1,800円以上の注文で送料無料

比較制度分析・入門 の商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2014/12/24

比較制度分析って、ゲーム理論のモデルを立てて、あとは漫談みたいに歴史の話を盛ってくる…もんだと思ってた。それは間違いでした、という感じの本。  比較制度分析も、実証的に攻めて行けるんだなあ。

Posted byブクログ

2012/03/18

比較制度分析ではたぶん唯一の入門書。 比較制度分析はまだ歴史が浅いこと、カバーする領域の広さが尋常じゃないことから、今ひとつ全体像がつかみにくいし隣接領域との住み分けもわかりにくい。例えば、領域で言えば、マルクスに遡るような制度の歴史分析から、経営学の守備範囲と思われがちなコーポ...

比較制度分析ではたぶん唯一の入門書。 比較制度分析はまだ歴史が浅いこと、カバーする領域の広さが尋常じゃないことから、今ひとつ全体像がつかみにくいし隣接領域との住み分けもわかりにくい。例えば、領域で言えば、マルクスに遡るような制度の歴史分析から、経営学の守備範囲と思われがちなコーポレート・ファイナンスや人事制度まで多岐に渡る。 この点、創始者の青木昌彦によるイントロダクションに始まって、主要な分析ツールであるゲーム理論と契約理論の紹介、そしていくつかの応用問題といったかたちで構成されているので、比較制度分析の全体像がひととおりわかるようになっている。 執筆陣も、仮想制度研究所(VCASI)メンバーを中心として一線級の研究者を揃えていて信頼感がある。

Posted byブクログ

2011/11/22

比較制度分析とは、多様な経済制度を一貫した視点のもとに厳密に比較し分析する考え方である。 まず、第Ⅰ部(第1章~第3章)では制度分析を概観し、次に第Ⅱ部(第4章~第6章)では制度の分析ツール(ゲーム理論、契約の経済理論)をサマライズする。その後、第Ⅲ部(第7章~第14章)におい...

比較制度分析とは、多様な経済制度を一貫した視点のもとに厳密に比較し分析する考え方である。 まず、第Ⅰ部(第1章~第3章)では制度分析を概観し、次に第Ⅱ部(第4章~第6章)では制度の分析ツール(ゲーム理論、契約の経済理論)をサマライズする。その後、第Ⅲ部(第7章~第14章)において、制度分析の応用論点が検討される。 現在、第2部まで読み終わり、第3部の途中(第8章)を読んでいる。

Posted byブクログ