマン等の位置づけも明確になり、シェーンベルク等の新ウィーン楽派も視野に収めることができる。 両派の対立を軸に、それぞれの創作に影響を与えた「愛のドラマ」も見据えながら、クラシック音楽の魅力をあますところなく伝える。 [ 目次 ] 第1章 対立のきざし(共通の基盤ベートーヴェン;前期ロマン派の時代―ブラームスにつながる作曲家たち;前期ロマン派の時代―ワーグナーにつながる作曲家たち;シューマンの愛と夢想の音楽) 第2章 ブラームス派の巨人たち(ブラームス;ドヴォルザーク;シュトラウス・ファミリー) 第3章 ワーグナー派の巨人たち(ワーグナー;ブルックナー;リヒャルト・シュトラウス;マーラー;フーゴー・ヴォルフ;新ウィーン学派) 最終章 結論にかえて ラ・フォル・ジュルネで、後期ロマン派がテーマになる! [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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後期ロマン派から新ウィーン楽派までの主要な作曲家の特性を面白く書いた良書。個人的に新たな発見もあり、ますますクラシックを嗜むのが好きになった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者は私がクラシック音楽好きになるきっかけを作ってくれたような気がする。9年ほど前、妻が妊娠した際に購入した本(たまごクラブだったと思う)に、胎教に良いというCDが付録で付いていた。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第二楽章が入っていた。それまではクラシック音楽はあまり興味がなかったが、それから少しずつではあるがクラシック音楽を聴くようになっていた。そんなときに本屋で「頭がよくなるクラシック入門」という著者の書いた本を見つけ、それを読んでから、興味を持ち、以降クラシック音楽を積極的に聴くようになった。 著者は私塾で論文指導をしているだけあり、文章の書き方や読者をその気にさせる話題作りがとてもうまい。付録のCDがあり、曲紹介(次に聴くお勧めの曲)もされており、上手な案内役につられて、紹介されたCDを買ったり、借りたりした記憶がある。 本書は、そんなクラシック音楽の中でロマン派と呼ばれる音楽家達と作品の紹介を絶対音楽と表現音楽(ブラームス派とワーグナー派)の対立を軸に展開している。 個人的にはブラームスやドボルザークの音楽が好きであり、ワーグナーの作品は、オペラ(ワーグナー派は楽劇と呼ぶ)の色彩が強いので、あまり聴いてこなかった。 クラシック好きとスターウォーズ好きが高じて、この夏、「スターウォーズinコンサート」という音楽と映像が一体となったコンサートに行ってきた。コンサート自体にも感動したが、その際に購入したパンフレットに、スターウォーズの作曲家であるジョン・ウィリアムズが、ワーグナーの生んだ「ライトモティーフ」という表現方法を巧みに使っているという記述があり、びっくりした。自分の好きなスターウォーズの音楽の源流は、ワーグナーに通じることを知ったときに、改めてワーグナーという作曲家の偉大さに気づかされた。一度、ワーグナーの作品もしっかり聴いてみようと思った。また、本書でも曲紹介をしており、シューマンの音楽も取り上げられていた。シューマンもあまり聴いたことがないので、聴いてみようと思った。
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内容も素晴らしいが、文章力の高さに舌を巻いた。事実と持論の分け方・伝え方が上手く、内容がより鮮明に頭に入ってくる気がした。
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音楽そのものを大切にするブラームス派と、音楽を通じた感情表現に重きを置くワーグナー派の対比を、それぞれに属する大作曲家の人生と作品を紹介しながら、後期ロマン派と呼ばれる19世紀から20世紀前半の音楽界の様子とともに鮮やかに描く一冊。 こんなにワクワクと楽しく読めた音楽本は久しぶり...
音楽そのものを大切にするブラームス派と、音楽を通じた感情表現に重きを置くワーグナー派の対比を、それぞれに属する大作曲家の人生と作品を紹介しながら、後期ロマン派と呼ばれる19世紀から20世紀前半の音楽界の様子とともに鮮やかに描く一冊。 こんなにワクワクと楽しく読めた音楽本は久しぶり。 個人的には、ワーグナーは好きだけど、マーラーはまだ取っつきにくい。ブラームスの交響曲は好きだけど、室内楽はまだ地味すぎてしみこまない。といったように両派のどちらとも決めかね状態だけど、本書のおかげで今後のリスニングの楽しみが増えました。
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後期ロマン派をブラームス派とワーグナー派の対立という切り口から解説しています。 そーか、この二派はそんなに仲悪かったのかw 要するに、保守派(絶対音楽派)と改革派(表題音楽派)ということですので、どの分野でも進歩が著しい時期には起こりえる対立ではありますな。 どり的には、ブラーム...
後期ロマン派をブラームス派とワーグナー派の対立という切り口から解説しています。 そーか、この二派はそんなに仲悪かったのかw 要するに、保守派(絶対音楽派)と改革派(表題音楽派)ということですので、どの分野でも進歩が著しい時期には起こりえる対立ではありますな。 どり的には、ブラームス派のブラームス、ドヴォルザークはもちろん大好きなんですが、ワーグナー派のリヒャルト・シュトラウスも大好きなんだけどな。(ちなみにワーグナーは悪いけどあまり好きではない) ま、現代のクラシックファンからすれば、みんな後期ロマン派じゃないの、仲良くすれば? ってことでw なにはともあれ、ラ・フォル・ジュルネ楽しみだな(≧∇≦)
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