1,800円以上の注文で送料無料

花合せ の商品レビュー

3.8

15件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/01/15

花合わせなる品評会というか わがもの自慢大会があったとは 初耳で、かつ江戸時代の庶民の暮らし向き や狂言の優美さの表現が面白く 濱次さんの物の怪や幽霊話好きが 思わぬところで大どんでん返しにつながり 楽しく読み終わることができた。 それにしても、趣味に高じて 大金をつぎ込んで家...

花合わせなる品評会というか わがもの自慢大会があったとは 初耳で、かつ江戸時代の庶民の暮らし向き や狂言の優美さの表現が面白く 濱次さんの物の怪や幽霊話好きが 思わぬところで大どんでん返しにつながり 楽しく読み終わることができた。 それにしても、趣味に高じて 大金をつぎ込んで家族を不幸にする親には 困ったもの。今回は朝顔だったけれど 昔からいろいろつぎ込むネタはあったのね。 収集癖があるのは男性が多いもの。 男性の皆さん、趣味はほどほどに…です。

Posted byブクログ

2019/10/13

歌舞伎の女形をしている濱次が主人公。 道で急に朝顔を預かってほしいと押し付けられたが、数日後誰かに盗まれてしまう。 歌舞伎のことが分かっていないので、それぞれの上下関係などが分からなくていまいち入り込めなかった。

Posted byブクログ

2019/06/14

田牧さんの作品を読むのはこれが3作目となります。先に読んだ二作がとても良かったのでこちらも手に取ったのですがデビュー作なので正直あまり期待していなかったのです。ところがこれは驚きました。キャラがひとりひとりとてもしっかり立っていて魅力的で、色のついた情景で浮かんで生き生きと動きま...

田牧さんの作品を読むのはこれが3作目となります。先に読んだ二作がとても良かったのでこちらも手に取ったのですがデビュー作なので正直あまり期待していなかったのです。ところがこれは驚きました。キャラがひとりひとりとてもしっかり立っていて魅力的で、色のついた情景で浮かんで生き生きと動きます。濱次の踊りの部分など読んでいてゾクゾクしました。ミステリ部分は軽いものではありますが十分楽しめましたし最後の章がまたいい後味を作っています。是非続きを読んで濱次の成長を見届けたいと思います。

Posted byブクログ

2019/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2019/5/27 やった。面白いシリーズ発見。 ホンマに私、歌舞伎モノ好きやな。 歌舞伎モノだけどこれはピリピリしてないほのぼの系。 もちろん芸には厳しいんだけど主役の濱次がのんびりしてるからな。 濱次かわいいしお師匠さんは優しくて素敵やし座元も女将もいいキャラしてる。 そしてみんな濱次に期待して見守ってるんよ。 優しい気持ちになるわ。 続き楽しみ。

Posted byブクログ

2017/06/13

単行本からの再読扱い。住んでいる市の図書館にあるのは単行本で、しかもこの1作目のみ。シリーズを読み進めるには自分で手にいれないとなのです。 閑話休題。 二度目なのに、なかなか先へ読み進められなかった。 けれども二度目なので、濱次の身に起こることを、落ち着いて読めたかなぁとも思...

単行本からの再読扱い。住んでいる市の図書館にあるのは単行本で、しかもこの1作目のみ。シリーズを読み進めるには自分で手にいれないとなのです。 閑話休題。 二度目なのに、なかなか先へ読み進められなかった。 けれども二度目なので、濱次の身に起こることを、落ち着いて読めたかなぁとも思う。 濱次がどんなふうに今後化けていくのか、楽しみな作品です。

Posted byブクログ

2016/02/13

主人公の若手役者・梅村濱次だけでなく、座元や師匠、茶屋の女将など脇役の造形が魅力的だ。 今後の濱次の成長とそれにまつわるドタバタに期待。 時間をおかずに、次も読まなきゃ。

Posted byブクログ

2015/11/14

文庫版で読み直し。濱次お役者双六。実力はあるが、いまいちやる気のない女形濱次が突然朝顔の鉢を渡されて…。これで終わったと思っていたので続編が出ていて嬉しい。勘弥さんはどこまで知ってんのかねえ。

Posted byブクログ

2014/09/29

江戸の大部屋女形、梅村濱次を主人公とした時代ミステリー。 ある日突然、濱次は道端で見知らぬ娘から奇妙な朝顔を預かるが、その朝顔が盗まれ、思わぬ騒動を引き起こす。 周囲を巻き込んで、濱次は謎解きに乗り出すが・・・。 作者のデビュー作ということですが、個性的なキャラクターがいきいき...

江戸の大部屋女形、梅村濱次を主人公とした時代ミステリー。 ある日突然、濱次は道端で見知らぬ娘から奇妙な朝顔を預かるが、その朝顔が盗まれ、思わぬ騒動を引き起こす。 周囲を巻き込んで、濱次は謎解きに乗り出すが・・・。 作者のデビュー作ということですが、個性的なキャラクターがいきいきと動きまわり、テンポのいい軽妙洒脱な筆運びに安心して読むことができました。 事件の謎解きよりも人の心の機微に感じ入り、続きが早く読みたいと思わせてくれます。

Posted byブクログ

2014/07/07

女形濱次シリーズ一作目。 キャラクターが、それぞれとてもよく面白かった。のんびりとした面倒事は嫌いな濱次と清助のやりとりもよい。

Posted byブクログ

2013/11/08

若手女形・梅村濱次.見知らぬ娘から朝顔を預かることになったのだが,その朝顔が忽然と消えてしまう.不可解な謎と思わぬ騒動.濱次の謎解きがはじまる.時代小説でもあり,最上のミステリでもある.何より抜群に面白い.読後感も爽やかで素敵.これは読まないと損だと思う.

Posted byブクログ