指導者バカ の商品レビュー
Kodama's review 著者である西村監督さんに直接、頂戴致しました。(監督、いつもありがとうございます!!!) 企業経営という面でもとても勉強になるエキスがたくさんありました。 (11.01.01) お勧め度 ★★★★☆
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西村卓二さんは 女性の卓球指導者として 何人か日本チャンピオンを育てている 東京富士大学監督です。 私も経験したことがありますが、 女性の指導は難しい 個人でも難しいのに 集団となれば 相当の覚悟がなければ困難です。 男性の指導は 技術力で 何とかなりますが 女性は違う。 うまく接する必要があるのです。 その結果、 おだてたり、 怒ったり、 ご飯を一緒に食べたり苦労したのを思い出します。 この本を読んでいて そうだよね~ でもできないんだよね~ という事を思い出しました。 この本は 女性チームの指導者や 女性スタッフを指導する上司に 特に読んでほしい一冊です。 その中でも 「規律と約束」と 「叱る」 というキーワードが気になりました。 今の日本は 自由にあふれています。 でも 高校のスポーツ選手 特に強豪校は 自由がありません。 それが突然自由に! そりゃ、 大学の先生が厳しくなかったら やりたい事を やっちゃいますよね~ だから 大人になるまでは 厳しい規則が必要。 西村先生は ・茶髪禁止 ・携帯禁止 ・恋愛禁止 を大学1年生まで命じています。 これくらいの事は必要かもしれません。 経験者はそう思います。 さらに 怒るのではなく、叱る事が大切。 今の子供たちは 過保護になっているため、 叱られ慣れていません。 だから、 指導者は叱らなくなります。 でもそうすると学生は付け上がる。 そうしないとうまく指導はできません。 だからこそ、間違った事をした時は きちんと叱らなければいけません。 でも叱られ慣れていない。 負のスパイラルです。 でも、教育者として 間違った事を 場をわきまえて、 きちんと叱ればわかってくれる。 ただ叱るのではありません。 もちろんタイプとタイミングはとても重要です。 みんなの前で 叱っていいタイプや 駄目なタイプ。 論理的に叱る事が出来るタイプやそうでないタイプ。 これは今の若い女性にもつながるんではないでしょうか? 興味がある方はぜひ読んでみてください。!
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