ホーラ の商品レビュー
二人の関係がどう決着するのか見ものだった 女性の方も死ぬかと思ったがそうではなかったので悲惨さはない
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ギリシャのパナリア島を舞台にしたミステリー。全体的に、同じ作者の「廃院のミカエル」にかなり近い。 主人公の亜紀はヴァイオリニストで、建築家の聡史と10数年W不倫の関係を続けている。ある日2人で内緒の旅行に訪れたロンドンで、聡史は海の底から発見されたというヴァイオリンを亜紀に贈る...
ギリシャのパナリア島を舞台にしたミステリー。全体的に、同じ作者の「廃院のミカエル」にかなり近い。 主人公の亜紀はヴァイオリニストで、建築家の聡史と10数年W不倫の関係を続けている。ある日2人で内緒の旅行に訪れたロンドンで、聡史は海の底から発見されたというヴァイオリンを亜紀に贈る。その後アテネに渡った2人はパナリア島に行くことになり、かつて異教徒たちの都があったホーラにたどり着く…。 ギリシャ語のχώραには都市、栄えている場所という意味があるらしい。パナリア島という場所は知らなかったけどロードス島の近くにあり、ロードス島と同じく騎士団の要塞跡などがあるらしいので一度行ってみたい。
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この作者の別の作品が面白かったので手にとってみたが、うーん、ごめんなさい、私にはこの世界観が合わず・・・ 最後まで読めませんでしたw
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2014年9冊目… 久々の篠田さん作品。 大いなるものの存在、という意味ではまさに、篠田さん的作品だなぁ…と思ったけど… 今ふたつ感が否めず…orz 建築家の彼とヴァイオリニストの彼女、不倫カップルのギリシャ旅行…てとこからちと気分ではなぁったな… 嫌なムードだな…と思いつ...
2014年9冊目… 久々の篠田さん作品。 大いなるものの存在、という意味ではまさに、篠田さん的作品だなぁ…と思ったけど… 今ふたつ感が否めず…orz 建築家の彼とヴァイオリニストの彼女、不倫カップルのギリシャ旅行…てとこからちと気分ではなぁったな… 嫌なムードだな…と思いつつわりとサラッと読めてしまったあたり、やっぱちょっと今の気分ではなかったのかな。 しかし、曰く付きヴァイオリンが沈没船から引き上げられてオークションに出されていた…というのが、個人的にタイムリーではあったな。 最近水中考古学の存在知ったしね、という意味で。
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亜紀の前でよみがえるホーラの描写がすごくリアルで生々しい街の様子が想像できた。胸にぐっとくる描写が多く、読み終わった後がなんとも言えない気持ちになりました。
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主人公亜紀は十年以上不倫している相手聡史とエーゲ海の小島に行くが、地元の人の勧める場所に観光しようとしたが、なぜか昔あったといわれる街―死都―に迷い込み、その後いくつもの不吉な事件に巻き込まれる。 内容はともかく、解説が山本やよいでどこかで見た名前だと思っていたら、V.I.ウオ...
主人公亜紀は十年以上不倫している相手聡史とエーゲ海の小島に行くが、地元の人の勧める場所に観光しようとしたが、なぜか昔あったといわれる街―死都―に迷い込み、その後いくつもの不吉な事件に巻き込まれる。 内容はともかく、解説が山本やよいでどこかで見た名前だと思っていたら、V.I.ウオーショスキーシリーズの日本語翻訳をしている人だったのを思いだして、そちらのほうが印象深かった。
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読んだ直後は、そんなに怖い と思わなかったのに、 時間が経つにつれて、どんどん 「死都ホーラ」の音や匂い、喧噪なんかが イメージの中で鮮烈になってくるんです。 そういう意味で、すごく怖い小説かも しれない。
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ネタ切れなのか。正直「またこの設定か……」という感は否めない。まぁその設定が好きだから、いつも読んでしまうのだが、そろそろ他の世界も見てみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ゴシック・ホラーという割に怪異自体はさほど怖くはない。 ホーラなる死んだ街が大きな存在(舞台ではない)として登場するので、終盤で大きなカタストロフとか一大地獄絵図を期待してしまった……ってそれはこっちの勝手な期待かw それよりも主人公とその不倫相手のベタベタした描写がなんともなぁ。「罪の意識」というものが物語の1つのファクターになっているので、フツーの夫婦やカップルじゃダメなんだろうけども、普段読みつけない人間には正直苦痛でもあった。
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これはちょっといまいちだった。著者の得意であり定番のパターンでもある設定や物事が次々に登場する。外国、そこでのハプニングにまきこまれる、宗教や怪しいこの世ならざるものたち、いわくつきの楽器。しかしこれらが合わさると、やはり視点が多様化しすぎて面白さがまったく失われてしまった。淡々...
これはちょっといまいちだった。著者の得意であり定番のパターンでもある設定や物事が次々に登場する。外国、そこでのハプニングにまきこまれる、宗教や怪しいこの世ならざるものたち、いわくつきの楽器。しかしこれらが合わさると、やはり視点が多様化しすぎて面白さがまったく失われてしまった。淡々とすすんでるようにみえて、じつわ遅々として進んでいない展開もまた読むことを苦痛にさせた。神にたいする、罪と罰の自問自答もとてもくどかった。もう少し、エンターテイメントに富んだホラー小説を想像していただけにちょっと残念。
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