マンガでわかるはじめての統合失調症 の商品レビュー

肥田裕久【監修】,佐俣由美【文・漫画】

2019/12/04

漫画に出る当院ではわからないが、入院施設というものはもっとグロいし、恐ろしいものであるし、デイケアもある人にとっては「あんなところ、行ったところでなんになるんだ」という声も聞く。個人的にはこの本ではあまりにも綺麗に見せ過ぎているように感じる。容姿だってそうで薬を飲めば体重増加やそれに伴う顔の目つきや輪郭、それらが変わってしまうことへの恐れというものはある。だが最後の辺りで画家のお父さんが薬によって描くということの変化、今まで描けていたものが描けなくなるので怖いと言っていた辺りはとても気持ちがよくわかった。僕もそうで、薬を飲むことによっての表現力が変わったように感じていて、今苦しい時期ではあるから。
この本は漫画なので、とても読みやすいのは高評価だと思う。家族と子ども、大人と子どもみんなでしっかりと理解して少しずつ10年単位の戦いかもしれない。それでも理解を双方がしてあげること、それが何よりも大事で、この本はその入り口となると思う。そうして、僕自身の病状についても考えさせられた。

追記・エピソード①に関することはとても共感出来た。こんな思いを抱えて生き残った人もいる、ということを知ってほしいと個人的に思う。

2014/01/02

松本ハウス「統合失調症がやってきた」を読了した流れで手にした一冊。
何人かの方の経験が描かれていましたが、本当に症状のあらわれかたは人それぞれなんだなと感じました。
病気をざっくりと理解するのにとても読みやすい本でした（若干病院の宣伝も入ってるっぽいけども）。

2022/07/23

統合失調症は病気であり、その病状や患者さんの気持ちを正しく理解してもらうために、多くの人に読んでもらいたい

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