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信長革命 の商品レビュー

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2024/07/30

本の雑誌の「研究者本」で取り上げられてて興味を持って。いやーおもしろいわ、これ。そうだよね、戦国大名みんなが「天下布武」しなきゃいけない理由ないもんね。信長だけが、自覚的にその必要性を感じていた。しかし、もちろん既存の権力というものがあって、そう一足飛びに「天下」をとれるものでも...

本の雑誌の「研究者本」で取り上げられてて興味を持って。いやーおもしろいわ、これ。そうだよね、戦国大名みんなが「天下布武」しなきゃいけない理由ないもんね。信長だけが、自覚的にその必要性を感じていた。しかし、もちろん既存の権力というものがあって、そう一足飛びに「天下」をとれるものでもなかった。じゃあどうするか、というあたりを実証的に裏付けながら説明してくれる。いままでの延長では無く、なぜ「革命」なのかというあたりがすごいよくわかる。

Posted byブクログ

2019/04/13

178ページからの信長が中世領主の土地に対する考えを改めさせた云々という部分。さらっと読んでいたが周囲の敵大名に囲まれて戦争しつつ達成したことを知れば偉業と思える。

Posted byブクログ

2013/02/20

後から見れば当然に見えることが革命的だった。 都市と商業を育てて資金を稼ぎ、兵農分離が可能になり戦闘集団を生み出した。 天下統一というのは当時の常識ではなかった等々。

Posted byブクログ

2011/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メモ  著者の本は何冊か拝読していて、面白いなと思う。  環伊勢海政権(父の時代から津島などの要所を押さえ経済的に優位)  武力での大名の淘汰が天下統一に繋がったのではない。信長以外に天 下を目指した大名はいない。大航海時代への対抗。鉄砲の導入。中国  の思想に影響を受ける。  足利義昭を追放後暫くまでは、信長は伝統的権威(天皇‐幕府‐守護)を 重視していた。信長は斯波氏の後継者、上杉謙信は関東管領の後継者 の扱いで、足利義澄系統の立場に属していた。  信長の「安土幕府」と義昭の「鞆幕府」。天皇家の相対化。安土遷都。  信長の革命=武士を先祖からの土地から切り離し鉢植えにした。  武士の官僚化。  一門や若い側近を近国の大名とし、秀吉・光秀・勝家・一益などの老将を 遠国に追いやる。光秀は四国政策の変更(親長宗我部から親三好へ)を 余儀なくされ、出雲・石見への左遷(周りを秀吉系統に囲まれる)への危 機感から義昭に推戴し本能寺の変を起こした。    秀吉の惣無事令は否定。武力で天下統一を行い信長の政策を継承し、 大名の鉢植え、明への侵略(金のヌルハチと同じような立場)。  土地と人民は大名の私有ではないという考え方は江戸時代に入り、受け 入れられていく。

Posted byブクログ