ハリー・ポッターと死の秘宝(携帯版) 上下巻2冊セット の商品レビュー
楽しかった…… いつものことだけど、ネタバレ注意です。 とうとう終わってしまった……上巻は、不和が多かったりで読むの辛かったけど、下巻は一気に読めた…… まず、とにかくスネイプだ…… なんて…なんて良いやつだったんだスネイプ……ダンブルドアに守護霊見せて、永遠に…っていう...
楽しかった…… いつものことだけど、ネタバレ注意です。 とうとう終わってしまった……上巻は、不和が多かったりで読むの辛かったけど、下巻は一気に読めた…… まず、とにかくスネイプだ…… なんて…なんて良いやつだったんだスネイプ……ダンブルドアに守護霊見せて、永遠に…っていうとこで切なすぎて死ぬかと思った… 過去話とかも、もう、何この人私を殺す気なの…… スネイプがグリフィンドールに入ってたら、スネイプにとって、めっちゃ幸せな日々が待ってたかもしれないよね… いや、でもやっぱりそんなことなかったのかな…… フレッド…(;ω;) まさか…あんな…双子の片方とか悲しすぎる…ルーピン夫妻もだし……でも二人の息子は、仲間の家が家族みたいなもので、そう考えたらそれだけは救いだよね…… 終わり方すごくすきだった。 平和なんだなーっていうのと、それぞれがどんな生活してるのかとか、わかってすっきり。 みんなの子供の話でもう一作品かいてくれてもいいくらいだぜ…… ダドリーが最後でいいやつになったのが….!あそこはなんか感動した。 あと、マルフォイのお母さんがかばってくれたとことか…… とにかく、全部読み終わって思ったのが、もう一回はじめから読みたい! ってことだ!! ほんと、面白かった!!
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映画を見てよくわからんことが多かったので本を読むことにした。複雑に絡み合っていたことが解きほぐされていく。ヴォルデモードを倒すためにはハリーが成長しなければならなかったですね。そして、ハリーたちの成長のおかげで、心理描写が面白くなった。
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これまでの謎が紐解かれていく最終巻。そして宿敵ヴォルデモートとの最終決戦。これまで力技でヴォルデモートに対抗してきた感がありますが、最後はわりとあっけなく、杖が持つ意思に勝敗が左右されるという…。 杖が記憶している本当の持ち主が誰なのかというのが鍵になるのですが、前の巻に遡ってその部分を読み返してしまいました。誰が最後にダンブルドアの持つ最強の杖を取り上げたのか。前の巻を読んでる当時は、そんな一瞬一瞬の描写まで気をとめてないので、言われてみれば…!のさりげない伏線に驚かされます。そう、伏線がちゃんとあるのです。 この最終巻を読むと前の巻を一巻一巻読み返したくなります。ホッグズ・ヘッド、グリンゴッツ、最初のクィディッチの試合、そこから持ってくるか〜!?と。途中、物語の結末のためにがんばって伏線をはってるな〜 という印象は読んでてありましたが、こちらの想像を上回る意外なつながり、そして見事な締めくくりだと思いました。 この物語の核ともいえる重要人物、セブルス・スネイプ。最後まで敵なのか味方なのかが謎でした。スネイプの最期のシーン、翻訳の松岡さんも訳すのに数日の日を要したと、あとがきで語ってますが、とても感動的で切ないシーンでした。もともとスネイプは好きなキャラクターでしたので、物語の最後まで彼を好きでいられて嬉しかった。愛と嫉妬の間で、自分だったらあんなふうに生きられるだろうか、…いや無理。私にとっては、主人公のハリー・ポッターよりも、むしろスネイプのほうが強く印象に残る物語でした。 不満をあげるとすれば、フレッド、ルーピン、トンクスが死んでしまったのは残念。コリン・クリービーなんかはまともな扱いもなく死んでしまったけど、物語上、死人にする必要あったのか…?「炎のゴブレット」でセドリック・ディゴリーが犠牲になったのもかわいそうだった。なにげにけっこう登場人物を殺す作品だ。チョウ・チャンの扱いもなんだか不完全燃焼…。最後にもうちょっと何かあるのかと思ってたけど…。そして、その後みんな失恋や破局なく結婚するのね。学生時代ずっと付き合ってても、就職したらだんだん会えなくなって、別れて、のちに付き合い始めた他の人とサクッと結婚してしまう…、なんてゆー現実よくある話みたいにはならないのね。さすがに(笑)すみません、余計な感想でしたw
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6巻まで読んでなんだか、あぁ次で終わってしまうとという寂しさと、6巻のやりきれなさがあり7巻は躊躇していた。ただちょっとしたきっかけで最後まで読もうと思った。 そうしたらどうだろう。これまでで一番一気に読んだのではないだろうか。これまでの話がぎゅって終点に向かって進んでいく。そんな感じを受けた。そして何度も涙を流した。下巻はもぉほんとうに一気に読み上げた。33章は確かに予想はしていたが…なんともやりきれず、そしてやはり「愛」なのだと思った。終章の余韻もすばららしい。終わってしまった寂しさも大きいが、大満足だった。 何年かして1巻から再読したい本である。
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第一巻から第三巻ぐらいまでは、かなり子供だましというか、子供向けの本だったように感じたが、第七巻はなかなか奥深い内容になっていた。映画も二篇に跨るわけね…
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ロンが屋敷しもべへの態度を変えて行く描写や、小鬼との仲良くなれなさ・共生の難しさに関する描写が良かった。反面「純血」を逆に嫌う幼稚な発想がロンたちに残っていたり(本来「純血」だろうがなかろうがどうでもいい)、幾つか気になったダメなところも。
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世界中で人気を博している、ハリー・ポッターを中心とした魔法使いの少年少女の冒険活劇 第7巻にして最終章。 これまでの6巻は、ほぼ全てにおいて、主人公ハリーを中心として描かれていたのに対し、最終巻は、ハリーだけでなく、ロンやハーマイオニー、そしてそれを取り巻く全ての人が主人公と...
世界中で人気を博している、ハリー・ポッターを中心とした魔法使いの少年少女の冒険活劇 第7巻にして最終章。 これまでの6巻は、ほぼ全てにおいて、主人公ハリーを中心として描かれていたのに対し、最終巻は、ハリーだけでなく、ロンやハーマイオニー、そしてそれを取り巻く全ての人が主人公として描かれている、とも言える物語になっています。ハリーは勿論、ロン、ハーマイオニー、そして『不死鳥の騎士団』から一気に頭角を現したネビル。登場するキャラクター一人一人、それこそ脇役の脇役に至るまでスポットライトが当てられ、まるで一つの生命体として脈動し、物語が形成されていくように感じました。皆が皆、それぞれ格好よかった! それもそのはず。ダンブルドアが、ヴォルデモートが、それぞれ望む世界を引き寄せ、作り上げる為に、様々なところで手を打つ。ハリーも最初は自分の課せられた宿命に困惑し、さらにはヴォルデモートとの精神的で苦痛とも言える繋がりに翻弄されつつも、徐々に自分のすべきことを理解し、それに邁進しようとする。それでも、完璧に自分のすべきことが遂行できるとは限らない。共に邁進する者が必要になってくる。その『協力者』の意識の仕方が、その後の運命を決定付けます。 ヴォルデモートは死喰い人に対して、力と威圧と恐怖によってその布陣を敷く。ある者はそれに慄き、ある者はそれに陶酔する。彼は誰も信じないし、信じようともしない。全てを自らの力によって捻じ伏せることにこそ己の信条として邁進する。しかし、結局のところ、それは磐石とは言いがたい。どこかで綻びが生じ、どこかでズレた計画をその都度修正せざるを得ない。 一方、ダンブルドアとハリーには、ヴォルデモートのような抑圧するような信条は持たず、己のすべきことを粛々と遂行する。場合によっては誰かの助けを借りるけれど、ほとんどの場合でそれは秘密主義に行われる。その為、周囲の人間からでは彼らが本当に正しい方向へ導いているのかが分からない。人によっては、不信感を募らせる可能性ですらあるでしょう。でも決して彼等は強制しない。その代わり、彼等は『彼等だけ』がぬくぬくと幸せに生きることを考えていないし、態度にも表さない。だから、周囲の人間はついてくる。それも、単に彼等に付き従うのではなく、『自らが選んで』ついてくる。この違いは、非常に大きいと思います。だからこそ、ヴォルデモートの計画を、ギリギリのラインの紙一重とはいえ、挫いていけたのだと思います。 今作は更に、ダンブルドアとスネイプの知られざる過去が描かれています。聖人君子として、ハリーの良き理解者であり教師でもあったダンブルドア。ホグワーツに入学以降、色々なところでハリーを眼の敵のように接してきたスネイプ。しかし何故彼らがそういう行動をとったのか、『そうせざるを得なかった』理由が、今作で明らかになります。両者とも、それぞれにおいて心をズタズタに引き裂くほどの哀しい過去があったからこその行動。きっとその行動を一生涯続けても尚、解かれる事の無い懺悔。これほどの過去を背負いながらそれでも生き続けなければならない描写に、涙を禁じえませんでした。 また、今作はこれまで以上にたくさんの人(人じゃない存在も)が死にゆきますが、同時に、少数とはいえ、新たな生命も誕生しました。全7巻を通して、生と死の描写がはっきりした一冊、とも言えます。新たな生命の誕生を目の当たりにすると、その子達のために、決して死ねない、その子達の未来を、暗くするわけにはいかない、と奮闘するのは、どこの大人たちも一緒なのでしょう。 全編を通して、非常に楽しく読むことが出来ました。『児童書』というカテゴリとしては、人の死や恐ろしい描写が多かったように思えますが、逆に「こういった状況の中で、貴方は何を思い、何を選び、何を願うのか」ということを考えさせる、という意味では、必要なことかもしれません。少々刺激が強いかもしれませんが… また、日本語訳に関しては、確かに前後の関係・繋がりが上手く見出せず、読むのに苦労した箇所もいくつかあります。そこは敢えてつっこまず、なけなしの想像力をフルに活用して読破するように心がけました。 最後の最後まで、己の宿命に嘆くことがあっても、決して諦めず、最善を尽くすその姿勢に、心が打たれる作品であると思います。
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2010/12/06 本日読了。 33章ですべての謎が解ける。この長い物語は、この章を書くためにあったのではないか、という気がした。
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