情報を読む技術 の商品レビュー
情報の知りかた、読み方、使い方。 一方向の情報だけを信じてはいけない。 ドキュメンタリーも作成側の主観による。 その背景や経緯、ターンポイントを注視すること。 嘘をついてはいけない理由が国によって違い、イギリスの理由には驚き。 72冊目読了。
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簡単なメモ。 基本的にはこれは情勢とはなにか、情報とはなにかというのをおしえてくれるが、その自他地理的な処理のやり方を教えるものではやい。とワウすれば良いといったときにどうしたかという事例もってして、こうならないようにするためには情報が大変であるという視点や土台を与えてくれる本
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2011年1月の作品。民主党政権で鳩山内閣から管内閣へと移行し、国内政治はもとより国際関係が混迷を深めていた時期。国際政治学者として英国を中心に歴史を振り返りながら、日本の政治家の情報に対する感度、扱い方、それに基づく戦略の立て方を鋭く批判している。 一般人に向けては、マスコミや...
2011年1月の作品。民主党政権で鳩山内閣から管内閣へと移行し、国内政治はもとより国際関係が混迷を深めていた時期。国際政治学者として英国を中心に歴史を振り返りながら、日本の政治家の情報に対する感度、扱い方、それに基づく戦略の立て方を鋭く批判している。 一般人に向けては、マスコミや政府の出す情報に対しての姿勢、すなわち、情報を出す側の意図を読むことや、同じ事象を扱った情報でも複数のリソースにあたることの重要性など、具体的な情報の扱い方を示している。 少し事例は古くなったが、情報に対するリテラシーを振り返ってみるにはよい作品と思う。
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ネット上の情報は真偽を慎重に読むことが必要である。 公的機関発表のものでも気を付けなければならない。 ある情報に接したらまずは悲観的にとらえてみる。 そして色々な可能性を考える。考えれば考えるほど情報を読む精度は上がる。 分かりやすい情報と並んでみんなが言っている情報にら警戒しな...
ネット上の情報は真偽を慎重に読むことが必要である。 公的機関発表のものでも気を付けなければならない。 ある情報に接したらまずは悲観的にとらえてみる。 そして色々な可能性を考える。考えれば考えるほど情報を読む精度は上がる。 分かりやすい情報と並んでみんなが言っている情報にら警戒しなければならない。 外交では情報が大変重要な役割を果たしていることを再認識した。 その他の面でも情報はとても重要であるのでこれからもよく考えていく。 短い章立てで読み易い。
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・自分の考えをはっきりさせると、主張の違うメディアの主張を活かせる ・目の前の危険を回避するための情報から目をそらさない ・外国人ならば相手の独自の文化を理解するところから始める ・個人情報は大事 ・自分の得意分野から情報の真偽を見分ける練習をしてみる ・情報は使えてこ...
・自分の考えをはっきりさせると、主張の違うメディアの主張を活かせる ・目の前の危険を回避するための情報から目をそらさない ・外国人ならば相手の独自の文化を理解するところから始める ・個人情報は大事 ・自分の得意分野から情報の真偽を見分ける練習をしてみる ・情報は使えてこそなんぼ。「プラグマティズム(実用主義)」(ex坂本龍馬) ・事務処理で情報を処理しない ・情報は国を救う(exドイツ、フランスのアメリカイラク戦争反対へのねじれ) ・古典に学ぶ(exシーザー) ・自分事として考える ・各国の政治リーダーの世代交代が完了してしまえば「神風特攻隊」=日本は強い、という意識は消える
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
村山政権といえば「村山談話」-日本の謝罪外交の先鞭をつけた世紀の失策を犯した政権ですが、この背景には「自・社・さ」連立政権(自民党・社会党・新党さきがけ)を組む際の、社会党との高官条件がありました。 村山政権で、社会党から官房長官になった野坂浩賢という人物がいます。彼が政界引退後に語ったところによると、社会党は「自衛隊と日米安保を受け入れる代わりに、首相自ら明確に侵略戦争を謝罪することに反対しないのでならば、自民党との連立に加わってもいい」と交換条件を出したのです。 それにやすやすと乗ったのが自民党でした。「議席数が足りない」という背水の陣ではありましたが、あまりにも安易な判断でした。そのせいで、六十年以上も、すでに国際法上完全に片付いている問題について二十一世紀に入っても、日本はひたすら謝り続け、足元を見られ続ける羽目になったのです。 (97ページ7行目から引用) こちらも参考に ↓ ●日本の破壊の全ては 自民党の売国行為が発端で有る事を認識せよ ! http://soumoukukki.at.webry.info/200908/article_4.html
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結局政治や外交の情報の読み解き、活かし方だった。 ニュースの読み方聞き方考え方。 なので、池上彰氏の「ニュースの読み方」とほとんど同じ。 特に経済・経理・会社情報の読み方考え方などではない。 題名に騙された。 と思ったので★3つ!
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情報をさまざまな側面から把握する必要性を感じた。 ・ある人間について知ろうとするときは、その人の育ちに関する情報を集める ・新聞の小さな記事にこそ、真実が含まれている(大きく取り扱いたくないが報道はしなければならない) ・メディアリテラシー ・背後で何か進行している」を前提にする...
情報をさまざまな側面から把握する必要性を感じた。 ・ある人間について知ろうとするときは、その人の育ちに関する情報を集める ・新聞の小さな記事にこそ、真実が含まれている(大きく取り扱いたくないが報道はしなければならない) ・メディアリテラシー ・背後で何か進行している」を前提にする ・相手が隠そうとしているものと読む(何ら前後関係がないことが進行始めたらそれは目くらまし) ・どっちつかずの情報は一見優柔不断に見えるが情報としては信ぴょう性が高い。(1か0かの情報はわかりやすいが真実ではないことが多い) ・経済情報は尺度として利用する(国家観、政治観なしの経済論議は実らない) ・個人情報(個人に関する情報、個人が持っている情報)を活用する。 ・情報は地味処理思考ではいかせない。人間が操っている以上ウェットな部分を認識して戦略的に活用するべき。
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――――――――――――――――――――――――――――――○ 「迷っている状況に耐えられず、安易に答えを出そうとし始めたら、破滅が近づいている証拠だ」(…)この処世訓は、情報に対する姿勢にも当てはまります。115 ――――――――――――――――――――――――――――――○ ...
――――――――――――――――――――――――――――――○ 「迷っている状況に耐えられず、安易に答えを出そうとし始めたら、破滅が近づいている証拠だ」(…)この処世訓は、情報に対する姿勢にも当てはまります。115 ――――――――――――――――――――――――――――――○ イギリスは王様でもスパイ罪は訴追されます。たとえば、ピューリタン革命のとき処刑されたチャールズ一世は、歴史の教科書では、議会と対立して、議会の権限を侵して絶対王政に向かおうとしたから殺されたとされていますが、王はじつは、国家反逆罪で処刑されたのです。フランスと通じてフランス軍を援軍に送ってもらって、議会を制圧するという陰謀を進めていたから、とされています。27 ――――――――――――――――――――――――――――――○ 村山政権で、社会党から官房長官になった野坂浩賢という人物がいます。彼が政界引退後に語ったところによると、社会党は、「自衛隊と日米安保を受け入れる代わりに、首相自ら明確に侵略戦争を謝罪することに反対しないのならば、自民党との連立に加わってもいい」という交換条件を出したのです。それにやすやすと乗ったのが、自民党でした。(…)すでに国際法上完全に片づいている問題について二十一世紀に入っても、日本はひたすら謝り続け、足元を見られ続ける羽目になったのです。97 ――――――――――――――――――――――――――――――○ イスラエルはよく知られた情報大国ですが、デンマークも、国は小さいながらも、じつは情報大国です。ドイツは冷戦時から中国との関係を重視しており、中東から中国にもまたがる地域で隠れた形で深いレベルの中独情報協力を続けてきました。とくに有名なのは、パミール高原にロシアの通信を傍受する施設をドイツの連邦対外情報庁が中独共同で運営してきたことです。(…)中国市場でアメリカ以上の成功を収めているこれらの国は、中国の政府筋、情報筋と密接な協力関係を築いているのです。115 ――――――――――――――――――――――――――――――○ ロンドンの空港でも、「専門は国際政治学だ」と答えると、必ずといっていいくらい、「ロンドン滞在中の住所をここに書け」とか、「どんな研究でイギリスに来たのか?」としつこく尋ねられました。イギリスの友人にその話をしたら、「イギリスに入国する外国人が国際政治学をやっているなんていったら絶対ダメ。荷物を調べられるのは当たり前だよ」といわれたのを覚えています。(…)こんなところにも、日本人の情報音痴ぶりが表れています。相手国の「関心の構造」がどうなっているかを知らなすぎるのです。175 ――――――――――――――――――――――――――――――○
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父の本棚シリーズ。佐々木俊尚的な、「洪水のようなネット情報とのうまい付き合い方」みたいな感じかな、なんて思って読んでみました。そしたら、かなりきつめのトーンで「日本人は情報音痴でダメだ。諸外国は、、、歴史上では、、、」というような重厚な内容でガンガン攻められました。でも、確かに「...
父の本棚シリーズ。佐々木俊尚的な、「洪水のようなネット情報とのうまい付き合い方」みたいな感じかな、なんて思って読んでみました。そしたら、かなりきつめのトーンで「日本人は情報音痴でダメだ。諸外国は、、、歴史上では、、、」というような重厚な内容でガンガン攻められました。でも、確かに「なるほど~」という気づきがいろいろありました。
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