装丁問答 の商品レビュー
理屈よりも本好きの著者の少し引いたあるいはグッと近づいた「ええやん!」の直感でご自身の作品や市井の様々な装丁の作例を語った一冊。惜しむらくは本文が一色刷りなので添えられた装丁の画像の色味やディテールが伝わらないこと。iPhoneで画像検索しながら読んだけれどできれば紹介された本た...
理屈よりも本好きの著者の少し引いたあるいはグッと近づいた「ええやん!」の直感でご自身の作品や市井の様々な装丁の作例を語った一冊。惜しむらくは本文が一色刷りなので添えられた装丁の画像の色味やディテールが伝わらないこと。iPhoneで画像検索しながら読んだけれどできれば紹介された本たちを傍らにうず高く積んで手に取りながら読みたい。
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よい装丁であれば、中身も良い内容。 いわゆるジャケ買いも大丈夫、と伝えてくれています。 長友啓典さんを本書で初めて知りましたが、本の内容 批評とは少し距離を置いた形で接して、かつ、本が 大好きということなので、読書ガイドとしても 非常に新鮮でした。 (関係ないけど、目黒のメッシ...
よい装丁であれば、中身も良い内容。 いわゆるジャケ買いも大丈夫、と伝えてくれています。 長友啓典さんを本書で初めて知りましたが、本の内容 批評とは少し距離を置いた形で接して、かつ、本が 大好きということなので、読書ガイドとしても 非常に新鮮でした。 (関係ないけど、目黒のメッシタの看板もこの方)。 カラーだともっと良かったかな。 取り上げられている本、読みたくもなるし、 確かに素晴らしい装丁です。
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つい文庫ばかり手にしてしまうけれど、単行本で持っていたい!と思う本は確かにある。この本を読んで、もっと装丁にも注目すれば面白い本が見つかるかもと思った。ただ、装丁のデザインについての解説を、もう少し掘り下げて語ってくれればなぁと思った。例えば、色々なテーマが存在する新書シリーズの...
つい文庫ばかり手にしてしまうけれど、単行本で持っていたい!と思う本は確かにある。この本を読んで、もっと装丁にも注目すれば面白い本が見つかるかもと思った。ただ、装丁のデザインについての解説を、もう少し掘り下げて語ってくれればなぁと思った。例えば、色々なテーマが存在する新書シリーズの装丁デザインは抽象的な幾何学模様が多いと思うけれど、どうしてそのデザインに至ったのか?などなど。現代アートの解説にも通じるような興味深い内容になりそうに思える。
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私が本そのものを好きな理由の中に、装丁から入りたいというのがあります。表紙の絵、タイトルの文字、紙の質や色、文字の大きさや字体…そんな要素からいわば本をプロデュースするのが装丁家。この本は、本の装丁家が“ジャケ買い”する本の話。特定の作家と装丁家が長年仕事をするなど、面白いエピソ...
私が本そのものを好きな理由の中に、装丁から入りたいというのがあります。表紙の絵、タイトルの文字、紙の質や色、文字の大きさや字体…そんな要素からいわば本をプロデュースするのが装丁家。この本は、本の装丁家が“ジャケ買い”する本の話。特定の作家と装丁家が長年仕事をするなど、面白いエピソードもあり、本という物体が好きな方にお勧めです。
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[図書館] 読了:2012/10/13 本屋さんを徘徊する心地よさは、素晴らしい装丁の本に出会ったとき。電子書籍では味わえない。 たしかに…。 作家と装丁家の関係は、施主と建築家の関係。 文中で言及されてるのに写真のない本が多数ある。また、文中で帯の出来のよさに言及されてる...
[図書館] 読了:2012/10/13 本屋さんを徘徊する心地よさは、素晴らしい装丁の本に出会ったとき。電子書籍では味わえない。 たしかに…。 作家と装丁家の関係は、施主と建築家の関係。 文中で言及されてるのに写真のない本が多数ある。また、文中で帯の出来のよさに言及されてるのに載ってる写真は帯なし、とか、なんか詰めの甘い感じがある。 あと、作者がおじいちゃんだから、仕方ないのかも知れないが、「昔はよかった」「現代では失われてしまった良さがあった」みたいな回顧節が多すぎ。事実なんだろうけど。
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本当に本が好きな人なんだな、この方は。 長友さんという方を始めて知ったのだけど、とても好感がもてた。 この本に紹介されているのは装丁家がジャケ買いする本。 私の好きな装丁家さんの手がけた本も紹介されていて、なにやら無性に嬉しい。 本題に入る前の話が長いのもちょっと可愛いなぁと思...
本当に本が好きな人なんだな、この方は。 長友さんという方を始めて知ったのだけど、とても好感がもてた。 この本に紹介されているのは装丁家がジャケ買いする本。 私の好きな装丁家さんの手がけた本も紹介されていて、なにやら無性に嬉しい。 本題に入る前の話が長いのもちょっと可愛いなぁと思ったり。
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装丁のプロである筆者による装丁のレビューです。 新聞や雑誌に連載していたもののようです。 これは最高に面白いですね。 僕にとって評価に値する(えらそうに)本というのは、僕を動かすものです。 育児書だったらわが子に会いたい!って思わすものだし、動物本だったらとにかく動物園に行きた...
装丁のプロである筆者による装丁のレビューです。 新聞や雑誌に連載していたもののようです。 これは最高に面白いですね。 僕にとって評価に値する(えらそうに)本というのは、僕を動かすものです。 育児書だったらわが子に会いたい!って思わすものだし、動物本だったらとにかく動物園に行きたい!と足を向かわせるもの。 新しいことをはじめるのではなくって、いつもの日常をいつものままでグッと面白くしてくれるもの、そういう本が大好きです。これはそういう本。 読み始めはふつうに楽しい時間つぶしといった気分でした。 本当に★3つくらいの感じ。 ところがこの本は僕のこれからの本人生を変えた。もう過去形で言い切っちゃてるよw 50年後に振り返っても間違いなくターニングポイントだ。 装丁、ブックデザイン・・・興味はあったけどよく知らなかった。 表紙、見返し、中表紙、奥付、帯・・・紙質、フォント、etc. なんというドラマチックなんだ、装丁。 やっぱ本ってすげーすよ。すげー。
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まだジャケ買いしたことはないけれど、装丁を見るのはスキ。平台とか、いいなあ、と思いながら見る。装丁という仕事への愛と誇りが伝わってくる。
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装丁についての思考回路がすごく発達している人の装丁鑑賞。こういう人の思考を追えると勉強になる。 前付きの流れや色が云々、という話があるものの載ってるのは書籍のモノクロ写真だけなので、この本だけでは一部よく分からない。 現物を手に取るべきなんだろなあ。
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“すばらしい小説にはステキな装丁がついてくるということだと思う。” この一文に尽きるなと思った。 手に持った質感や、色、紙のにおい。そういうものも全部ひっくるめて、一冊の本が成り立っているのだと思う。 装丁が好きな本は中身も好き。逆もまたしかり。
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