秘密機関 の商品レビュー
2011年発行、早川書房のクリスティー文庫。解説は杉江松恋(ミステリ書評家)。結構おもしろくて一気に読めた。冒険小説として優秀なのだろう。トミーとタペンスともに機転が利いていてやるなぁ、という感じである。登場人物も比較的少なくてよい。謎のブラウン氏の正体もそれほど無理がないかな。...
2011年発行、早川書房のクリスティー文庫。解説は杉江松恋(ミステリ書評家)。結構おもしろくて一気に読めた。冒険小説として優秀なのだろう。トミーとタペンスともに機転が利いていてやるなぁ、という感じである。登場人物も比較的少なくてよい。謎のブラウン氏の正体もそれほど無理がないかな。@
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トミー&タペンス 第一作。若々しい感じで楽しく読めた。ただこんな素人にこんなことさせるかな?という疑問は最後まで残った。
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トミー&タペンスもの クリスティー作品は、最近だとミス・マープルものばかり読んでいたのですが、ちょいと気分を変えて本書を手に取りました。 幼馴染のトミーとタペンスが、とある機密文書を託されたまま失踪した女性を巡る陰謀に巻き込まれていく冒険活劇です。 本書は、クリスティーお馴染み...
トミー&タペンスもの クリスティー作品は、最近だとミス・マープルものばかり読んでいたのですが、ちょいと気分を変えて本書を手に取りました。 幼馴染のトミーとタペンスが、とある機密文書を託されたまま失踪した女性を巡る陰謀に巻き込まれていく冒険活劇です。 本書は、クリスティーお馴染みの本格ミステリとは趣が異なる感じで、若い男女コンビが繰り広げるアクションに、ドキドキハラハラしながら読みました。 (注:この“ドキドキハラハラ”は、二人の行動が危なっかしくてハラハラしていたという意味です 笑) で、“謎の黒幕”が誰か?という事も、話の展開で怪しい人物が挙がってくるのですが、「この人か?・・あ、でもこの人ちゃうか・・」と、見事にクリスティーに翻弄されてしまいました。 という事で、クリスティーのこのような冒険小説も楽しいですね。今後、“トミー&タペンスもの”制覇したいと思いました。 ※余談ですが、今回はいつもの古い方のクリスティー文庫ではなく、新訳の文庫にしてみましたが、個人的に表紙のデザインは古い方(左上に“マーク”がある方)の、クリスティー文庫が好みかな。と思った次第です。
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著者:アガサ・クリスティ(Christie, Agatha, 1890-1976、イングランド、小説家)
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クリスティ長編第2作、トミーとタペンス第1作。ジェーン・フィンという女性をめぐっての冒険活劇といったところ。都合良く事が起こり都合よく協力者が現れ都合よく物事がいい方に進む。うまくゆきすぎという感じがするがなぜか読むのを止められない。1922年発表とあってトミーは第一次世界大戦で...
クリスティ長編第2作、トミーとタペンス第1作。ジェーン・フィンという女性をめぐっての冒険活劇といったところ。都合良く事が起こり都合よく協力者が現れ都合よく物事がいい方に進む。うまくゆきすぎという感じがするがなぜか読むのを止められない。1922年発表とあってトミーは第一次世界大戦で従軍退役し職探しをしている所。 幼馴染の二人だが、1916年の野戦病院で患者と看護婦として再会し、さらに戦後地下鉄の入り口で再会。二人合わせて45才に満たないと書いてある。タペンスは牧師の娘。 1922発表 1982.11.15発行 図書館 (読んだのは田村隆一訳のもの。表紙は真鍋博でこの画像のとはちがう)
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展開に驚きを隠せない。やはり読み続けるのが楽しくなる。アガサ・クリスティーだなって思わされる。トミーとタペンスの組み合わせがいい。章の構成によって、どんどん読み進めたくなった1冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おてんば娘の危なっかしさにハラハラしつつ、二人の恋愛模様がロンドンの街中で繰り広げられる景色に、自分のロンドン生活と重なってとても温かい気持ちになる。 この二人、以後の作品で年を取っていくという。その姿を見ていきたいし、既にこの二人のような関係になっていきたいなぁ。
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アガサ・クリスティーの冒険小説です。トミーとタペンスのシリーズものです。登場人物を把握するまでに時間がかかりますが(私の場合)、物語が動き始めたら面白かったです。ハラハラドキドキもしましたし、新たに人物が登場する度にその人怪しいのじゃないかしら…と疑いながら読んでいました。
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図書館で。 実はトミーとタペンスを読むのは初めて。確かにこれは面白い。続編を願う声が多かった、というのも頷けますね。 それというのも全部知っていてしたり顔で謎解きを行う全能の探偵、という立場ではなく彼らが悩んだり失敗したりしながら謎を解いていく過程が面白いのかな、と。 という訳...
図書館で。 実はトミーとタペンスを読むのは初めて。確かにこれは面白い。続編を願う声が多かった、というのも頷けますね。 それというのも全部知っていてしたり顔で謎解きを行う全能の探偵、という立場ではなく彼らが悩んだり失敗したりしながら謎を解いていく過程が面白いのかな、と。 という訳で。最初からアイツは怪しいと思ってたんだよ、という犯人でしたがまあそれは置いておいて。人混みで漏れ聞こえてくる他人の話って聞く人が聞くとこういうネタにもなるんだなあ…なんて思いました。次も楽しみです。
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