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大学1・2年生のためのすぐわかるドイツ語 読解編 の商品レビュー

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2024/09/07

『大学1・2年生のためのすぐわかるドイツ語』(2008年、東京図書)の姉妹編です。 前編にも登場したミヒャエーラとヘルマンについての物語をたのしみながら、ドイツ語の基礎文法を復讐するとともに、読解力を養うことができる内容になっています。なおタイトルには「読解編」とありますが、一...

『大学1・2年生のためのすぐわかるドイツ語』(2008年、東京図書)の姉妹編です。 前編にも登場したミヒャエーラとヘルマンについての物語をたのしみながら、ドイツ語の基礎文法を復讐するとともに、読解力を養うことができる内容になっています。なおタイトルには「読解編」とありますが、一つのチャプターで三つか四つ程度のセンテンスがとりあげられており、まとまった長さの文章を読みたいという読者にはもの足りなく感じられるかもしれません。 「あとがき」には、「本書の内容を完全に理解できれば、大学院入試のドイツ語文であっても8~9割は自力で読めるようになっているはずです」とあります。ドイツ文学やドイツ哲学が専門ではない読者で、大学院入試の合格ラインをクリアすることを目標とするのであれば、本書を読んだあとさらに読解力を高め、基本的な語彙を身につければ、おおむね目標に到達するのではないかと思います。本書を終えたあとさらに読解力を伸ばしたいのであれば、独文解釈の定番書である阿部賀隆の『独文解釈の研究』(郁文堂)や横山靖の『独文解釈の秘訣』全2巻(郁文堂)が最適でしょう。

Posted byブクログ