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オッド・トーマスの予知夢 の商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2022/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

元の国では続編が残り3冊と短編2つがあります。 でも未訳…1作目があまりに良すぎて この作品はね… ただしホラーの割には終盤までは 割と安心して読める作品で サクッとは読めてしまうのです。 それとともに未訳が招いてしまったその後の 意味深な展開よ… 振れ幅の大きい作家、というのは ごもっとも。 それゆえに続き出ねぇんだろうな。 原文読みも考慮に入れないといけないかな。

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2018/10/20

オッド・トーマスシリーズ最新作。次回作も楽しみだが、後書きを読む限りしばらくは発行されないらしい。少々残念。

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2014/05/11

オッドが愛する人を失い苦しみながらも何かに導かれるように誰かのために立ち向かう姿に惹きつけられてきた。なんで彼だけこんな目に遭うのだろうか、なんとか早すぎる余生に少しでも安らぎがありますようにと願っていました。五里霧中の危険の中で彼の変化は彼女を失った悲しみが時間とこれまで出会っ...

オッドが愛する人を失い苦しみながらも何かに導かれるように誰かのために立ち向かう姿に惹きつけられてきた。なんで彼だけこんな目に遭うのだろうか、なんとか早すぎる余生に少しでも安らぎがありますようにと願っていました。五里霧中の危険の中で彼の変化は彼女を失った悲しみが時間とこれまで出会った人たちとの出会いで癒やされたのだなと嬉しい反面、彼の考え方の変化にかなり戸惑いました。また、旅に出たオッドに出会えたなら、彼はタイヤか靴を売りながら私にとっては退屈な平和な毎日を綴ってくれていいなぁと思います。

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2011/05/01

クーンツはわたしの90年代3大読まず嫌い王でした。(ちなみに残りはマキャモンとキング……スプラッタな上に訳のわからんモンスターとか出てくるアメリカB級映画なんだろー的なざっくりした偏見による)オッドから読み始めてよかったなーと思ってます。 意外と詩的だねというのが第一印象で、わた...

クーンツはわたしの90年代3大読まず嫌い王でした。(ちなみに残りはマキャモンとキング……スプラッタな上に訳のわからんモンスターとか出てくるアメリカB級映画なんだろー的なざっくりした偏見による)オッドから読み始めてよかったなーと思ってます。 意外と詩的だねというのが第一印象で、わたしは犬好きではないけれど犬愛に満ちてるのも嫌みじゃないし、残虐なのにぱかっと晴天な感じが面白いし、ラストまで連れてってくれる腕まえにも気持ちよく乗れました。続きが読めるといいなー。

Posted byブクログ

2011/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ連作ではあるが、少々、趣が異なっており、それが残念な方に変わっていることが残念。特殊な能力を持った主人公が不可避な状況に巻き込まれながらも頑張って解決するという話が、本作では、最後まで正体が不明な女に巻き込まれながらも、この女性の問題では一切、関係ないまま、全く今までのシリーズの設定にない不自然な形で相手の考えている意味が伝わるという能力の発現から、自ら銃を撃って核戦争を防止とするいうところまで至ってしまう話の展開の不自然さは正直、読者の許容範囲を超えてしまう。また、霊に襲いかかる鏡とか、襲いかからないコヨーテの存在とか、小説として未完成で不自然な点が残ることも残念。ただし、主人公のとぼけた語りや、某有名歌手の霊や、勤め先の映画スターとの会話のやり取りとか、シリーズをとおして変わらない部分の持ち味は相変わらずなので、正直、評価が難しいのが本作である。

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2011/02/01

オッド・トーマス、今度はとんでもない陰謀事件に巻き込まれてしまいました。惨事の現場に直接居合わせるわけではないので、ボダッハは出てこないのだけれど。なかなかに恐ろしいです。しかしそれすらユーモアを交えて語られるのが、このシリーズの魅力かも。 前回ラストで登場した、オッドとともに旅...

オッド・トーマス、今度はとんでもない陰謀事件に巻き込まれてしまいました。惨事の現場に直接居合わせるわけではないので、ボダッハは出てこないのだけれど。なかなかに恐ろしいです。しかしそれすらユーモアを交えて語られるのが、このシリーズの魅力かも。 前回ラストで登場した、オッドとともに旅をする彼ですが。エルヴィス以上の活躍ですよ。ポルターフランク、すげー(笑)。まだまだあっちの世界には行かずに活躍してくれるのかな? アンナマリアも気になるキャラ。今後も引き続きのシリーズキャラになりそうです。

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2011/01/13

ディーン・クーンツの「オッド・トーマス」邦訳最新作です。 シリーズとしては本国でもこの3作目までみたいです。 今回の主人公は幽霊の姿が見えるという設定です。 ジャンルとしてはホラー系のエンターテイメントです。 彼の小説にはちょっと無理のある設定や、 整合性がとれないこともあるか...

ディーン・クーンツの「オッド・トーマス」邦訳最新作です。 シリーズとしては本国でもこの3作目までみたいです。 今回の主人公は幽霊の姿が見えるという設定です。 ジャンルとしてはホラー系のエンターテイメントです。 彼の小説にはちょっと無理のある設定や、 整合性がとれないこともあるかもしれません… でも、物語としておもしろいのです。 物語(フィクション)だとわりきって楽しく読み終わったあと、 何だかほんの少し生きる勇気のようなものをもらえる感じ… 彼の作品には傷ついた者や弱い者の再生をみるまなざしがあります。

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2010/12/27

 海辺の町にやってきたオッド・トーマスは、アルマゲドンの悪夢を見る。  彼は、謎の女性を出会い、事態は急変していく。  死者の霊が見えるだけだったオッドが、アルマゲドンの悪夢を前に積極的に動き出す。  ある意味、彼が、自分のアイデンディティーを、自我を受けいれたということなのか...

 海辺の町にやってきたオッド・トーマスは、アルマゲドンの悪夢を見る。  彼は、謎の女性を出会い、事態は急変していく。  死者の霊が見えるだけだったオッドが、アルマゲドンの悪夢を前に積極的に動き出す。  ある意味、彼が、自分のアイデンディティーを、自我を受けいれたということなのかもしれない。  うん、アルマゲドンの悪夢は、オッドが見てきた死者の霊にたちにくらべたら、とても曖昧だ。  ただ、謎の女性や、怪しい男や、警察署長と、出会う人から同じようにそれを受けたとしても、そこで見えるものは曖昧だ。  が、オッドは行動をおこす。  それは、彼は、今までの経験でそれが<正しい>とわかっているからだ。  一歩間違えれば傲慢と思えることなんだが、オッドのもつユーモアセンスが、それをきれいに中和している。  オッドの真摯な生き方や、彼の生にたいするしなやかさが、心にしみる作品だった。  うん、人の善なる心は、なにがあろうと美しいのだと思う。

Posted byブクログ