プロヴォカティブ・シンキング 面白がる思考 の商品レビュー
こちらを読了。 以前から気になってはいたのだけど(2011年1月初版)、Amazonやブクログの読者レビューがあまり高くないこともあって、何となく後回しにしていた本。 しかし、読んで良かった!いや、これはかなり重要な本ですよ。どれくらい重要かと言うと、もう、自分が社長だったら...
こちらを読了。 以前から気になってはいたのだけど(2011年1月初版)、Amazonやブクログの読者レビューがあまり高くないこともあって、何となく後回しにしていた本。 しかし、読んで良かった!いや、これはかなり重要な本ですよ。どれくらい重要かと言うと、もう、自分が社長だったら社員の必読書にしたいくらい。 なぜなら、著者が書いている通り、この、「面白がる思考」、provocative thinkingこそ、いまの日本や多くの日本企業にとって必要な思考法だから。 あ、ここでなぜAmazonやブクログの読者レビューであまり高くない点数をつけている人が多いのか分かった気がする。 上で「思考法」と書いたが、著者の言う「provocative thinking」の「方法」をこの本に求めようとすると、何だか中途半端に感じてしまうのだろう。しかし、それはある意味仕方がない。provocative thinkingとは、単なる「思考法」を指している訳ではなく、ある意味「マインドセット」でもあるのだから。 かく言う私も、昨年は新しい環境にビビって、この本で著者の言う、「思いつき君」「堅実君」「ヒトマネ君」あるいは、恥ずかしながら、ときに「何も言わない君」に陥っていた部分が多かった、と大いに反省。 いや、正確にはこの本を読んで反省した訳ではなく、反省しているところにこの本を読んだので非常に刺さった面があるのかもしれない。 ともあれ、「面白がる君」で行きましょう!(^^
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自分の悪いクセとして、まず否定から入ってしまう傾向があります。 良くないとは思いつつも、下手に知識を持っている場合、 「これはこういう制限があるから厳しい」とか 「こういう理由で難しい」とかってついつい思ってしまうもの。 そうではなくて、著者はまず「面白い」「できる」と...
自分の悪いクセとして、まず否定から入ってしまう傾向があります。 良くないとは思いつつも、下手に知識を持っている場合、 「これはこういう制限があるから厳しい」とか 「こういう理由で難しい」とかってついつい思ってしまうもの。 そうではなくて、著者はまず「面白い」「できる」と思って、 物事を進めましょうと本の中で説いています。 その具体的な事例と 何でも「面白い」と思えるためにどうすればよいのか?が 簡潔にまとまっています。 ハードカバーの固い本ですが、 中身は読みやすいので、おススメです。
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攻める。課題の根本をズブズブ深く追い求める。物事について意味のない常識や先入観で考えている時に、それに気付けるか。にかかってる。
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•面白がる思考で、 ⑴実現可能性が高まる ⑵チームが活気づく ⑶アイディアがもっと広がる •境界条件(大前提としている制約)をはずして考える。そのためには、論理的思考が必要。 •ワンランク高い目標設定を自分でやって、そこへ到達するための方法をできる前提で考えてみる。その...
•面白がる思考で、 ⑴実現可能性が高まる ⑵チームが活気づく ⑶アイディアがもっと広がる •境界条件(大前提としている制約)をはずして考える。そのためには、論理的思考が必要。 •ワンランク高い目標設定を自分でやって、そこへ到達するための方法をできる前提で考えてみる。その際、目標も、方法も具体的である必要がある。
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現役のマッキンゼーアンドカンパニー ディレクターによる著書。 基本的に僕は面白がり屋で超ポジティブ思考ですが、面白がる思考をどうように体系化、分析をされているのか非常に興味があり購入しました。 読者ターゲットは何事もネガティブ思考でそこに課題感を感じているビジネスパーソン。面...
現役のマッキンゼーアンドカンパニー ディレクターによる著書。 基本的に僕は面白がり屋で超ポジティブ思考ですが、面白がる思考をどうように体系化、分析をされているのか非常に興味があり購入しました。 読者ターゲットは何事もネガティブ思考でそこに課題感を感じているビジネスパーソン。面白がる思考を駆使したケーススタディや分を見つめ直すきっかけになると思います。 この著書の中で、ビジネスパーソンを4つの思考パターンに分析をされてました。 ①「思いつき君」②「堅実君」③「ヒトマネ君」④「面白がり君」 日本企業の典型的ビジネスマンは②で現状維持を求める。 イノベーションを起こす会社は基本的に④の人材を育てることに長けている。前会社リクルートはまさに面白がり集団。 面白がる思考の最初のステップは「できる」と発想することからスタート。出来ない理由よりどうすれば出来るかがまさに面白がる思考のテーマ。ご興味ある方はどうぞ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
簡潔で読みやすくわかりやすい。よく陥りがちな思考タイプを、「堅実君」、「思いつき君」、「ヒトマネ君」の3パターンに分け、その長所と短所、その思考に至っている原因なども記述されていて、なるほどと思った。この本では、その3パターンから、よりよい発想のできる「面白がる君」になるにはどうしたらよいか、というのが具体例とともに書かれている。自分が実際に仕事とか始めれば、もっと実感を持って吸収できるんだろうな。考えに煮詰まった時にもう一度読んでみようと思う本でした。
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・「高揚感のない組織は、新しいアイディアや革新とは無縁になりがちで、しかも日々の繰り返していることすら効果が下がっていく」 ・子供を見ていると、面白い事にそこらじゅうを走り回っていてもめったにテーブルや椅子にぶつからない能力があるのだが、それらがある時期からなくなってなってしまう ・「議論するだけならタダである」 ・ロービームで足元を見るのではなく、ハイビームで遠方に目を移すのだ ・トラブル・アクシデントに直面して一瞬唖然としてしまうのは仕方がない。しかし、ショックが自分の身体の中を一周まわったころにアドレナリンが分泌しはじめるタイプになる ・プロヴォカティブ・シンキングでは、もちろん答えを出す事も重要だが、それと同時に思考プロセスの途中で得られる気付きも等しく重要である。 ・「出来るに違いない」というプロヴォカティブな発想がなければ、実現できない。」 ・「出来る。なぜかというと」という考え方を自ら強制する事によって、可能性を否定しないマインドセットを持つ事が出来る ・自分のお気に入りを他人にお勧めする ・何を見るかはそれぞれ癖があるので、あえてそうでないところを見てみる練習が必要である ・「こんなこと証明できないだろうな」と思うとアイディアがしぼんでしまう。 ・自社商品の販売促進の企画に活用すると、対象となる顧客の購買意欲(Will)と購買能力(Skill)によって分類して、その組み合わせごとに異なる販促を展開する ・p212 l16~
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読売新聞2011.02.04夕刊。 《「何でも面白がって可能性を否定せずに考える」ことで、新しい発想が生まれ、組織が活性化すると説く。》
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『出来るんだ』と思って取り組むのと、『ほんとにやれる?』と思って行うことは天地ほど違う結果をもたらすことがある!特に日本人は楽しみながら仕事をすることがいけないんじゃないかと思っている人が多い気がします。これからの時代を乗り越えるためにも、マインドセットと面白がる思考は不可欠だと...
『出来るんだ』と思って取り組むのと、『ほんとにやれる?』と思って行うことは天地ほど違う結果をもたらすことがある!特に日本人は楽しみながら仕事をすることがいけないんじゃないかと思っている人が多い気がします。これからの時代を乗り越えるためにも、マインドセットと面白がる思考は不可欠だと思わせてくれる一冊です。
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