志高く 孫正義正伝 完全版 の商品レビュー

井上篤夫【著】

2014/01/19

孫氏の生まれてからソフトバンクが
ADSL事業を拡大するまでの軌跡を紹介。

人に歴史ありと言いますが
会社が波に乗った最中に病床に伏せ
他人に社長職を譲り、復帰したという
エピソードを知ったとき、
まじで胸に熱いものを感じました。

ＮＴＴとの闘いに関する
孫氏の姿勢にも敬服するばかりです。

サクセスストーリーの紹介ということで
誇大な表現が多々感じられますが
とてもスイスイ読める内容でした。

自分が心の底からの凡人だと
気付かされる一冊です。

2013/04/02

高校を辞めてアメリカに渡ったり、音声翻訳機の開発、慢性肝炎での闘病等々のエピソードは、前に読んだ「孫正義 インターネット財閥経営」（日経ビジネス人文庫）も同じ。ただ「正伝」だけあってか（？）本書のほうが詳しい。とにかく孫さんのブレない姿勢、発想力・行動力全てに圧倒されます。

2013/01/25

実績のある人の生き様を知りたくて読みました。自分を信じて実行する勇気、方向を見定める知識、持続する忍耐力と、なんとしても実現するという心。このような人が存在しているなんて、嬉しくなりました。

2012/11/09

綿密な計画と大胆な決断。規模は小さくても目標は高く、熱い思いを相手に伝える情熱と真摯さ。常人ではなく天才なのかもしれないけど、絶え間ない努力の積み重ねなんだと感じた。
最後の柳井さんの解説が心にストレートに響く。
確かに本を読んで終わりじゃもったいない。

2012/11/04

シャープに自動音声翻訳機を買ってもらうところまでの話が面白い。出版をやるところのアスキーとの闘いもなかなか。ヤフーBBでのNTTとの闘い、ボーダフォンを買うところ以降の話はかなりニュースでも取り上げられていたのですでに知っている。

株主総会のときの孫さんの話している映像を見たことがあったが、すべてあんな感じなんだというのがわかった。

私心がないところがすごいと思う。タイトルの通り志が強い。やる気の出る本。

2012/10/31

①目的
日本のビジネスを牽引する孫さんの生い立ち、
さらには経営者としてのエッセンスを学ぶ。
→孫さん自身の考え方があまり記されておらず
残念であった。
②目標
孫さんの考えから、
ビジネスの成功に求められるエッセンスを見つける。
→ビジネス（ここでは主にブロードバンドの拡大、情報インフラの普及）の経過を詳細に書かれているものの、
俺が知りたいのは考え方であり同じく記述少
③投資する時間
２時間
→３時間
孫さんの生い立ちと近年の情報インフラ普及の活動中心。
第三者が記したこともあってか孫さんの考え方が少なく
読んでいてひきつけられなかった。
やっぱ自叙伝でないとおもしろくないな

2012/10/09

正直なところ、この本を読むまでは、孫氏を「思いつきで大言壮語をする人」と、少々ネガティブな目で見ていました。
しかし、それは、単に自分の発想のスケールが小さかったがために、孫氏の発想が思い及ばないところにあったがために「思いつき」と捉えただけであって、彼は一本筋の通った、スケールの大きい人物だと気づかされました。
その発想力・行動力を見習って、「自分も何か成し遂げてやろう」と駆り立てられる、そんな一冊だと思います。

2012/03/14

今でもよく考え、よく動くスタンスは変わらず、大義のために経済を引っ張る孫さん。大手なのにあのスピード感の理由は、すべて書いてあるかな。
ただ、孫さんが神のように描かれているのはちょっときになる。

2011/12/24

孫さんは誰よりも情熱をもって1番を目指しているから、どんなことでも挑戦でき、人を惹きつけることができる。

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツに引けをとらない英雄は日本にもいる。

父の三憲は、おまえは大物になると全身で褒めるから、自分はそうかもしれないと思い込むようになった。

二浪した弟との受験相談。負け癖をなくすために緻密な計画を立てる。1年を14で割り、1週間を9で割って予定を立てる。2つ程度の余裕をもたせ、できたかできなかったか記録する。完全にできなかったところは人間だから仕方ないと諦めるが、途中で諦めてしまったところはなぜそうなったか徹底的に分析して課題は何かはっきりさせ今後に生かす。孫さんは今日も1日を5分単位のスケジュールで生きている。

もっとも重要なことは3つのこと。1番目が志と理念。2番目がビジョン。3番目が戦略です。

覇権国家とはインフラを作れた国。ローマは道路を作り、大英帝国は海路を作り、アメリカは通信を作っている。

坂本龍馬の「日本を今一度、洗濯いたし申し候」と同じ気概をもつ。

不祥事はチャンス。嘘をつかず迅速に誠意をもって対応し、注目の集まっている状況でしっかりとビジョンを述べる。

2011/11/28

すごく志が高く、強固な意志で突き進んできたことはよく分かりました。ただ、何なんだろう、淡々と出来事が描かれていて感情移入できない感じは。最近読んでいないけれど、伝記モノはこんな感じなのであろうか。小説ではないからそういうものなのかなと、自らに言い聞かせつつありますが。

最後の解説にあった、柳井正氏の文章は痛いトコついていますね。

「孫さんのサクセスストーリーを読んで感動したり、刺激を受けたりするだけではだめ。孫さんがこういうことをやったのなら、自分も何かできるんじゃないかと考えて行動すること。」