こぐこぐ自転車 の商品レビュー
家族が持っていた本を拝借。 タイトルから、少年が主人公の冒険物語かと思ったのに、まさか、年配のおじさまが自転車にはまって友人と旅をするエッセイ本だったとは。 自転車には詳しくありませんが、伊藤礼さんの心の動きが素直に表現されているので、自転車とは関係のない、変な所で「分かる~」と...
家族が持っていた本を拝借。 タイトルから、少年が主人公の冒険物語かと思ったのに、まさか、年配のおじさまが自転車にはまって友人と旅をするエッセイ本だったとは。 自転車には詳しくありませんが、伊藤礼さんの心の動きが素直に表現されているので、自転車とは関係のない、変な所で「分かる~」と共感しつつ楽しみました。ところどころにでてくる絶妙な辛口コメントが好きです。
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著者は「チャタレイ裁判」の伊藤整の次男。本業は英文学の模様。 30年間、京王井の頭線の「久我山」から西武池袋線の「江古田駅」付近の大学へ、クルマで通勤遊ばしたそう。…確かにこりゃ、電車で通うのは不便な位置関係だわ。引っ越すって選択肢はなかったのか?(笑) 川沿いにはたいてい遊歩道...
著者は「チャタレイ裁判」の伊藤整の次男。本業は英文学の模様。 30年間、京王井の頭線の「久我山」から西武池袋線の「江古田駅」付近の大学へ、クルマで通勤遊ばしたそう。…確かにこりゃ、電車で通うのは不便な位置関係だわ。引っ越すって選択肢はなかったのか?(笑) 川沿いにはたいてい遊歩道がある…ってなるほど。確かに、幹線道路で怖い思いをしながら走るより、ずっと快適なハズ。ちなみに筆者愛用のDAHON社のHelios SL、最終的にはペダル抜きで8.7キロにまでなったよう。軽いなあ! 街田の小野路でパンクして鶴川まで押して行く話があって、近所なんで明日の我が身…と思ってたら、なんとあそこの小野神社、小野篁を奉っているそうな。知らんかった…。
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68歳の教授がいつもはクルマで通う大学へ何を血迷ったか、ある日突然自転車で通勤する。12.5kmの道のりだったが早くも2kmでへばり、フラフラになりながら命からがら辿り着いた顛末(てんまつ)が中高年初心者サイクリストに勇気を与える(笑)。 https://sessendo.blo...
68歳の教授がいつもはクルマで通う大学へ何を血迷ったか、ある日突然自転車で通勤する。12.5kmの道のりだったが早くも2kmでへばり、フラフラになりながら命からがら辿り着いた顛末(てんまつ)が中高年初心者サイクリストに勇気を与える(笑)。 https://sessendo.blogspot.com/2018/09/68.html
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60代から自転車にはまった著者。折りたたみ自転車から始まり、クロスバイク、MTBまで購入して、都内だけでなく、仲間と北海道まで走りに行くようになる。というと、元気な老人の健康エッセイみたいだけどそんなことはなくて、ひと言多い、理屈屋っぽい戦前生まれの著者が、脳内で好き勝手なことを...
60代から自転車にはまった著者。折りたたみ自転車から始まり、クロスバイク、MTBまで購入して、都内だけでなく、仲間と北海道まで走りに行くようになる。というと、元気な老人の健康エッセイみたいだけどそんなことはなくて、ひと言多い、理屈屋っぽい戦前生まれの著者が、脳内で好き勝手なことを、忖度なくつぶやく様が描かれる。文章がとても軽快で、相手や自分への無遠慮なツッコミなど、宮田珠己氏のエッセイに通じるものがあると思った。これを見て自転車を始めようって気にはならないだろうけど(笑)、自転車乗ってる人が読むと、くすりとさせられることは保証付きだろう。かく言う私もそうだった。
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15.10.22 NHK サイクル派宣言 西山繭子、北川えり、 われら サイクル派宣言(初回放送:2007年) 自転車を愛する著名人がスタジオに集結し、自らのサイクルライフを大公開! 【出演】さくら、石井正則、北川えり、西山繭子、伊集院光、神田陽子
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面白かった! ちょこちょこ声を出して笑ってしまった。 しかしこの程度を毒舌と云うひとが多いのは意外。 私は品のいいユーモアとして読んでた。
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著者が定年になる間際に初めた自転車に関する日記。 まさに日記という感じ。全体的に読み物としては少し物足りない印象。でも北海道ツーリングのくだりは広大な情景が想像できて、いいな〜うらやましいなと思った。
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ご本人はこういう紹介をされるのは、嫌だろうが、どうしてもこんな前振りがついてしまう。「著者の伊藤礼氏は、 "チャタレイ夫人の恋人"を翻訳した、伊藤整氏のご子息で」と。 そんなこととは別で、この伊藤礼氏は、学校を定年退職する直前に、自転車通勤を思い立ち、以来、多...
ご本人はこういう紹介をされるのは、嫌だろうが、どうしてもこんな前振りがついてしまう。「著者の伊藤礼氏は、 "チャタレイ夫人の恋人"を翻訳した、伊藤整氏のご子息で」と。 そんなこととは別で、この伊藤礼氏は、学校を定年退職する直前に、自転車通勤を思い立ち、以来、多くの自転車を購入しては試し、それこそ友人たちと本中を自転車で走り回っている。文庫版のあとがきでは七十七歳、いわゆる喜寿で、あいかわらずスポーツ自転車を乗り回している。 私も、自転車愛好家ではあるが、果たして。伊藤氏の年齢まで、走れるか。また知的好奇心をもと続けることができるのか。 長距離を走るこころ構えとして、LONG SLOW DISTANCE(LSD)という単語があるが、まさに伊藤氏はそれを実践している。ただ、よくコケるところをみるとSLOWではないらしいが。 人生の一つの大目標、尊敬する大先輩のこの著書は、自転車愛好家は必読であると思う。
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とても楽しく読めた。 都内の川沿いを走ったり、北海道大旅行をしたりと内容が面白いのはもちろんのこと、 なんとも言えない文章の面白みと、 著者のひねくれとこだわりに加えて、古希のサイクリストというスパイスがあまりに絶妙。 年寄りは偏屈であってこそ面白い。 いつの日か愛される偏屈ば...
とても楽しく読めた。 都内の川沿いを走ったり、北海道大旅行をしたりと内容が面白いのはもちろんのこと、 なんとも言えない文章の面白みと、 著者のひねくれとこだわりに加えて、古希のサイクリストというスパイスがあまりに絶妙。 年寄りは偏屈であってこそ面白い。 いつの日か愛される偏屈ばあさんになれたら嬉しい。
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