アンデルセン童話集 の商品レビュー
目次 ・火打箱 ・人魚姫 ・皇帝の新しい着物 ・こうのとり ・ぶた飼い王子 ・みにくいあひるの子 ・赤いくつ ・マッチ売りの少女 ・古い家 ・ある母親の物語 ・さやからとび出た五つのえんどう豆 ・駅馬車できた十二人 ・父さんのすることはいつもよし ・木の精ドリアーデ アンデルセ...
目次 ・火打箱 ・人魚姫 ・皇帝の新しい着物 ・こうのとり ・ぶた飼い王子 ・みにくいあひるの子 ・赤いくつ ・マッチ売りの少女 ・古い家 ・ある母親の物語 ・さやからとび出た五つのえんどう豆 ・駅馬車できた十二人 ・父さんのすることはいつもよし ・木の精ドリアーデ アンデルセンのすごいところは、たった一人で一発逆転『みにくいあひるの子』から、ザ悲劇の『人魚姫』や『マッチ売りの少女』、因果応報の『赤いくつ』など、いろんなパターンで優れた童話を書いたことだと思います。 まあちょっと『木の精ドリアーデ』のように、主義主張が前面に出過ぎのものもありますが。 そんな中での『火打箱』ですよ。 子どもの頃から妙に気になる作品であったのですが、今回その理由が分かりました。 主人公の帰還兵は、老婆に3匹の犬が守る部屋から火打箱を持ってきてくれるよう頼まれます。 お礼は、犬が守っている部屋にある数えきれないほどのお金。 兵隊は持てるだけお金を持ち帰ったうえに、老婆の首をちょん切って火打箱も奪ってしまいます。 これだけでも、人としてアウトですが、王様が大切にしているおひめさまをさらった挙句、追いかけてきた王様と女王様を殺して新しい王様になってしまう。 極悪非道きわまれり。 ねえ、なんでこの話入れた? あと、『父さんのすることはいつもよし』は、逆わらしべ長者の話。 物を交換するたびに損をしているんだけど、最終的に夫婦の絆で大逆転。 だけど、私はこの父さんを信じることはできないな。 絶対怒っちゃう。
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