イチローの哲学 の商品レビュー

奥村幸治【著】

2012/04/27

タイトルに「イチロー」が入っているのは、売上を気にした版元の意向だろう。イチローの話ももちろん書かれてはいるが、大半は著者自身が創設した強豪中学チーム（マー君を輩出）を実例にした指導論・組織論である。野球は「ミス」を前提としたスポーツである。だからこそ、「ミス」をどう考え、行動するかが重要だ。本書で述べられた考え方は実社会でこそ活かせる考え方だと思う。

2011/06/16

副題「一流選手は何を考え，何をしているのか」～高校を卒業して一端は社会人軟式野球チームに身を置いたが，プロになるためトレーニングを積み，テストを受けて，オリックスのバッティングピッチャーとなった。若い者同士がセットになるため，仰木監督に見いだされた一つ年下のイチローの練習相手となった。他球団のテストを受けるために退団したが，縁は切れていない。１２才以下の国際大会で星野仙一がスポンサーになって日本代表の監督として出場し，１年目は準優勝，２年目はベスト４となった。ボーイズリーグの教え子には楽天の田中将大がいる。野球で何が大切かを日々考え，野球で社会に何が還元できるかを模索する。イチローを見ているとぶれない心が大切だと思えてくるのだ～ＮＰＯ法人ベースボールスピリッツ理事長・宝塚ボーイズ監督。何だかねえ？野球に興味を失って久しいが，イチローやダルビッシュ，齋藤祐ちゃんのことは気になる。イチローは２０１１年のシーズンは絶不調。松井の活躍も今ひとつだし，齋藤君は故障で２軍暮らし。ダルビッシュは私生活で駄目駄目だけど，昨日（２０１１年６月１５日）まで無失点イニングを続けて偉い。この著者はそこそこ有名なんだろうけど，イチローの・・とタイトルを付けると本が売れるんだろうね。私だって見向きもしないさ