スカーペッタ 核心(下) の商品レビュー
複雑に絡みあう事件の解決や真相の究明より、登場人物同士の関係性やそれぞれの心の葛藤に重きをおいている感じがしました。 なので読み終えても頭の中から?マークが消えずモヤモヤしましたが、捜査が一区切りした後のラストシーンがいい雰囲気だったのが良かったと思います。
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そう来たか…と脱力。 上巻まではいろいろ思わせぶりな事件が、下巻になると途端にしょぼくなるパターン。 この作品の事件にいたっては、必要なくない?レベル。 本筋の事件の黒幕は、以前に対決した犯人で、ベントンの一件にも関与していたくらいの大物。 いつの間にかいなくなったな、いいのかな、と思っていたら復活したけど、その扱いにはもう大物感は全然ない。 心の中で疑っているけれど、口に出さないせいで疑いが晴れることがない。 ケイとベントン。 ケイとルーシー。 ルーシーとジェイミー。 この辺のねちねちした心情をなんとかするだけで、ずいぶんとすっきりして読みやすくなると思うんだけど。 そして、ボビーはどうやってハンナの父に気に入られるようになったのかとか、ハップ・ジャッドはなぜ、どのように死んだのかとか(死んだとしか書かれていない)、その後のカーリーやドディがどうなったのかとか、エイジ―の破滅の真相とか、そういうことをきちんと書いてほしい。 広げた話を投げっぱなしで終わらせるから、今回のような事件になっちゃうんだよ。 全くさあ。
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前半は、ただ読んでいるみたいな感じだったけど、後半に来て過去の事件との(それも因縁の)関連性が明らかになってきて俄然読むのに意欲的になった私。ようやく解決?!長かったですね。
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メインキャラ達の設定が唐突に変わるのはもう諦める&シリーズものの惰性も割引いたとしても、今作はなんかとっちらかって散漫。ばら撒いたエピソードは回収されず、全部奴のせいでした…みたいな。 せめてもうちょっとミステリ的な面白さが欲しい。
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なんか、終わった感がある結末。でも、シリーズは続くんですよね。 なんか、強大な敵を追うという、シリーズ物には典型的なプロットになってきた感じがします。次の強大な敵が出るんでしょうか?
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(上巻より続く) まあ、とにかく行方不明になってた凶悪犯が、 倒されて良かった。 最後のクリスマスのシーンが幸せそうなのも良かった。 マリーノは専用のパスタ用ソースを、ケイに作ってもらえてたし。
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この作品でやっと狼男編終了。 いつも思うのだけど、一作できちんと決着つけてくれないからだらだら続いてしまうんだろうなあ。 本作を狼男が脱出後に直接繋げた方がよかったのではないだろうか。
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検死官シリーズ読み始めたころのワクワク感はもはやなく。なんか今回は話も地味だったし。あと、最近ベントンがめんどくさすぎる。
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ルーシーは同性愛者の恋人に、マリーノは異性の恋人に毎作品悩んでいる。 ベントンとスカーペッタが長年憎んでいた犯人が今回あっけない最期をたどる。 更にスカーペッタのパスワード保護を解除してあるスマートフォンが盗まれる。その中には犯罪現場写真や捜査状況メールなと、公私ともにあらゆる情報が入っていた。どんな微細なことにまでも留意しなければならない検屍官のスカーペッタがすることとは考えられない。17作まで読んできてファンとしては、それはどう見てもあり得ないでしょうと言わざるを得ない。どうしたんだ!パトリシア・コーンウェル! スカーペッタがパスワード解除のまま使用するなんて考えられないよお。 そしてモラルや法律に関係なく正義をかざし、してはいけないことを躊躇なくやってしまうルーシー、それができる能力をもっているばっかりに。自制心をコントロールできないルーシーの先が破滅に向かっているのではないかと今後がとっても不安です。
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うん、なかなか良かったです。 いろいろと棚上げしていた謎が一気に解けて、少しケイとベントンが幸せそうで、良かった。
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