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梅若六郎家の至芸 の商品レビュー

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2016/11/12

ご縁があり、玄祥先生の舞台を拝見した。 目の前に立っているのは、紛れもなく杜若の精であり、とても美しい麗人であり、荘厳な雰囲気。 圧倒された舞台。 そんな舞台を拝見し、玄祥先生とは、どんな方なのだろうか?と思い、図書館でこの本を見つけて借りてみた。 変な言い方だが、能楽師とい...

ご縁があり、玄祥先生の舞台を拝見した。 目の前に立っているのは、紛れもなく杜若の精であり、とても美しい麗人であり、荘厳な雰囲気。 圧倒された舞台。 そんな舞台を拝見し、玄祥先生とは、どんな方なのだろうか?と思い、図書館でこの本を見つけて借りてみた。 変な言い方だが、能楽師というよりも、玄祥先生自体が能の一部のような気がする。(うまく言い表せないが。。) 玄祥先生のお祖父さま、お父さまのお話もあり、梅若会がどんな流れの中に今あるのか?が、ほんの少しわかったかな。 また、能というものは、自分が想像をしていた以上に、異界のものだなという印象。 型を覚えてそれを舞う。 謡の節を覚えて謡う。 だけではなく、極端に言えば、誰かに舞わせてもらう、謡わせてもらう感覚。 単なら舞台、演劇ではない。 読み終わって、悔しいな。。と思ったのは、この本を読んでから、玄祥先生の舞台を拝見しなかったこと。 これを読んだ上で拝見できたら、もっと違うところにも気付け、もっと素晴らしさを体感できたかもしれないのにと。。 また、絶対行ってみようと思う。

Posted byブクログ