この人を見よ の商品レビュー
(1969.01.26読了)(1968.09.28購入) (「BOOK」データベースより) 『この人を見よ』が書かれたのは1888年の秋、ニーチェ(1844‐1900)44歳のときであり、以後彼は死の年まで11年間を狂気の闇に生きることになる。この破天荒な自伝は、あらゆる価値の根...
(1969.01.26読了)(1968.09.28購入) (「BOOK」データベースより) 『この人を見よ』が書かれたのは1888年の秋、ニーチェ(1844‐1900)44歳のときであり、以後彼は死の年まで11年間を狂気の闇に生きることになる。この破天荒な自伝は、あらゆる価値の根本的転換を説きつづけたニーチェの全思想について自らなされた解明であって、われわれはこれによって彼の内面的全体像を把握することができる。
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ニーチェと言う名前は、恥ずかしながら野坂昭如のCMの中で知ったが、後年、読んでみたら、哲学の難解さよりも、人間ニーチェの難解さを感じた。だが、ここまで言い放つニーチェという人間にはものすごく興味を覚えた1冊。いろんな人が翻訳をやっているようだが、個人的には阿部六郎のものがいい。
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目次 序 私の賢明である譯 私の怜悧である譯 私の良書を書く譯 悲劇の誕生 反時代的 人間的な、あまりに人間的な 曙光 華やかな知慧 ツァラトストラかく語りき 善惡の彼岸 道徳の系譜 偶像の黄昏 ワグナーの場合 私の運命である譯
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