幻想小説名作選 の商品レビュー
中学生のとき、夏目漱石「夢十夜」を読みたくて探していて見つけ、 お得感たっぷりだわ~と、チョイスした本。 恐怖と幻想に彩られたアンソロジー。 我ながら背伸びしてるな~と思いつつも(何しろまだ12~13歳だったんで) ドキドキゾクゾクしながら堪能しました。 泉鏡花「眉かくしの霊」は...
中学生のとき、夏目漱石「夢十夜」を読みたくて探していて見つけ、 お得感たっぷりだわ~と、チョイスした本。 恐怖と幻想に彩られたアンソロジー。 我ながら背伸びしてるな~と思いつつも(何しろまだ12~13歳だったんで) ドキドキゾクゾクしながら堪能しました。 泉鏡花「眉かくしの霊」は一度読んだだけではピンと来なくて、 大分時間が経って読み返して「ああ、そうか」と納得。 半村良「ボール箱」は、幻想というより奇想かな。 そんなのアリ??――って思った。 小説って自由だな、と(笑) で、この本で初めて中井英夫作品(『幻想博物館』中の「牧神の春」)を読み、 そのときは後でどっぷりハマることになるとは知る由もなかったけど、 牧歌的かつユーモラスで、好きだなぁと思ったものでした。
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選者、半村良。いかにもな短編選集。 ミステリーよりタイトル通りふわっとした「幻想」めいた物語が多い。
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