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現代語訳 経営論語 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2013/03/31

論語を実業に生かすことが可能だということを、身をもって証明した渋沢栄一が、自身の価値観を存分に開示しながら論語を解説。実践に基づいた渋沢の解説は非常にわかりやすく、説得力がある。またその解説の中で頻繁に出てくる明治の偉人たちとの交流のエピソードによって、偉人たちが身近に感じられる...

論語を実業に生かすことが可能だということを、身をもって証明した渋沢栄一が、自身の価値観を存分に開示しながら論語を解説。実践に基づいた渋沢の解説は非常にわかりやすく、説得力がある。またその解説の中で頻繁に出てくる明治の偉人たちとの交流のエピソードによって、偉人たちが身近に感じられるという付加価値もついており、極めて贅沢な書だとため息が出てくる。

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2012/08/14

論語講義がベースになっている。 幕末、明治維新の歴史上の偉人が著者の知り合いとして引用されている。歴史がリアルに感じる。偉業を成就させてきた著者の解釈には、説得力がある。説教くさいところがなく、読みやすい。

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2012/02/24

渋沢栄一の手記をわかりやすく現代語に訳しており、原本に比べてかなり読みやすかったです。孔子の論語などを基準に実直に生きたその半生や考え方は非常にこころに残るものがあります。そういった生き方・考え方だけでなく、当時の時代背景や大物政治家とのやりとりなど、歴史マニアにはたまらない話も...

渋沢栄一の手記をわかりやすく現代語に訳しており、原本に比べてかなり読みやすかったです。孔子の論語などを基準に実直に生きたその半生や考え方は非常にこころに残るものがあります。そういった生き方・考え方だけでなく、当時の時代背景や大物政治家とのやりとりなど、歴史マニアにはたまらない話も載っていて最後まで楽しく読めました。

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2011/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

幕末から明治維新時代に活躍した日本の実業界の父、渋沢栄一氏による論語解説書。 渋沢栄一氏が、明治初期の官僚を辞して実業家になるにあたって拠り所としたのが論語であり、彼が、その論語をどのように解釈し、どのように実業に置き換えていたかを知ることができる。 それまで論語は、知識として、学問として捉えられる側面が強く、あまり実業と結び付いて解釈されることはなかったらしいが、現在では、多くの経営者が論語をバイブルとしている。その魁となったのが、渋沢栄一氏なのだろう。 渋沢氏といえば、製造、物流、金融、保険などそれまでの日本にはなかった株式会社という概念を取り入れて様々な会社を起こし、産業を活性化していった。明治という激動の時代の中、政治や官僚システムとは違った次元で、日本の礎を作り上げた功績は計り知れない。 文章全体を通じてにじみ出てくる氏の印象は、極めて温厚で、穏やかな人柄、という点に尽きが、その一方で、残した業績からは、バイタリティの塊のような行動力も伺い知れる。 また文中、岩倉、大隈、西郷、土方等々の幕末、維新の志士達の性質を切れ味鋭く分析しているくだりでは、氏の眼を通して、歴史の違った側面を垣間見ることが出来る面白さもあった。 渋沢栄一氏は、孔子を偉大な凡人と評している。非凡人とは、ある一点において優れているが、一方で何か違う点において欠点があるものだか、孔子は、そうした点がなかった。なににつけても、欠点のない人物。ゆえに、偉大な凡人。 渋沢氏もそれを志し、この時代には偉大な凡人との評価を得たのではないかと思う。 かくいう私も、かねてより「プロのジェネラリスト」なるものを志し、特筆するものはなくても、全てにおいて本質を理解する力を身につけたいと思ってきた。 並列で語れるわけもなく、もちろん「偉大」ではないが、すこしでも、彼らに近づけるよう、精進し続けたいものだ。

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2011/07/12

 楽しく読める論語の本。  明治期の企業家、澁澤榮一が、自身の行動の規範とした「論語」を解説している。  論語の徳とビジネスの利を合わせた解説も面白いが、明治維新前後から活躍した人物だけあって、伊藤博文、西郷隆盛、井上馨、三条実美をはじめとする維新期に活躍した人物について談話がリ...

 楽しく読める論語の本。  明治期の企業家、澁澤榮一が、自身の行動の規範とした「論語」を解説している。  論語の徳とビジネスの利を合わせた解説も面白いが、明治維新前後から活躍した人物だけあって、伊藤博文、西郷隆盛、井上馨、三条実美をはじめとする維新期に活躍した人物について談話がリアルで興味深い。  「伊藤(博文)公は、何事においても常に自分が一番偉いと思っていた」「明治維新の英傑の中で、偽り飾ることのなかったのは、やはり西郷隆盛公である」などやはり同じ時代を生きた人のコメントには重みがある。

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2011/04/21

■マインド 1.争いは世のなかに必要である。国家も個人も、的と争って必ず勝つという気概がなけrば進歩しない。 2.事業に関与する時は、まず道理を考え、利潤は第二に考えるべきである。そうしなければ、利潤は上がらないが社会に必要、という事業は発展しなくなる。

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2011/04/07

渋沢栄一による事業経営の基本的な思想を述べた書籍。明治時代の資本主義と儒教的思想をマッチさせ、本日の日本繁栄の基礎作りをした偉人の言動が数多くのエピソードを交えながら記述されている。読んでいて多くの示唆と勇気を与えてくれる。渋沢翁の説教を擬似的に受けることができる書籍の一つであり...

渋沢栄一による事業経営の基本的な思想を述べた書籍。明治時代の資本主義と儒教的思想をマッチさせ、本日の日本繁栄の基礎作りをした偉人の言動が数多くのエピソードを交えながら記述されている。読んでいて多くの示唆と勇気を与えてくれる。渋沢翁の説教を擬似的に受けることができる書籍の一つであり、まだ渋沢の書を読んでいない方にはお薦めの本である。

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