おんなの戦 の商品レビュー
六人の作家の戦国時代の世に生きる象徴的な女性像を描いている。初めて知った人物は明智光秀の母。キリスタンで自ら敵陣で磔による死を望んだとされている。いずれもその時代を生きる女性の覚悟は、戦国武将に劣らず強烈なものと感じる。 それぞれ作家の人物像の引き出し方に違いがあるが、改めて...
六人の作家の戦国時代の世に生きる象徴的な女性像を描いている。初めて知った人物は明智光秀の母。キリスタンで自ら敵陣で磔による死を望んだとされている。いずれもその時代を生きる女性の覚悟は、戦国武将に劣らず強烈なものと感じる。 それぞれ作家の人物像の引き出し方に違いがあるが、改めて自分の好きな作家・永井路子、新田次郎、司馬遼太郎を再確認した。
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司馬遼太郎、永井路子など作家6名の作品の中から、戦国期の女性を描いた短編を集めたもの。信長の妹お市、お市の生んだ浅井 三姉妹、明智光秀の母志野、秀吉正室寧々、家康の孫千姫など。結婚相手を自分で選べない時代の女性は、運を天に任せて生きてるようなもんだねぇ。
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◎編・解説:縄田一男 ◎六篇 永井路子「お市の三人娘の生存競争」 南條範夫「小谷城 横恋慕した家臣」 新田次郎「明智光秀の母」 井上友一郎「淀君」 司馬遼太郎「北ノ政所」 澤田ふじ子「千姫絵図」
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