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魔女メガンの弟子(上) の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2011/09/11

ハイ・ファンタジーって、基本的にそれほど好きではないが、面白いものは面白い。(何だってそうだけど)…上巻読了。歴史関係、世界観、布石されたいろんな要素が、組み立てられてきて見えてくる。だんだんじわ~っと面白くなってきたとこ。

Posted byブクログ

2011/06/10

半分読み終えるまで、世界観をつかむのに苦労した。物語の「糸」が紡がれ「機」が織られ始めると、読み手の視界が開けてくる。様々な人物が織り成す世界をそれぞれの視点で追って行く面白さがある。残酷な場面があり、読み慣れない子供には薦められない。

Posted byブクログ

2011/04/30

魔女のメガンに拾われ、魔女の教えを受けながら育てられたイサボー。動物たちと交流し、山の草花を取り、魔法の修行をする安らかな日々。しかし、16歳の誕生日、見習い魔女になるための「力の第二の試験」を終えたその瞬間から、イサボーの平和な日々は崩れた… エリアナンという世界を描いたこの...

魔女のメガンに拾われ、魔女の教えを受けながら育てられたイサボー。動物たちと交流し、山の草花を取り、魔法の修行をする安らかな日々。しかし、16歳の誕生日、見習い魔女になるための「力の第二の試験」を終えたその瞬間から、イサボーの平和な日々は崩れた… エリアナンという世界を描いたこの作品。魔女と魔法が存在するこの世界はなかなかに生々しい世界です。魔女狩り、王妃の陰謀、魔女たちの反逆…その背後にある、神話のような深い歴史の流れ。その世界観を解説的に描かず、魔女たちの会話の節々から匂わせつつ徐々に明らかになっていく手法は、読み始めは唐突に歴史の話や魔法の話が出てくるのに戸惑うものの、段々と世界が掴めていきその世界に引き込まれていきます。 が、問題はこの上巻のラスト。ファンタジー小説、それも児童小説でこの描写。現実的な側面から考えれば十分有る話かもしれませんが、児童小説でこの描写は…。ファンタジーの醍醐味は我々が生きるのとは全く異質は世界を舞台にしつつ、その世界の営みを通じていかに我々が生きる世界の目に見えない側面、本質を浮き彫りにし、なおかつ感動を与えるか、だと思うんですが、この描写は読み手を現実世界に一気に引き戻します。それも、読み手に苦痛を伴う、本来ならあってはならない事象。それは、世界を浮き彫りにするというより、浮き彫りにされた美しい世界を槌で打ち砕く様なもの。ノンフィクション作品ならまだしも、ファンタジーでそれは…。このラスト以外は素晴らしいだけに、非常に残念です。

Posted byブクログ

2011/02/21

とても面白く物語の世界に魅了されてしまいましたが、最後の主人公が捕らわれてしまう場面は・・・子どもたちが読む児童書としては、考えさせられる表現だと思います。気になるのはその部分だけなので、下巻も読んで判断したいと思います。

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2011/02/13

魔女の弟子・・ 獣司メガンと拾いっ子イサボー ストーリーも面白く、ドラゴンと魔女メガンのやり取りや、イサボーの魔女試験には、どきどきしました。 すごくおもしろいお話ですが、 最後の最後で、谷底に落っことされました。 イサボーが危機に陥るという展開はいいのですが、まるでア...

魔女の弟子・・ 獣司メガンと拾いっ子イサボー ストーリーも面白く、ドラゴンと魔女メガンのやり取りや、イサボーの魔女試験には、どきどきしました。 すごくおもしろいお話ですが、 最後の最後で、谷底に落っことされました。 イサボーが危機に陥るという展開はいいのですが、まるでアダルトノベルのような生々しい展開・・ そりゃあ、途中に、マヤと王様との間の話とか、ちょっとアダルトっぽい展開はありましたけれども、この最後の場面はひどい これでは、「おもしろいから読んでごらん」と、わが子には言えません。 本を読むとその本の世界の主人公の体験を、自分のことのように体験します。それが本の素敵なところ・・・・ こんな体験はしたくありません。児童書ならば、もう少し内容を考えて翻訳してほしいです。子供達が読むのですから。 わたしも読んで後悔しました。 まだ上巻ですが、下巻を読む気になれません。

Posted byブクログ

2011/02/05

内容紹介を、表紙裏から転載します。 『かつては魔術や魔法使いたちが敬われていた地エリアナン。だが16年前、王妃マヤの軍勢が魔法使いたちを襲った〈裏切りの日〉以来、魔女術は禁じられ、修行した者は死刑か追放になった。 急峻なドラゴンクロー山のふもと、隠れ谷に住む魔女メガンのものとで、...

内容紹介を、表紙裏から転載します。 『かつては魔術や魔法使いたちが敬われていた地エリアナン。だが16年前、王妃マヤの軍勢が魔法使いたちを襲った〈裏切りの日〉以来、魔女術は禁じられ、修行した者は死刑か追放になった。 急峻なドラゴンクロー山のふもと、隠れ谷に住む魔女メガンのものとで、少女イサボーはひっそりと魔法の技や植物の知識を学びながら育った。16歳の誕生日に臨んだ〈力の試験〉の場を突然王妃の軍に襲われ、辛くも逃げ延びたイサボーは、魔女メガンから、王の居城の料理番ラティファに、魔法の護符を渡しにいくという使命を受ける。 かたやメガンは、最古の生き物である賢くかつ獰猛なドラゴン族に会うため、ドラゴンクロー山の山頂を目指すのだった。 ふたつの月が昇るエリアナンの地を舞台に、いま新たな糸が紡がれる。 オーストラリア生まれのハイ・ファンタジーシリーズ第一巻。』 この中で何度か語られる過去の逃避行は、魔法でSFのワープのようなことをやったのかなと思わせます。訳者あとがきによれば、16世紀のスコットランドから、魔女狩りの嵐を逃れ異世界エリアナンにたどりついた英雄とそれに従ってきた魔女や魔法使いの子孫たちの話という設定だそうです。 現実世界と何の関連もないハイ・ファンタジーより、なんだか親しみがもてます。 魔女狩りを逃れてきた人たちの子孫なのですから、当然魔法はとても身近なことだったはず。それなのに突然王妃マヤはかつての魔女狩りと同じ事を始めました。なぜなのかはこの時点では分かりませんが、マヤ視点の章があるので今後理由が明らかになるだろうと思います。 とりあえずは主人公がイサボーかなという始まりでしたが、イサボーとメガンはたちまちバラバラになり、新しい人物は続々登場し、視点が替わっていくのが良かったです。こういうのは私の好みなので。しかも敵方のマヤの視点があることは高評価したい。 私は絶対的な善と悪、光と影の対決より、それぞれ事情のある陣営が各自の利益や正義で対決していく、という話のほうが好きなのです。 これは全6巻になる予定で、続々刊行されるらしい。すでに次の巻は出版されています。嬉しいわ。 しかし、児童書として出版されていて確かにイサボーは少女ですが、この1巻目の終わりの方ですでに児童書の域をはみだしてるんじゃないのかと感じました。あと5巻もあるのに児童書として大丈夫ですか?徳間書店さん。私は楽しみですが・・・・。 私はキリスト教からやや距離感があるオーストラリアのファンタジーが、好みに合っているようです。

Posted byブクログ