応答せよ巨大ロボット、ジェノバ の商品レビュー
作者自身をモデルにしたと思しき主人公が 謎の宇宙人と戦う巨大ロボットのパイロットに選ばれる 人生とはプロレスであり、それをたかがヤオガチ論で語りつくそうとするなど 人間存在を矮小化する行為にほかならない そんな基本的なことを思い出させてくれる
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Twitter文学賞で話題になっていたから読んでみた。悔しいかな、自分にはこれに反応するキーがないように思う。著者のことを知らないからか。
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凄まじい傑作。 「SF」っていうと、面白げなギミック盛り込んで「ござい」って顔してる作品多いけど、今作の「SF」設定には必然性がある。つまり、この設定だからこそ書き得た「浄化」の物語。自己顕示欲にまみれた小説や、自己目的化した小説の対極にある。 奇跡的に戦場を生き抜いたものの、傷だらけでボロッボロになってしまった漢の口から語られる「きみたちはきみたちが歩んできた自分の人生に選ばれて、ここにいる」という言葉。「でもやるんだよ」イズム。絶望の果てからの肯定。シビれずにはおれん。
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何とか2010年のうちに読めた。ほんとはこのままロフトプラスワンに直行したいけれど、体調を考えて自重。小説に限らず、本を読んでいて涙が流れたのははじめてかもしれない。鳥肌が立ったり、呼吸が乱れたことはあったけれど。今年読んだ現代日本小説では、これか高橋源一郎『「悪」と戦う』がベス...
何とか2010年のうちに読めた。ほんとはこのままロフトプラスワンに直行したいけれど、体調を考えて自重。小説に限らず、本を読んでいて涙が流れたのははじめてかもしれない。鳥肌が立ったり、呼吸が乱れたことはあったけれど。今年読んだ現代日本小説では、これか高橋源一郎『「悪」と戦う』がベスト1。
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