11のスタンダード の商品レビュー
仕事や生活をしていく上での心得や姿勢について書かれている。 言われると当たり前だなということが多いが、そういたことに改めて気づかせてくれるそんな1冊。
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正確に言うと、自分が基本をしっかり身につけてきたことを 忘れて、応用ワザばかりを説いている、ということです。 ピカソの前衛的な表現が、若き日に鍛えたデッサン力に支えられて いるように、ビジネスで奇想天外なアイデアを繰り出す人も、じつ はその土台には、若き日に培われた基礎力がある...
正確に言うと、自分が基本をしっかり身につけてきたことを 忘れて、応用ワザばかりを説いている、ということです。 ピカソの前衛的な表現が、若き日に鍛えたデッサン力に支えられて いるように、ビジネスで奇想天外なアイデアを繰り出す人も、じつ はその土台には、若き日に培われた基礎力があるのです。 本日ご紹介する一冊は、そんな基礎力の重要性を、ホイチョイ・プ ロダクションズのブレーンを務める企画のプロ、指南役が説いた一冊。 歌舞伎役者の市川猿之助やマイケル・ジャクソン、手塚治虫、ピカ ソ、イチローなど、古今東西の優秀な仕事人の言葉を挙げながら、 一流の心構えや規律を説いています。 死ぬ間際まで「絵がうまくなりたい」とこぼし、終生、漫画家の基 本である“画力”を磨くことを怠らなかった手塚治虫、ユーモアを 交えながら読者を喜ばせようとする村上春樹、「ファンが、聴きた い曲をやる」ことにこだわったマイケル・ジャクソン…。 やはり一流の人は、思想や姿勢が根本から違うんだな、と感じた一 冊でした。 土井の新刊『20代で人生の年収は9割決まる』ではないですが、こ の本も、若いうちに読んだ方がいい本だと思います。 型破りという言葉がありますが、型を知っていて、破るから効果 があるのです。型を理解しないまま自己流でむちゃをするのは型な しという行為。この違いを認識していなければなりません」 (歌舞伎役者 市川猿之助) 20世紀の偉大な芸術家の一人に、パブロ・ピカソがいる。「ゲルニ カ」に代表される、きわめて前衛的な“キュビズム”を確立した人 で有名だが、そんな彼も、青の時代と呼ばれる若き日の作品では、 みごとなデッサン力を見せてくれる 「ファンが、聴きたい曲をやる」(マイケル・ジャクソン) もし、あなたがこの先、クリエイティブな仕事やライフスタイルを 身につけたいのなら、それは奇をてらうことではない。まずは丁寧 に、完璧に──スタンダードを極めることである 漫画の神様、手塚治虫さんは、死ぬ間際まで「絵がうまくなりたい」 と口ぐせのようにこぼしていたという。フリーハンドで正確な円を 描ける神様でさえ、終生、漫画家の基本である“画力”を磨くこと を怠らなかったのだ。神様が、である 総じて、“できる人間”は雑談がおもしろい。無駄話がおもしろい。 要は幅の広い、器の大きい人間ということだ 読者を楽しませようとするサービス精神。その結果がユーモラスな 比喩なのだ 将来を担う子供たちと接することを、手塚さんは何より優先していたのだ 抜擢の理由の多くは“その新人が、たまたまそこにいたから”である 「他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥 ではない。しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは 立派な恥だ」(イギリスの探検家 ラポック) 大人として、社会人としての基本は──「お金に清潔なこと」であ る。そして必要あらば、積極的に身銭を切れることである “汗”に勝る近道はない。愚直なまでの正攻法が、実は最も効率的 たとえ、尊敬する人物がスランプに陥っても、以前と少しも変わら ぬ尊敬の念を抱き続ける──恥ずかしながら、その種のリスペクト 文化は、日本は欧米に後れをとっていると認めざるを得ない 余裕がないと、実りあるクリエイティブワークは望めない
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指南役の本はすごーくすぐ読めて、読みやすくて大好きです。これを読めばかっこいい大人に近づけるはず。とりあえず読後は近づいた気がする。
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